91/98
1987年8月24日月曜日③
今は午後8時20分。非常にショッキングな事件が起きました。ホテルの私の部屋(2階)の窓の下に救急車が来て、けたたましいサイレン音を鳴らします。何だと思って、窓を開けて下を覗くと、何と、(明らかに)死体が2体も運ばれていくではないか。愕然としました。冗談じゃないよー!
これまで私はアメリカに来てからずっと、浮浪者は怖い、浮浪者は怖い、と何度も言ってきましたが、実際死体を(しかも2体)この目で見て、声も出ません。
銃声は聞こえなかったのでどのように死んだのかは分かりません。浮浪者とは関係ないかもしれません。
とにかく、生まれてはじめて、死体を2体同時に見て、明日からも私は恐怖に怯えながら、旅を続けなければなりません。本当に此処では、自分の身は自分で守るしかないのです。




