2008年5月14日水曜日
昨日、営業車でラジオを聞いていると(基本は、FM愛知。好きなDJはくろちゃん)、夕張メロンの初競りがあり2玉250万円の値が付いた、とのニュース報道がありました。またその中で、購入した札幌の業者が夕張の為に何かできないかと考え購入したというコメントがあり、運転しながらアレっと、違和感を感じたのでした。私は昨年まで旭川にいて、夕張界隈の地元ならではの情報にも精通しているつもりです。確かに、夕張市の財政は一度破綻しました。それは、夕張炭鉱の破綻が直接の原因であり、そこから炭鉱に代わる財源を模索し試行錯誤(成功したのは夕張メロンのブランド化くらいで、観光客誘致のいわゆる第3セクターはことごとく失敗)した結果、赤字が膨れ上がり財政破綻したのだと私は思っている。
財政破綻したのはあくまでも夕張市であり、責任も市政にあった。では、例えば、夕張メロンを作っている農家はどうか。昔は病気でもならないとメロンなど食えませんでしたが、今や金持ちの中国人やアラブ人がこぞって日本のメロンを買いに来ます。夕張メロンはその中でもブランド化しており、海外では人気ですし、日本でも東京の高級料理店が買い漁ります。一つの光景があります。夕張市の国道を走ると、広大な土地でメロンを栽培している光景が良く見られます。そんな国道には多数の農家直営のメロン販売所があります。観光バスは、それぞれ契約している販売所の前で休憩します。
そこでは、カットメロン(1/16個)が250円程度で販売されています。これが、飛ぶように売れます。おまけに1個2000円位のメロンを「安い、安い」と箱買いし、宅急便で送っています。一方当時地元民であった私は、毎週スーパーの折り込みチラシをチェックし、1年中で最安値だと思う1箱(4玉か5玉)3980円になったその瞬間に買いに走ったのでした。(自宅用、私の実家用、妻の実家用の3箱)。もちろん、その週には、メロンを半分に切ってスプーンで食べる、『王様食い』を満喫したのであった。
私が言いたいのは、いかに夕張メロン農家がぼろ儲けしているか、にもかかわらず、夕張は相変わらずかわいそうな町だと思われている、という事です。実際、小学校の給食費を払っていない人もいたのも、その中で生活保護を受けていた人がいたのも知っています。でも、私には、全員が全員、本当に給食費が払えない、生活保護を受けないと生活できない人であるとは、到底思えない。そんなズルい人にはサラリーマンとして、猛烈な怒りを感じます。確かな、裏情報もあります。例えば、先ほどの農地直営の販売所のカットメロン、ちゃんと申告しているのでしょうか?おじいさんがメロン作って、子供が無職で生活保護受けて、孫の給食費払わないで。でも、レクサス乗って、年に2度も3度も海外に行って。世の中おかしいです。




