2025年11月19日水曜日②
餃子について(10年前〜続き)
名古屋に居を構えた6年くらい前から岐阜の実家に帰ることが多くなった。実家から戻ると、いつも作るのが餃子。家(製麺所)では、餃子の皮、ワンタンの皮を作っているのだが、この皮、シャレにならないくらい、うまい。両方とも調理が面倒だけど、皮を素揚げにして塩振って出しただけでも、いっぱしの料亭で一品として出てきても何だ不思議はない。また、大抵の人は本当にうまいワンタンを食べたことがあるのだろうか。子供の頃中華料理店で家のワンタンばかり食べていたが、ワンタンは充分主役でやっていけると思うし、脇役に押しやるのは忍びない。ワンタンはもっと世間に認知されるべきだ。
餃子の話。家で餃子を作る時は、焼餃子、水餃子、揚げ餃子を作る。どれも無茶苦茶うまい。が、どうしても焼餃子は店の方がうまいと思ってしまう。致命的なのは焼くのが鉄板かフライパンかの差なのだろう。
岐阜で食べた中で一番餃子がうまかったのは、加茂川さんという飲み屋だった。岐阜産業会館の向かいにあり、店主とヒゲの板さんの2人で切り盛りしていた。ヒゲの板さんの作る料理はどれも絶品で、中でも餃子は超人気だった。餃子の皮は家のを使っていたのだが、餡にも秘密があって(父曰く)鶏ガラスープを加えていたらしい。ヒゲの板さんは注文が入ってから餃子を包む。作り置きしないことで、よりパリッと感が生まれる。家の皮を使った餃子でここのを超える餃子を今まで食べたことが無い。ヒゲの板さんは私が社会人になって2年くらい経った時に亡くなっていた。(父から聞いた)。
広島支店時代で餃子がうまかったのは、清ちゃん。小ぶりな餃子を円盤型に焼く。と言うより、揚げ焼きにする。餃子の窪みの所にネギをたっぷり載せ、パクリ!ビール、グビっと!もう、こりゃ、たまらん!
!。先ほど晩飯で、妻が浜松まで(友人と)行って買ってきた餃子を食いました。新しく買い換えたばかりのティファールのフライパンで焼かれた餃子。店で食うのと遜色が無いくらい、うまかった!。(家の焼餃子は店のには勝てないという、前言撤回。)妻曰く、「餃子は熱々で、パリッとしてなきゃね」。同感です。




