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2007年6月21日木曜日

昨日の訪問営業日誌

1.59歳男性

　午前10時頃、先方から電話があり、「新聞に8.4％のランド債が載っていた」とのこと。「以前からご案内してるじゃないですか。」と言うが早いか飛んで行きました。南アフリカ・ランド債を買ってくれると思い、懸命に説明していると、フンフンと熱心に聞いて下さります。「それではご購入頂けま・・」まで言いかけた所で、突然、「実は俺、先月死にかけてなあ。」「え？」で話は別の方向に。仕事中に、急に血を吐いて倒れ、救急車で病院に運ばれたところ、急性胃潰瘍であった、とのこと。話は1時間以上脇道に逸れ、結局「ランド債は？」「考えておくよ」で終わってしまいました。

2.64歳女性

　いきなり電話が掛かってきて、「あなたが担当なの。担当なら挨拶に来なさいよ」「行きます」で、お伺いしました。家は昭和区にある結構古い洋館で、敷地も広く、ご夫婦で住むには広すぎる感がありました。話は意外と和やかに進み、最後に私は、「広いお住まいですねえ。ご相続も大変でしょう？」とお聞きしたところ、「実は今5億円で売りに出してるのよ」と意外なご返事。「売れたらあなたの所にも少し預けるわ」と言われ話は急展開に。急いで帰って課長に報告すると、「あのあたりだとせいぜい1億ちょっとかなあ。」と即答され、喜び勇んで報告した自分が恥ずかしくなりました。おしまい。