良く会う二人
ヒカルに呆れないで
「カレー食べよう。」
突然ヒカルはこんな独り言を呟いた、てなわけでヒカルにとって行き付けのカレーの店に行くことにした。
カレー店、妥協カレー、ってお店。
ここがヒカルの行き付けの店だ。
ヒカルは突然の思いつきで行動することが多々ある。
今回の場合はカレーが食べたくなったから、たったそれだけの理由で妥協カレーっていう店に向かった。
店の扉開いたその先には?
「あれ?ヒカルさん?
最近良く会うね。」
「あ!
お兄ちゃん♪
会いたかったよ♪」
葵とヒカリがいた。
「どうしてここに君たちが居るんだ?」
「答えないって言ったら?」
葵はヒカルにこう返した。
そしたらヒカルの口からとんでもない言葉が放たれた。
「その場合はA国の主要都市に爆弾攻勢を仕掛ける!
それでも答えないなら、R国にミサイルによる核攻撃を迷わず行う。」
「え!?」
「なっ!!」
ヒカル、恐るべし、こいつはやると言ったらやるから質が悪い。
こんな脅しレベルの事を言われた葵は
「ただ、僕はヒカリちゃんとお昼を食べてたんだ。
本当だから核は止めて!」
「じゃあ、ヒカリ、君に聞くよ?
葵の言うことは本当かな?
答えないなら、ワカルヨネ?」
「葵君の言ってる事は本当!
信じて…
信じてよぉ…」
「うん、本当っぽいね。
ヒカリは僕にたいしては嘘をつけないからね。」
ヒカリの言うことは本当だ!
いくらこの作品で最強の二人の片割れでも。
彼女は大好きな兄に嘘をつけないのだ。
なんというブラコンw
まあ、ヒカリのお陰でA国とR国は助かったのだが。
過激すぎる。
「とりあえず僕は妥協カレーを食べるよ。」
「奇遇だね、僕たちもだよ。
まあ、折角会ったんだし、一緒に食べよっか。
ヒカルさんの奢りで。」
「10000円払ったら奢るよ。」
無茶苦茶だ、ヒカリの兄は無茶苦茶だ。
奢るのに金を要求するのだ。
なんて酷い人なのでしょう。
まs、結局三人の自腹で妥協カレーを食べるのだが。
ヒカルは食事中、こう思っていた。
「(僕は、自分の命を守るために黒虎に立ち向かう事にしたんだよな…
ん?
あの時葵は「自分の命とあざみ野」の二択で聞いてきたな。
しまった…
嵌められた。
グリモって奴とアイツに巻き込まれたんだ。
なんてこった。)」
ヒカルは内心騙された事に気付きつつ食事を済ませたのであった。
一方科学第三都市渋谷にて
男が商売をやっていた。
「はーい、よってらっしゃいみてらっしゃい、美味しい美味しいまんじゅうだよぉ?」
明らかに怪しい男がまんじゅうを売っていた。
そんな男に一人の少女が声をかける。
「ねえ、貴方、ここで何をやってるの?」
「ああ、商売っすよ。
まんじゅうを売ってるんです。」
「じゃあ、責任者に許可…
とった?
ねえ?」
「へぇ…
許可が必要だったんすか。
じゃあ、責任者呼んできて下さいよ。」
「目の前に居るわよ。」
「そうっすか…
なら、あんたをぶっ殺してこの町を乗っ取ってくれる!!」
男は少女を殴り付けた
少女は当然女の子だから、3m程度吹っ飛ばされるが…
「これで終わり?」
「何?
!!」
男の心臓部分に物凄い圧力がかかった、それはまるで心臓を手で握られてるような感覚。
「普通に許可を取れば良かったのにね。
貴方が悪いの。
私は何も悪くないわ。」
「ぬががっ、し、心臓が潰れ…」
男の心臓は潰れた
その時の断末魔が
「たっ…」
パーンっていい音を立てて男の心臓は潰れた。
当然心臓が潰れた男は死んでいる、吐血以外に血が出ずに、その死体は渋谷の町で。そして少女は、電話をかけた。
「もしもし?優輝ィ?
人がそこで死んでいるから処理しといてぇ?
分かった?
じゃあ、宜しく。」
少女は電話を切った
Tシャツ姿の少女の名前は 亜澄 瑠奈。
カツ丼が大好きな彼女は、あざみ野の妥協カレーのカツ丼を食べに来ることもある。
そして、彼女は今日このあとあざみ野へ向かう予定がある。
そう、妥協カレー店のカツ丼を食べに行くのだ。
あざみ野…
「ふぅ…
食った食った。
じゃあね、葵。」
「うん。」
「葵君、私、一旦お兄ちゃんの所に戻る。
でも、また、会いに行くからね。」
「分かった。」
そんなときに、瑠奈が来た。
「あれぇ?ヒカルじゃーん、貴方も妥協カレー店のカツ丼を食べたんだね?」
「いや?カレーだよ?
やっぱり君はカツ丼が好きなんだね。」
ヒカルは鼻で笑っていた。
そして、その場を去った。
「(さて、僕はあれの開発を進めないとね。
あらゆるメディアの粋と僕の持つ科学力と技術を集めて、「ゴッドオブキッズ」計画の開発を。)」
何か危ない計画を練ってるヒカルがそこにいた。
葵の部屋…
「暇だね…
次はどうやって二つを振り回そうかな?」
葵は色々と凄い、でも、ヒカリが居ないと、独りぼっちである。
ただ、そんな葵にも千早の性の矛先を向けられているのは、読者しか知らない。
葵は結局12歳の可愛い少年なのだ。