3日後に
二人はにらみあっていた。
そう、激突したのだ、葵と侖、ランク7とバグ、反発する2つの力が、今、ぶつかろうとしている。
「どうした?
掛かってこいよ。
それとも俺の事が怖いのか?」
侖が葵に挑発をかけた。
葵も侖もどちらもまだ12歳、ショタコン女が見れば絶対止めに入りそうな光景だ、そして葵は
「なら、遠慮無く!!」
葵は真っ直ぐ殴りかかるが…
侖はわざと避けなかった、そして侖は少しだけ後退りした。
「(大したこと無さそうな…
いや?
わざと避けなかった?
まるで手応えは有るのに威力が無い!?)」
葵は異変に気付いた。
侖は
「その程度が攻撃か?」
こう言った
まるで効いていないのだ、葵の拳のいりょくは本物。
だが、侖は痛みを感じるどころかがっかりしていた。
そして葵にすぐに間を詰めて
「!!」
「攻撃ってのはな?
こうやるんだぜ?」
腹に強烈な一撃を叩き込み次に顔面にフック、そして胸板を右ストレートで殴り飛ばした。
「ぐあっ!!」
思い切り飛んだ、葵は右ストレートを喰らって飛んだ。
葵が立ち上がろうとしたとき、葵は自分の肉体、
いや、内蔵から痛みが響いた。
「うぐぅ…
今、何をしたんだ!」
「教えてやるよ、この世界にはランク7と同等の力を持つ存在が有る。
それが「バグ」、そう、俺だ。
バグはあらゆるスペックを無視できるんだぜ?
だからお前の筋肉の壁もスペックの一つ、だから俺はそのスペックを無視して直に内蔵を攻撃した!
たったそれだけだぜ?
そして、俺の闘い、そう、リアルファイトなんだよ。」
「リアルファイト!?
バグ!?」
葵は侖の力を理解した、バグを理解した、けど、葵は自分の力でこれを攻略する方法を脳内で、探している。
「更に言ってやろう、俺の拳一発一発がお前の内蔵を抉り、気力を削るぜ!!
どうした?
もう立ち上がれないのか?」
侖は挑発的に葵に言うが
「そんな訳無いじゃん。」
葵は自分の体内で損傷した部分の空間を修復して、応急措置をした。
そして立ち上がる。
「応急措置はできた。
さあ、勝負を続けよう!」
「そう来なきゃな!!」
侖は一直線に突っ込んできた。
まるで猪のごときスピードだ。
「このままお前の内蔵を抉りきってやるぜ!!」
「無駄!」
葵の下に穴が開きそこから落下して侖の攻撃を交わしてすぐ後ろに穴を開きそこから飛び出して、拳で殴った。
「うおっ!!」
侖はバランスを崩して前のめりに顔面から転び
「行くよ!」
葵は一気に上から拳をお見舞いしたが二発目からダメージが無くなっていた。
葵の拳のスペックを無視してダメージを防いでいるのだ、だが、葵は今ので攻撃の方法を思い付いた。
そう、不意を突かれればスペックを一発分防げない事を知ったのだ。
「中々やるな…
面白くなってきた。」
侖のテンションが上がってきた時だった、突如葵が
「熱くなってるところ悪いけどさ、一つ提案を出すよ?」
「は?」
「いきなり殴りかかるなんてさ、人として最低だと思わないかな?」
「何が言いたい?」
「君の好きな闘いは?」
「堂々と真っ直ぐぶつかる闘いだぜ?
ハッ!!
まさか!」
「そう、僕は君に仕切り直しの約束をしたい。
今から3日だけ、時間をくれ。
そして、この場所でまた会おうよ。
そしたら、僕と君、誰にも邪魔されないように、人気の無いこの場所で、お互いの全力をぶつけよう?」
「そんな事言われてもな、命令は命令だ、今お前を倒す!」
「不意打ちで堂々と言うのを破った癖に。」
葵は侖を煽るようにそういい放ち、決めにこう言った
「不意打ちで先手を打って勝利しても、君に残るのはなんだい?
虚しさだけなんじゃないかな?
だったら、もう一度正々堂々とぶつかりあって勝負を決めよう?」
「分かった。
約束だぜ?
破るんじゃねえぞ?
いや、保険でこうしておこう。」
侖はエンジェルストーンを取り出して、その力を使った。
二人の首に白い首輪が現れた。
「なんだよ?
これ?」
「この約束、破ったものはエンジェルストーンの効力で魂を奪われる。
保険だ。
約束は絶対だぜ!
分かったか?」
「うん。」
二人は再戦の約束を交わし、その場を去った。




