準備
葵と侖が再戦を約束した日の翌日…
ヒカルは葵との約束が有るのだが、千早の命令で西日本に向かっている、彼はおもいっきり忘れているのだ。
「やあ、準備出来たよ?」
葵が現れた。
「準備?
何の事?」
「惚けないで、例のあれの動作テストをするんじゃ無かったのかな?
ほら、3日前に。」
「そうだった、じゃあ今からお願いできる?」
「構わないよ、それっ!」
葵は地面以外何もない真っ白な空間の入口を開いた。
「ここで思う存分暴れてくれたまえ。
建物やらモンスターやら用意してほしいなら、僕を呼んでよ。
ヒカルさんの頼みならできる限り応えようって思ってるからさ。」
「うん。
協力、ありがとう。
ところで一つ、聞いていい?」
「何?」
「もう告白したかい?」
「いや…
その話何だけどね…」
葵は昨日黒虎の幹部らしき少年、侖について話した。
「なるほどね。
3日後に正々堂々と闘い、勝てたら告白するのか。
千早さんは厚木とか言う奴に襲われたから…
幹部って何人居るんだろ?」
「さあね?
僕にはよくわからないよ。」
一応読者に言っておくと三人である。
三人である。
大事なことなので二回言いました。
そこから6時間後…
「ありがとう。
問題点がだいたい分かったよ。
それを修正することにするよ。」
「役に立てたなら良かった。」
そうして葵はヒカルを外に出した、そしてヒカルはコンピューターを用意して、問題点であるプログラムを修正することにした。
ついでに、例のプログラムを完成させる作業にも取り掛かり、そして、動作テストも共に。
一方…
瑠奈は千早にジェット機の完成を報告した。
「千早さん?
出来たよ?」
「ふふ…
よくやったな。
と
言いたいところだが、野暮用が出来てな、すぐにそれを使いたい。
燃料を入れてくれるか?」
「あ、はい。
わかりました。
それには今日一日かかりますよ。
構いませんか?」
「出来るだけ早く頼む。
出来ないなら…
解るな?」
千早の威圧的な目付き、それは東日本じゃ最も恐れられる物である。
千早は東日本で最も綺麗で最も怖くて最も頼れる人なのだ。
そして瑠奈は急いでジェット機に燃料を入れに行った、それも大急ぎで。
一方…
「あーあ、今日も暇だ…」
一人の男が居た、その男の電話機に電話が来た。
「もしもし?」
「私だ。」
「げえっ!!
姉御ォ!?
きょ、今日はどんな野暮用で!?」
「貴様に飛行機の操縦士を任せようと思ってな。
京都まで飛ばして欲しい。」
「西日本ですかい!?
いやいや、何でそんなところに!?」
「貴様には関係ない、私が西日本に行きたいのだよ。
仮に出来ぬと言うなら私が貴様を抹殺する。
おk?」
「わ、分かりやした!!」
「いい返事だ、では、明日か明後日に頼むぞ?」
「へい!」
男は電話を切った。
その時…
「中々良いことを聞いたよ…」
後ろに別の男が居た、そして千早と電話していた男はその男に心臓を一突きされて、即死した。
「この機長に変装すれば、奴に近づけるよ…
波奈崎千早…
かならずお前への復讐を果たす。」
男の招待はメルである。
彼は、この機長に変装して、千早に近付く事を計画した。
うまく行ったかどうかは、後に語られるだろう。
だが今は語る時ではないので、千早の方に戻る。
「ふむ、操縦士はどうにかなりそうだな。
まあ、奴はSkypeで知り合った故、顔を知らぬのだが…
奴は東日本の人間だ、まあ大丈夫だろう。」
「姉ちゃん、Skypeで知り合った人雇ったの?」
「そうだが?
何か問題でも?」
「大有りだよ!
ネットで知り合った人って実物とネットで姿が違うんだよ。
そんな事も知らないの?」
「知るか。
私は奴がパイロットだって言うから雇ったのだ、文句有るのか?
有るなら私と親近相姦をしてもらうぞ?
いいな?」
「うぅ…」
優輝は姉に脅されてふみとどまった。
だが、優輝の言ったことは事実である事を頭に留めておこう、大事なことなので。
そして、パイロットを雇った、千早達は出発に向けて準備を進めるのであった。




