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night_stardust  作者: 便座から伸びる手の持つ大きな剣
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ぱられるわーるど

あざみ野にて…

「うん、大体は出来たね。

僕が三年前に作り始めた巨大ロボ「ゴッドオブキッズ」のボディが。」

何と、ヒカルはヒカリにも見つからない場所でとてつもなく危ないロボを作っていた。

その、外見はどう見てもあのネズミにしか見えない、色々な意味で危険な物だ。

「さて、後はこれの性能をきっちりと、テストしないとね。

他の人達みたいに自爆は嫌だし。」

これを説明するのはかなり難しい、まあ、胸の部分に核ミサイルを発車する装置があること以外を説明するのは難しいのだ。

まあ、これが実戦で使われるのはまだ先だが、こんなのが使われたら世界は放射能で溢れるのは間違いない、まさに核兵器そのものである。




色んな意味で。

そんなヒカルの元に、千早がやって来た。

「!!」

ヒカルは急いで御客をもてなす部屋に行った、千早にこれがバレる訳にはいかない、そう、ヒカルだけの秘密なのだ。

「やあ、千早さん。

今日は一体どんなご用で?」

「うむ、お前にまずは聞こう。

サイボーグと言うものに興味があるか?」

「サイボーグ?

ああ、人間の体を機械で強化するんだよね?

あれを一からやってみたいなって思ったりするよ。

でも、その話を持ち出してどうしたの?」

「うむ、なら、コイツをサイボーグ化してほしい。

心なき、私の命令のみに従う兵器ってところだ。」

そう言った千早は例の不審者の遺体を差し出した。

何と、死体をサイボーグにして甦生するのが依頼なのだ。

「死体!?

ちょっと待って、死体をサイボーグって、僕には無理!」

「なら、今日はここに泊まっていこう、そしてヒカルきゅんは私の抱き枕になってもらう。」

「それは、もっといやだよっ!」

「ならばやるのだ。

この件に関しては君だけが頼れるのだよ?」

ヒカルは少し悩み、その結果。

「成功は保証しないよ?

それでもいい?」

「ああ、勿論だ。

それに、君の持つ技術力なら可能であろう?

何せ右腕をサイボーグ化させた男何だからな。」

衝撃的発言だった、ヒカルの右腕はサイボーグなのだ。

これは星影兄弟と波奈崎兄弟だけが知る秘密。

でも、何故サイボーグ化させたのか?

それは別の機会に語るとしよう。

こうしてヒカルはサイボーグの製作を行うことになった。



葵の部屋…



「全く、リトバスは最高だよ。」

と葵は同人誌を読んでいた、彼は基本的に自分の部屋でゲームしたりアニメ見たり、パソコン弄ったり薄い本を読んだりと、まるでダメな人な12である。

そんなときに

「葵君?

遊びに来たよ!」

ヒカリがやって来た。

「いらっしゃい。

この部屋、君以外にお客さんって来ないんだよね。

まあ、ゆっくりしていってよ。

少し待ってて、お茶を出すから。」

葵は部屋の奥へ向かった、そして、自らの特権で空間に穴を開きそこからお茶を出した。



一方でどこかの寿司屋

「あれっ!?

お茶が消えた!?」

お茶が消えてパニクるお客さんがいた



葵の部屋…

「はい、ヒカリちゃん。

熱いけどお茶だよ。」

葵は盗んだお茶を出した。

まさに外道

そんな葵はこんな話を始めた

「ねえ、ヒカリちゃん、ぱられるわーるどって知ってる?」

「ぱられるわーるど?」

「うん、僕が知ってる知識じゃ、枝分かれした世界の事を言うらしいよ?

例えば、誰かが車に轢かれそうになるよね?

これで、轢かれるか轢かれないかで世界が分岐するんだよ。

これで出来た二つの世界をぱられるわーるどっ言うんだ。

ヒカリちゃん、君の特権なら、そこに行けるんじゃ無いかな?」

「え?

私の特権で?」

「うん。

君の特権、確か「時の特権」だよね?」

それは全ての時間を意のままにする特権である。

これを使えばパラレルワールド、即ち平行世界への干渉が可能なのだ。

「でも、葵君の特権でもパラレルワールドに行けるんじゃ…」

「うん、行けるよ。

平行世界って言う空間に入るからね。

でも、僕が知りたいのはそこじゃ無いんだ。」

「え?」

葵は真剣な眼差しで、こういい放つ

「僕が知りたいのはね、そのパラレルワールドがどうやって生まれたのか?

そこに興味があるんだ。」

「つまり、時を越えたいの?」

「うん!

でも、それは僕の特権じゃ出来ないんだ。

僕が作れない空間、ワームホールに入ることが時を越える方法だから。

でも、君が協力してくれれば…

出来るかもって思うんだ。」

「うん…

私もできるなら時を越えてみたい。

葵君は御兄ちゃんと同じくらい大切だから。」

「ヒカリちゃん?」

葵は顔を赤くした。

そう、読者に言っておくと、光凪葵は星影ヒカリの事が好きなのだ。

「葵君?

顔赤いよ?」

そう言ってヒカリは葵の顔に触れた、葵は煙を出して倒れた。

「葵君?

どうしたの?

葵君?

葵くーーーーーーん!?」

葵は気絶していた。

「取り合えず、時を越える方法、探してみるね。」

ヒカリは葵の為に準備を始めた。

それは、タイムワープの為の準備である。

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