2025年11月19日水曜日①
餃子について①
7月から晴れて失業者となった私は、(妻が働いている為)朝夕の食事を作っています。作り始めて最初の壁が、『今日は何を作ろうか』であり、基本、今食べたいものを作ってます。例えば、TVCMで栗原はるみさんのカレーを見て、うまそうだと思ったら(栗原はるみの)カレー。先日は同じくTVで博多の餃子と手羽先煮込みのセットがうまそうだったので、月曜日に作りました。娘達が小学生くらいまでは、実家に帰ると製麺所で作ってる餃子の皮を貰ってきて結構餃子は作りましたが、今回は人生で初めて、餃子の皮から作りました。
実家の餃子の皮は非常にうまい。前回の冷や麦の時にも書いていたが、うまい地下水と小麦粉で作ってマズくなる訳がない。焼いて良し水餃子にして良し、はたまた餃子の皮を素揚げして塩振ってパリッと酒のつまみ、今の時期にはそのまま鍋に入れても、とにかく、うまい!。ただ、最大の難点が無添加だけに日持ちがしないこと。子供の頃、家の(実家の製麺所)商品で一番のクレームが、すぐにカビることであった。無添加なんだからカビるのは当たり前。むしろカビないスーパーの餃子の皮は死んでも食う気にはならない。
という事で、手作りで餃子を作りました。打ち粉をあまり使わなかったせいで、ひっ付いたものを作り直して、多少もたつきましたが、無事手作り餃子と手羽先煮の夕食を作ることができました。味は、当然『うまかった!』(絶品)に決まっています。
前置きのつもりで書いたのですが長くなってしまいました。以前のエッセイに『餃子について』があったので載せます。
私は18歳までは岐阜(実家)、浪人で名古屋(代々木ゼミナールの寮)、大学は東京(下宿は3度変わった)、社会人となって最初が大阪。次に、横浜、そして名古屋で結婚。東京で娘が2人生まれ、家族で旭川、豊田、横須賀と渡り歩く。長女が中学生なったのを機に、名古屋に中古のマンションを購入、広島、現在の大阪は単身赴任である、という今までの流れだ。典型的な転勤族の流れで、祖母が宮崎に居たので、全国(四国を除く)食い歩いてきた。例えばラーメンで言えば、横浜家系ラーメン、旭川ラーメン、博多ラーメン他全国各地の有名ラーメンを人並み以上に食べてきた。ラーメンの話はいくらでもできるが、またの機会に。
私の趣味は昔から読書。中学の時から平均すると、週1冊のペースで40年以上、本を読み続けている。自分に文才があるとは思っていないが、定年退職したら、エッセイくらいは書きたいな、と思っている。
話が逸れまくったが、私の食生活について。結婚して娘が生まれてから、私の食生活は一変した。子供の時は(母が仕事で忙しく)外食ばかりで、成人して酒を覚えると外で飲み歩いた。正直、結婚して生まれて初めて『家庭の味』というものを知った。と同時に、自分の実家(製麺所)がいかに凄いものを作っていたのかもわかった。
妻は結婚するまであまり料理はしない人だったらしいが、私と同じく飲んべえなので、味はわかる。自分が料理を作って、マズいと許せない。だからうまい料理が作れるのだと思う。私も娘ができてから料理を作るようになった。カレー、けんちん汁、クラムチャウダー。チャーハンは中華鍋で煽れるので妻より私の方が、娘達にも好評だ。結婚して買った中華鍋は、今では使い込まれて良い艶を出している。あと、包丁も10年くらい前父から、10万円位する出刃と柳刃包丁を貰った。包丁を研ぐのは私の趣味の一つとなった。




