表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
night_stardust  作者: 便座から伸びる手の持つ大きな剣
17/34

ターゲット

「今日も平和ね。」

そう、呟く渋谷の少女、瑠奈がそこに居た。

彼女は書類を纏めていた。

そんな時に優輝が瑠奈の元にやって来た。

「やあ、亜澄さん。」

「えっ!?

優輝?

どどどどうしたの!?

こんな時間に!」

瑠奈はあわてふためいていた、優輝は今回以来を持ってきていた。

「お姉ちゃんからの依頼を持ってきたよ。」

「え?

千早さんから?」

渋谷、そこは航空力学専門の都市で、恐らく優輝が持ってきた依頼は飛行機関連の物だろう。

「依頼は…

プライベートジェットを作って欲しい。

達成したらこの額でどうだろう。」

報酬金額、100000000円である。

瑠奈は見事に金に釣られた、だが期限が1ヶ月で、瑠奈は迷っていた。

「1ヶ月、これじゃ絶対間に合わないわ!」

「やらない場合お姉ちゃんが君をあの世への片道切符を送りにやって来るよ?

どうする?

やる?

やらない?」

優輝も脅しは出来る、普段は気弱だけど。

「やりますやります!

やらせて下さいオナシャス!」

瑠奈は千早の恐ろしさを知っている故に最早断れなかった。

むしろやらせて下さいと言ってしまう程。

千早は東日本で最も頼れる人であり動じに最も恐ろしい人である。

特に怒らせれば生きて帰れないと言われる程。

「じゃあ、すぐに取り掛かって欲しいよ。

お姉ちゃんが期待して待ってるって言ってたから。」

この言葉が瑠奈に多大なプレッシャーを掛けたのであった。

「(お姉ちゃんが言ってたのはこれで黒虎の本拠地がある関西に乗り込む用だけど…

何で僕が同行するんだろう?)」

「それは私の弟だからだ。」

「うわ!

お姉ちゃん。

いつ北の?」

「今だが?」

千早に驚く優輝がそこに居た。

「お姉ちゃん、何で僕にこのような依頼を出したの?」

「前にも言っただろう?

西に乗り込む為だ。

奴らの本拠地に向かうための視察、と、言うべきだな、それ以外に何かあるか?」

「本当に視察?

そのまま乗り込む気なんじゃ…」

「違う…

ただ、場所を探すだけだ。」

千早はただ、そう答えるのみだった。


場所…西日本の片隅

そこには、仮面を着けている大柄な男が居た。

「ふむ…

東の人々が我々たてついて来るものか…」

東の人々が黒虎にたてついていた。

英二(エイジ)、貴様が今まで奪った物の分、きっちり返して貰うぞ!」

「ほう?

面白い、やってみるがいい。

私と私を取り巻く絆がそれを蹴散らそう。」

「お前に絆など無い!」

「それはどうだろうな?

出でよ!

ケルベロス!」

英二がそう叫んだ瞬間、巨大な三つの首の犬が現れた。

犬は外見通り凶暴だ、凶暴だが英二を本気で信じている眼差しをしている。

「うわ!

なんじゃありゃ!?」

「愚かなる人間よ。

黒虎の怒りを受けるがいい!

行け、ケルベロス!」

ケルベロスは東日本の人が怯える間もなく食われてしまった。

「ふん、愚か者が…

我々に逆らうからだ、その報いなのだ。

自分の罪だ、だから私が裁きを下す。

死刑だ、もう終わっているがな。

神には誰も逆らえない。

我々人間は運命には逆らえない。

ならば私はその運命に従うのみ。」

英二はただ運命に従うのみで逆らおうともしない、彼は運命に従う者として、黒虎の幹部となり、今を生きている。

彼に特権や念力のような物は無いが、魔獣の札を持ち、その実力はかなりの物だ。

彼が幹部として行う役目は一言で言ってしまうと、黒虎に逆らう者共を運命の流れの通り抹殺する事、エンジェルの大いなる野望の為に多くの生け贄が必要らしい。

生け贄集めと一石二鳥だ。

今も一人分の生け贄がまた増えた。

ケルベロスが食ったお陰なのだがそうやって人を殺す度に生け贄が集まる、と、教祖が言っていたらしい。

「やあ、英二。

会議以外で会うのは驚いたよ。

ここで何をしていたんだい?」

「我々に逆らう者共が居たのだ。

消去しておいた。

ところでお前は何処に行っていた?」

「新宿だよ。

強き生け贄を捕らえる為にね。」

「ほう…

どんな強き生け贄が居たのだ?」

「波奈崎千早だ。

先に言っておくが奴はボクの獲物だよ。

英二、お前でもこれは譲らないよ。」

「良いだろう。

但し、見つけた強き生け贄の情報を教えろ。」

英二の問いかけにメルはこう答える。

「星影ヒカルと光凪葵だよ。

彼等は波奈崎千早と同じくらい強き魂を持っているらしい。」

そう、メルが答えた瞬間

「光凪の魂は俺の獲物にさせて貰うぜ?」

「む?

侖か。

何故貴様が光凪葵を狙う?」

英二は再び問う

「関係ねーだろ?(ヒカリの為だ。)

じゃあ、何で厚木の奴は波奈崎って女を狙うんだ?」

「お前には関係ない。」

「だろうな。

英二のおっさん、あんたにも関係ないんだよ。

だが俺は光凪を殺る、あんたは余り物の星影ヒカルを狙うんだな。」

「それもそうだな。

良いだろう、私は星影ヒカルを刈る事にしよう。

(奴とは因縁が有るのだからな。)」

こうして幹部達が狙う相手が定まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ