2008年1月31日木曜日
私の長女には2人の男の子友達がいます。TくんとKくんです。よく我が家に遊びに来ます。Kくんは体も小柄でおとなしく、長女の「いいなりちゃん」と化しています。たまに、泣きます。Tくんはスポーツマンです。サッカーをやっていてグランパスジュニアに所属しています。一度、Tくんが我が家に来た時、Wiiスポーツでテニス対決をしましたが、すごい接戦の末、私が負けました。(その後猛練習した結果、プロになったので今対決したら負けない自信はある。)ちなみにTくんの好物は大吉の焼き鳥。たまにTくん家族とうちの家族は大吉で出くわします。Tくんはスポーツ万能です。幼稚園から小学2年まで運動会の徒競走と校内マラソン大会では負け知らず。しかも毎回ぶっちぎりだそうです。
そんなTくんと長女は、先週の日曜日、三好町マラソン大会小学生低学年(1.2.3年)の部に出場しました。朝、Tくん家に車で迎えに行くと、Tくんは既に戦闘モード。Tくんの顔面は蒼白で、無言のまま精神統一して車に乗っています。Tくんママの話では、運動会やマラソン大会の前日は興奮して眠れなくなり、食欲も減り、吐くこともある(!)位緊張するとのこと。小学校2年生とは思えない自分へのプレッシャーの掛け方に、びっくりすると同時に、感動すら覚えます
9時に会場入りし、10時に小学生低学年の部(2km)男女混合300名のスタートが切られました。私はスタート地点から50m程のスタンドから見ていたのですが、300名の一斉スタートの為、ほぼダンゴ状態で、Tくんは中盤から少し後ろ、長女はビリから5番目といった位置取りが見えました。中盤のTくんに「がんばれー!」と声援を飛ばし、ほぼビリの長女に「ちゃんと走りなさい!」と檄をを飛ばしました。Tくんは集中して無言で通り過ぎましたが、長女は「パパー!」とこちらに手を振る始末。Tくんの健闘を祈りつつ、長女に対してはこの時点で諦めました。
結果は、長女は私が諦めていたにも関わらず、その後意外な頑張りを見せ、3年の子に交じり女子で58位。最初から真剣に走っていればもっと上位もあったかもしれないと思わせる好結果でした。本人も「来年10位以内なら何か買って」と、既に来年の入賞を見据えた自信満々の発言をします。一方、Tくんは、・・・。16位でした。木陰でうずくまり号泣するTくん。我が家の誰も声を掛けることができませんでした。Tくんは群衆に揉まれスタートダッシュできず、経験も能力も高い3年生に最初にかなり差をつけられてしまった為に、後半の追い上げが及ばなかった当然の結果であり、それで16位は大健闘、立派な
もんだと心から思います。しかし、今まで1位しか取ったことのないTくんにとって今回の16位は、敗北以外何物でもなかったようです。
私はTくんに、声を大にして言いたい。「泣くなよTくん。がんばったじゃないか。今回1位じゃなくても、来年1位になればいいじゃないか。がんばれ、Tくん!」。




