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2007年12月11日火曜日①

 本日の日経新聞トップ『米サブプライムで証券各社損失拡大』が大きな記事で見落とされがちですが、14.15面のM銀行の投信手数料0円キャンペーンとネットで最大5万円ギフトキャンペーンの広告に私は衝撃を受けました。サブプライムの問題は、こちとら投信100万円あたり3万円の手数料を必死になって稼いでいる時に、1発で数百億の損失が出るなんて、本当にハラワタが煮えくり返る思いです。ボーナスが思いやられます。

 M銀行のキャンペーンについては、対象ファンドを500万円以上買い付けると手数料が0円で、最大5万円のギフトカードが当たるかもしれないというもので、かなり大胆な企画です。では、手数料が0円だからといって皆が皆M銀行に行ってしまうのでしょうか?そんなことはありません。

 ここで昔O部長から聞いた、『すっぱいミカンを売る話』が参考になります。普通誰でも、すっぱいミカンなど売れないと思いがちです。でも売らなければならなくなると、セールストークが過剰になっていきます。遂には、すっぱいミカンだとわかっているのに甘いミカンとして(嘘を付いて)売ってしまいます。そうすると、買った人から嘘だとクレームが付くし、ますます売れなくなります。そこで、発想を転換します。

 つまり、例えば私のように太っていて、いかにも体調の悪そうな人に、「このミカンは、もの凄くすっぱいので、唾液がいっぱい出ることで胃腸の働きを良くしますし、ビタミンCも取れ、健康になれますよ。」というセールストークであればどうでしょう。購入意欲が出てくると思いませんか?投信であれミカンであれ、その人にとっていかに有効なのかをアドバイスすることが重要なのであり、そのアドバイスの対価が手数料である、という事なのです。これからは、すっぱいミカンを合い言葉に営業していきましょう。

ps

O部長は金曜日の午後、急遽名古屋NO1のコロッケの店に部長車で立ち寄り、今晩の夕食を買っていました。今晩は家族で名古屋NO1コロッケでパーティー?経費じゃなく、私費なら問題ないけど。何か嫌だった記憶があります。

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