表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/75

プロローグ

 目の前に広がる一面の青。

 見上げた海面には太陽の光がゆらゆらと揺れている。


 平時であれば綺麗だと言えるその光景に、私は唯一の助かる道だと死にもの狂いで手を伸ばす。


 だが必死の思いとは裏腹に遠ざかる海面。視界を埋め尽くす空気の泡。


 もがいて、もがいて、それでも海面に辿り着くのは口から出た泡だけ。


 やがて泡も無くなり、音も無く、静かな海へと戻っていく。


 伸ばした手の先から力が抜けていく。それが私が最期に見た光景だった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ