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シャボン玉

作者: Tsuna
掲載日:2020/07/28

「シャボン玉をしない?」

唐突に、何の脈絡もなくその言葉は発せられた。

しかし、そんなにやりたそうには見えなかった。


「この年になって?」

私は思わず聞いてしまう。


「いいじゃないか」

返ってきた言葉には理由はなく説得力もなかった。

だが、私は結局押し流される形で、シャボン玉を風に流した。


最後に来たのがいつかも思い出せない公園でシャボン玉を吹いた。



「シャボン玉って何が楽しいんだろうね。」

しかし、その言葉を言い終わったあと、しばらくしてまたストローを咥えてシャボン玉を吹いた。



二人して吹いた。

視界を虹色で埋め尽くした。



幼い頃はシャボン玉を割ることも、作ることも好きだった。





黙々と、シャボン玉を吐き出す。

それは幾らか空を遊んだ後、地面にぶつかってぱしゃんと割れた。






空気を入れて膨らませて、膨らませて、膨らませて。

すぐ、割れてしまいそうなシャボン玉が出来上がった。

こここういう表現のほうがいいのではとか、意味わかんねーといった感想があれば言っていただければ幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] しゃぼん玉の儚さが際立つ筆致 「この年になって?」って台詞がとても好きです。
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