14-7 高校見学
序章ストーリー回収(目線違い)
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中学3年生7月某日。
幼稚園から一緒のご近所の情報通ママ友が、近隣の私立の学校説明会に行ったとの事。
優秀な成績なご子息みたいだ。
名門私立大学の名前を関する学校だけあって偏差値も高い。
金太郎の成績なら受かるだろうが。
一応行けるだけの貯金は有るか調べる。大学迄あるし財形崩すしかないけどな。
妻から私も働くから~との声もかかるが本当に働くかは怪しい。
少ない勉強で最大効果を得られるよう幼児教育をした影響で金太郎本人は
あまり熱心に勉強しないから、この方向も考えないとな。
中学まで出来ても高校で勉強しないで落ちていくやつは沢山いる。
同じように勉強しても、必死に勉強しても理解できずに落ちてしまうやつも居る。
それだけに、高校受験時点で楽に受かる実力でお金がどうかなるならなら
後々後悔しないよう本人の意志で選ばせたい。強い意志がなければ受験くらいは
させたい高校だ。
その高校に高校で受かって行かなかった奴の半分は大学では受からないからな…。
ネットで調べると学校見学には予約不要。
駐車場の台数が限られるから電車が良いとは書いてあるが早めに行けばいいな。
これから始まる受験の前に高校について知るのはとても役立つし頑張るきっかけに
なるからね、お友達も行ったみたいだし受けるみたいだよ。と金太郎を誘い出す。
ヤル気なさそうだけど行ってもいいよ・・と言ってるし説明会の出席を決定。
最寄り駅から学校まで小高い丘を説明会に向かう人が連なっている。
小高い山の上の学校で、
「学校に行くのに坂を登るなんてドラマみたいだねー」
とは妻の言葉。
坂を切り返し登っていくと木々に囲まれて参道のようだ。
部活帰り風の高校生が楽しそうに擦れ違いで帰って行くのが眩しい。
10分も歩くと4,5つの建物と体育館風建物が見えてくる。
「大学みたいな空気が流れてるねー。でも勉強より遊びが楽しそうだなこりゃ」
広い校舎に研究棟のような大きな建物がボンボンと立つのはまるで大学で羨ましい。
体育館に戻ると先生と坂道系の正統派JKがこちらですよと案内してくれる。
整った綺麗な顔立ち、健康的でハキハキと笑顔で対応する様はまさに理想の娘像。
「育ちの良さそうなお嬢さん方が多いなー。」とか「大事に育てられてる感じがするねー」
とか言葉を選んで表現する。かわいい子が多いとかは言わない。
妻も金太郎も好感度が高いようだ。
体育館に入る前に願書販売210円の表示があり、買うか?と尋ねてウン言うので即購入。
説明会の会場に入ると1500名くらいは居るのだろうか。案内された場所のパイプ椅子に3人並んで座り、説明会開始まで時間があるので学校案内渡す。
勉強・部活・寮生活と楽しそうな高校生活が写されており楽しそうだね。
と話かける。
説明会が始まった。本学の学院長(校長)らしい。暫くはテンプレ話かなと思ったが違った。在校生が希望して受験生にエールを送ってくれるとのこと。
<フレーフレー受験生!フレーフレー受験生!フレーフレー受験生!>
学ラン姿の応援団長の周りにはチアガール。
溌溂としてどこかの清涼飲料水の宣伝のようだ。
その後、学院長から学校説明が始まった。
本学は遠方からも来る方が多く、通学に2時間くらいは普通です(ふんふん:多分多くの人が聞きたいのか、周りの心の声が聞こえるようだ)。新幹線を使って1県どころか2、3県隣から来る方もいます。新幹線を使わずに鈍行で来てる方も多いです。全世界からの学生を預かっています。通えない人は寮があり住んでる方もいますが、残念ながら人数には制限があり遠方の方が優先となっています(ほほー)。
あと本学の学生は、とても優秀で論文なども提出して活躍してる人もいます(へー)。本高校に入ると本大学のネットワークに組み込まれ、余程のことが無い限り100%本大学へ進学です。
ほーそっちか。大学受験はほぼ無い学校なんだね。
金太郎の様子を伺う。なんか目線が‥‥しっかりしていないぞ。想定外なのかこれ。
学校の部活風景も観て行ってくださいとのことで体育館を出て、テニス場、野球場、サッカーグラウンドの横を通り校舎に向かう。部活動では爽やかな汗を流してる高校生眩しいのだが、金太郎はずっと暗くて沈んでるようだ。
校舎に入り茶道部の場所で「お父さんこちらですよ。」女子部員に言われてそのまま付いていく。こんな娘が居たらと思うとデレデレだな…。
お茶を飲みながら、この学校…受けるならいいし大学受験時の滑り止めに受けてもいいなと思える。
「いい学校だな。」と金太郎に声を掛けたのだが曖昧な返事でしっくりこない。
金太郎はぷらりと校舎一人旅に出かけるようだ。
面倒だが後ろから付いていくと、教室では見学用に数学の授業をやってるように見える。
化学の実験室や情報の教室など綺麗だ。
1時間位で帰宅する人が多いのか人が減ってきた。
「何を食べて帰ろうかな~お寿司かなあ?〇〇〇△△△□□□□・・・・・・・・・・・・・」
フジ子ママの提案の受け、お寿司を食べた後の帰宅となった。
帰宅後。
金太郎からは「受けない」と完全なる拒絶。あちゃー。。。
公立高校の滑り止めで良いじゃんと言えば、
「偏差値8も上で滑り止めにならないし、公立高校なら100%受かる。」
受けるだけでいいじゃん…と言ったのだが完全否定となった。




