バレる瞬間
「フフフ…ハハハ…
アハハハハハハハハハハ!
出来た…ついに出来たよ。
あとは実際に動かしてテストするだけだ…
僕はアニメとかの悪役科学者とは違う…
ちゃんとテストして、深刻な問題とかを見つけ出す…
アニメの悪役はテストせずに出来る凡才だが…
天才なら、きっちりテストするはずだよ!
ハハハ…
ハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
狂った笑い声がヒカルの施設の地下で響いていた。
むしろヒカル本人だった。
ヒカルはここ最近地下にこもりっぱなしで徹夜だったのでしばらく精神がおかしくなっている。
むしろ、このイカれ頭はこんな性格の方がいい気もするが…
とりあえず話を十時間進めよう。
何故ならばヒカルはこれからやっと寝れるのだから。
「やっと出来たよ。
さてと、こいつをテストするんだけどね、何処で行おうかな♪」
そんなヒカルの元に
「やあ」
葵がやって来た。
「おや?
葵じゃないか、どう?ヒカリとの関係は?」
「まだ進展無し。
そんな事よりもさ、ヒカルさん、何か悩みとか無い?
悩んでそうな顔してるけど。」
葵がヒカルの悩みを聞いてきた。
当然ヒカルの悩みは、例の計画「ゴッドオブキッズ」のテスト出来る場所を探しているのだが。
「(でも、こいつを信じて良いのか?
何か最近こいつに振り回されてるしなぁ…)」
ヒカルは葵を信用出来ない、それ故に彼が出した答えは
「いや、いいよ。」
断った。
「そんな事言わずにさ。」
「いいよいいよ。
自分で探すから。」
ヒカルは葵の力を借りようとしなかった、その結果
「…」
うるうると葵の目が涙色に変わっていった、ヒカルはその態度がヒカルの疲れという名のストレスを爆発させてしまった。
「…」
ボカッ!
突然過ぎて特権使う暇すらなかった葵君、そのまま右腕で殴られ気絶したのであった。
多分子供好きの女性が怒りそうだね♪
しかも、最悪な事が起こった…
ヒカルが葵を傷つける=ヒカリの逆鱗の矛が襲ってくる
この式が成立したのだ!
「コルァアアアア!
バカ兄貴イイイイイ!!」
本気の怒りを向けてヒカリがやって来たが…
ヒカルはやって来る前に逃げ出した。
さすがに二度目は無いだろう。
「逃げ切れた…」
ヒカルが呟いた瞬間
「覚悟はいいよね?
お兄ちゃん♪」
ホラーな微笑みを浮かべたヒカリがそこに居た。
時間を弄ってヒカルの隣にいることにしたのだ。
もうヒカルは助からない
「うわあああああああああああ」という悲鳴が、あざみ野全体に響いた。
ヒカルは新宿まで吹っ飛んだ、葵を傷付けたのだ、当然の報いである。
そんなヒカリの元に
「ん?
何の音だ?
雷とか色々ヤバそうな音だったが…」
侖だ、彼がヒカリを見つけ出した。
「あ、りょう君!」
「俺は男によく有りそうな名前じゃない。
俺の名前は茅場侖だ。」
こういう突っ込みの後…
「失礼、噛みました。」
ヒカリ、ノリノリである。
「違う、わざとだ。」
もはや定番の返し
「かみまみた」
言うまでもない。
「わざとじゃない!?」
「かみまみった」
「死んでる!?」
と、まあ再開を喜ぶ二人だった、ついでに侖のもやもやは晴れた…
と、思っていたのか?
逆に深くなった、このもやもやこそが侖がヒカリに対する恋愛感情だが、彼は全くわからない、バカ故にね。
だが、侖も笑顔を見せていた。
安らいでるような笑顔を…
顔つきは可愛いが、ツンツンヘアーにパッドなどのワイルドな服装のせいで可愛い顔つきが台無しだが、それでも笑っていた。
「ところで、侖君、私に何のようなの?」
「おう、今暇か?」
「う、うん」
「じゃあさ!
一緒に遊ぼうぜ!
ゲーセンとか遊園地とかお前の行きたい場所にいくらでも連れてってやるよ!」
「ホント?」
「ああ!
何処に行きたい?」
侖は楽しそうに言っていたが…
「なら…いい…
そんな気遣い、私には要らない…
葵君が、どこでも連れてってくれるから…」
あっバカ…
「そうか。(葵?誰だそりゃ?
ん?
まさか、この前ヒカリと一緒に居たアイツか!?)」
バレた、バレてしまった、でも侖はヒカリを責めない、だけど…
「(そうか…
もやもやの理由が分かったきがするぜ。
あの葵って奴の存在が理由だったのか…
アイツとはいずれ…)」
「侖君?」
「ああ、わりぃわりぃ、じゃあ俺の行きたい場所で良いか?」
「うん♪」
「じゃあ、あそこのカフェに行こうぜ?」
と、言うわけでカフェ「スターボックス」に行くことになった。
場所…スターボックスあざみ野支店
「ひさびさだな!
スタボ」
「侖君、来たこと有るの?」
「ああ、俺が幼い頃にな、元々この店は京都発祥なんだぜ?」
「西のお店なんだ♪
新鮮だね♪」
西のお店だが東の人に迷惑をかけてないので襲撃される心配はない、それがスターボックスの店なのだ、他にも西から進出した店は有るが、語ることは多分無いだろう
「じゃあ俺はコーヒーでも飲むか!
ヒカリはどうする?」
「え?私?
うーん…
オレンジジュースにする。」
「そうか。
お前がそれにするなら注文するぜ。」
そして時間は過ぎて行く、二人にとっての楽しい時間が…
「今日はありがとう♪」
ヒカリは侖に笑顔を向けた
「いや、礼を言うのはこっちの方だ。
こんなに楽しい時間は初めてだからな。」
侖はニカッと笑顔だった。
「じゃあ、またね、会える日、楽しみにしてるね。」
ヒカリは去っていった、そんな後ろ姿を侖は眺めていた…
「(あの後ろ姿…
やはりだ…
ヒカリからは…
アイツの面影を感じるぜ。)」
侖は一人何かを思っていた。




