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night_stardust  作者: 便座から伸びる手の持つ大きな剣
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バグ、右腕(デク)、バカ

場所…第一都市新宿


「おう、来たぜ。」

まっさんが千早の施設に到着しました。

なのに、千早どころか誰も出迎えない。

「自分から呼びつけておいて出てこないとは、無礼極まる!」

まっさんが少しイラつき気味にそう言ったら

「待たせたな!」

後ろの車をス○ークのように投げて千早が出てきた、むちゃくちゃな登場で、偶然付近の車を破壊してもうた。

「待ちくたびれたぞ?

まっさん、バグというワードについて知りたいのだったな、なら、中に入れ。

そこで知ってることを教えてやろう。」と、傲慢な態度で優を招き入れた。


場所…千早の部屋


「まっさん、貴様、バグについて知りたいと言っていたな?」

千早は確認を取った、姉御は疑り深いのだ。

「ああ、俺が調べて見たら出てきた言葉だからな。

教えてくれ、頼む!」

「見たまえ。」

まっさんの言葉に対して千早は一枚の資料を見せた、資料には「バグ」について簡潔に纏めており、分かりやすいのか解らなかった。

ただ一つ言える事は「ありとあらゆるスペックを無視できる存在」である。

資料に書いて有ることで他に解るのは、「スペックを無視できる故に自分の限界というスペックすら無視が可能、ランク7に匹敵する強大な存在でもある」自分のスペックすら無視できる事まで書いてあるのだ。

つまり自分のスペックじゃ不可能な事も可能にしてしまう、これがゲームであれば軽くダイヤグラム最上位を狙える程。

恐らく、「バグ」を倒せるのはランク7の力のみであろう。

「やべぇ…

勝てる気がしない…

バグ、強すぎだろう!」

優は冷静に分析した、「バグ」に太刀打ち出来るのはほぼ居ないと、痛感したから、優は出会わぬ事を祈った。

それと同時に「バグ」の正体を知りたいと思った優であった。


場所…第二都市あざみ野

ヒカルはサイボーグの件に関しての事をどうやって言いくるめようか悩んでいた。

死体が突然消えた、と言えば、間違いなく

「そんな言い訳が通じると思うな?」

と言われ罰を与えられる。

本当の事を話しても信用してくれないだろう。

第一千早が目撃した訳でもないのだから。

その罰を考えていたら、ヒカルは自身の過去を思い出していた…

彼の右腕、それは機械で出来たその右腕、父親が事故でズタボロになった右腕の治療費を一切出さないが為に切り落としたあと、自分で作った義手だ、自分を成長に合わせてアップデートしているのだ。

その右腕には無駄に機能を搭載しているらしいが…

彼の右腕のせいで、ヒカリは泣いたのだ…

彼は父親を恨んでいる、自分の腕を機械化させる原因を作った分と…

妹を悲しませた分の二つで出来た、大きな心の闇が現在の彼を作っている。

彼も厚木と同じ…復讐者なのだ。

そんなヒカルは悩んでいた、千早に死体消失の一件を、どうやって誤魔化すか…

どれが正解なのか、自分でもわからない、ただ、ヒカルは手探りで答えを探した。

「結局…

どうあがいても罰を与えられるのは変わらないのか?」

ただ、小声で呟いた。

ヒカルはふと思った。

「(うじうじしても仕方ないから…

あれの製作でも続けようか。

あとは性能のテストだけだし。)」

ヒカルは今の悩みを一度忘れてあの計画を進める事にした。


場所…どっかの地下闘技場

「ぐああああああああ!!」

「winner!ronn kayaba」

試合が終わった所だった。

ガタイのいい男vs侖の試合、結果は侖の圧勝である。

侖はとある過去にて普通の生活が出来なくなっていた。

そう、彼は荒れているのだ。

「ケッ、たくよ、もっと強い相手は居ないのか?

ああ?」

まさに彼は戦う事で金を稼ぎ生活しているのだ。

その腕を見込まれて黒虎に入団させられたらしいが本人は全く後悔していない。

彼には厚木と違って背負ってる物が何も無かったのだ。

それ故にこの間出会った少女、そう、ヒカリに対する感情に気づいてしまい、再び背負うべき物が出来ようとしている。

「(また、ヒカリに会いてぇ…

俺にとってアイツは一体何なのかを、俺は知りてぇんだ。)」

侖は自分の本心がわからなくなっていた、ヒカリと出会い、一緒に遊んだ事で、自分の心に変化でも有ったのだろう、凄いもやもやが、侖の心に掛かっていたのだ、このもやもやが何なのかを彼は知りたがっている。

「何なんだ?

俺は闘技場の試合には勝ったが…

胸がもやもやする…

このもやもやは一体…

このもやもや…

どうすれば晴れる?

やはり、アイツに会えば何か分かるのか?

いや…

絶対そうだ!!

よし、今度会いに…」

もやもやを晴らす答えを自分なりに見つけ出したが、それが正解かは誰にもわからない。

けど、侖はひたすら地を這いずりながら前に進むだろう。

何せ彼はバカだから…

嫌なことを忘れて進んで行けるはずだから。

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