ネタばれの無い人物紹介
◎ 主人公 ◎
-メディエ-
トランプ・ワールド・アドベンチャーのキャラクター。
男キャラだが、重度の男嫌いの為にショタになる。シーフをイメージしたスキル&ステータス構成を持つ。特に窃盗はお気に入りスキル。TWAではフィールド切り替えで装備は復活するので、”全裸ン”と呼ばれる全装備窃盗行為を繰り返していた。この世界でもTWAと同じようにケモミミ装備を乱獲していた為に(彼にとっての)悲劇にあってしまった。パッシブスキルにトリックスターを持つ愉快犯。
-セシル-
トランプ・ワールド・アドベンチャーのキャラクター。
メディエに付き合ってショタになる。メイジ(魔法使い)をイメージしたスキル&ステータス構成を持つ。表題の人間不信はこちら。上手い話には裏がある、悪魔は天使の顔をしてやってくる、というのが信条。NPCは敵キャラ。TWAのメインクエストクリア済みのため、使えないスキルを沢山習得しており神託はその中の一つだった。パッシブスキルに冷静沈着を持つため、感情の動きが小さくなっている。
○ 勇者パーティメンバー ○
勇者を中心に行動する予定の、魔王を倒すことを目的としたパーティ。王道のストーリーをこなしていくのは、プロット的に無理。
-ヒイロ-
神託によって選ばれた勇者。どちらかというと脳筋的で物事を深く考えない。興味ある事にはぐいぐいつっこんでいくタイプで、基本善良なだけたちが悪い。
-聖女-
神の言葉を聞くスキルを持つ聖女。一世代に一人しかもたないと言われる貴重なスキルと、百年に一人の美貌により、多くの信仰を集める女性。彼女のなした奇跡は両の手に余るほどだと言われている。特に”始まりの奇跡”と呼ばれる、神殿内の大粛清は知らないものがいないほど。
-アレフ-
王都に突如として現れた魔獣を退治した英雄。騎士としては強くは無いが、十日間の地獄のしごきにより、大幅にレベルアップをした。実家のノールトン男爵家は、アレフの活躍により子爵に陞爵することとなった。
-トルク-
聖剣を召喚した魔術師。実はかなりの高齢で、王宮魔術師のトップでもあった。若者への指導は厳しく、ぎりぎりまで魔力を絞り取った上での薬湯――超にがい――は、悪夢のコンボとして、弟子達に恐れられている。己が天才肌であるために”苦労する”ことが理解できないところがあり、せっかくの助言が空回ることもしばしば。この度、その魔術の腕を生かすために、勇者の旅に同行する。
-ナル-
王都をメインに行動するシーフ。神速の黒豹の異名を持つ。仕事の為にメイド服を着ていたのであって、趣味ではないと言い切る。己よりも”速い”者の存在が信じられなかった。彼を探すために、無理やりパーティメンバーに加わるのだが――まさか”オレ様”がパーティの調整役になろうとは、加入時は思いもしなかったのだった。
● ライバルパーティメンバー ●
王子を中心としたパーティ。勇者の取りこぼしたフラグを回収することを目的とした、いわゆるライバル組である。戦力的にも申し分なく、勇者の選択次第ではラスボスにもなったりする――設定である。この話では王都は無事なので、安心安全。
-ノア-
庶子の王子。継承権は放棄しており、冒険者として国内を旅していた。幼い頃、リヴとの出会いをきっかけとして、それまでの生き方に疑問を持つ。妾腹だったことと、出来が良かったことから、周囲の反対がほとんど無く王位継承権放棄に至った。前衛職であり、細マッチョである。
-ルリ-
伯爵家の娘でノアの婚約者だった。家の道具として幼少期を過ごすが、ハーヴィとリヴに出会って、人としての感情を育て始める。ノアとの婚約解消後は初恋だったハーヴィと結ばれる。
-ハーヴィ-
魔術師。先代聖女の母と大神官だった父の間に生まれ、強い魔力を持つ。物心付く前に両親を亡くし、兄弟二人で暮らしていたため、ひどいブラコンに育つ。伯爵家の娘と出会って、”ルリ”と名前をつけた。二人の仲は順調に進み、伯爵家に裏から圧力をかけることで、めでたくゴールイン。家族がいれば幸せな人。
-リヴ-
動くバットエンドフラグ。神官であるため、自己犠牲魔術で死亡するルートが非常に多い。王都を襲う負けイベント(複数)で、戸惑い無く己を犠牲にし、物語をバットエンドへと導く。頼むから大人しくしていてくれとは、他三人の共通意見である。まっちょ――というより、ボディービルダー。
■ その他 ■
物語に関わったり、関わらなかったりする人々。味方と敵、無生物もここ。
-ディーノ-
騎士団副団長。一般から募集した騎士達の元締め。ノア達とは幼馴染で、迷惑をかけたりかけられたりしている。先代騎士団長を尊敬しており、彼に追いつくために騎士になった。先代団長が姿を消してからは、彼に頼まれた現騎士団長の補佐も行っているため、非常に忙しい。自分よりも年下のハーヴィが結婚したのを、歯軋りしながら祝福した過去もある。
-ピアニー伯爵-
ルリの父親。他にも子供は沢山いる。ルリがどこの馬の骨とも知れない者を結婚相手に連れてきたときは反対したが、ハーヴィの説得に負け、結婚を許すこととなった。その後は一転して、ハーヴィを”婿殿”と呼んで優遇しているのは、説得の効果なのか被虐趣味があるのか。真実は定かではない。
-ヴェラ・ヒアシンス-
推定死亡。兎人のご令嬢。もっと独善的におしつけがましいところを書きたかったので、残念。
-ミーナ-
薬師見習いの女の子。勇者にあこがれて、彼への伝令役に立候補した。町々に先回りしている、セーブポイント管理者――が元ネタ。
-先代騎士団長-
王家への忠誠心にあふれた、騎士の中の騎士、とは副団長の言葉。攫われた姫を救うために、後事をディーノに任せて国を出る。その後、彼の姿を見た者はいない。
-魔族-
魔獣・魔人・魔王、その総称である。彼らの生態はなぞが多い。しかし”魔王”が存在するのは確かであり、魔人達は魔王を恐れ敬っているという。
-聖剣-
その身をもって主人公ズを逃がすことに成功した、物語の立役者。異世界の聖属性の剣であるが、この世界の誰も抜くことができない。その理由は所持者がセシルのままになっているからである。TWAではPCへの窃盗スキル使用の対策として、ちゃんと手順を踏まないと武器・アイテムの所有権は移動しないのだ。
-オラファーブ-
最高神。この世界を創り、見守り、いつか滅ぼすといわれている。創造と破壊、聖と邪を併せ持つ神。全ての父であり全ての子であるとされる。




