思い出の場所
時間軸…ヒカリと侖が公園で遊んでいる間
場所…葵の部屋
葵は今日もアニメを見て楽しんでいる。
ヒカリと侖が出会い侖がヒカリに好意を抱いている時に、彼は呑気にアニメを見ていた。
「♪」
葵はヒカリと一緒に居るとき程では無いが幸せそうな表情だ。
「(所でヒカリちゃんなにやってるんだろう?
3時にここに来るって言ってたけど。)」
葵は空間からヒカリの様子を見ることにした。
「!?
誰だよ?
この男!
ヒカリちゃん、僕一緒に居るときと同じくらい楽しそうだよ?」
葵は凹んだ。
しかし、そろそろ3時になる、ヒカリはちゃんと約束の時間を守り、葵の部屋に来た。
「お待たせ!
葵君♪」
「うん。(この事は今は僕だけの秘密にしておこう、言ったら僕とヒカリちゃんの仲にヒビが入るかも知れない。)」
葵は侖の名前は知らないが、姿を知った。
侖が葵の事を知ったら、侖は間違いなく…
いや、コレはまた先の話。
「ねえ、ヒカリちゃん、どこか二人で一緒に行かない?」
「急にどうしたの?」
ヒカリは再び困惑する、今度は葵の誘いに迷いが生じたのだ。
しかし、葵を思うその心が、自然と答えを導きだした。
「じゃあ、新宿に行こう!」
ヒカリは葵に新宿に行きたいと伝えたのだ。
「ヒカリちゃんが行きたいなら…」
葵は少し浮かない顔だった。
何故なら新宿には姉御こと千早がおり、葵は千早の事が苦手で会いたくないのだ。
場所…第一都市新宿
葵とヒカリは葵の特権で空間を新宿に繋いだ穴を作りそこから、新宿に到着した。
しかし、出てきた場所が場所で…
「む?あれは?
葵きゅん!?」
千早のすぐ近くであった。
千早は葵を見るやすぐさま飛び付いてくるが…
「余計な虫が湧いたね。」
葵は自分に接触出きる空間を消した。
当然千早は葵をすり抜け
「んぎゃっ!!」
と、悲鳴をあげて地面に激突し、気絶した。
千早にとっては突然過ぎる出来事なので対応出来なかったのだ。
物理無視で激突の衝撃を防げたはずだが、千早はすり抜ける事を想定していなかったのが災いした。
「チハさん?」
「ほっとこうよ。
僕達はこの人に構う為に来たわけじゃ無いんだしさ。」
大胆にもヒカリの手を握った葵。
無邪気な笑顔をヒカリに向けていた、葵が唯一心を開いて話せる相手だからなのかも知れない。
それぐらい葵にとってヒカリは眩しい存在なのだ。
しかし、そんな二人にすれ違うかのように、侖が葵の真横を通った…
今回は気付かれなかったようだが、気づいていたら…
新宿は大騒ぎになるのは間違いない。
「ねえ、ヒカリちゃん?
新宿の何処に行きたいの?
僕はそれが知りたいな♪」
葵の無邪気な笑顔と共に放つ一言、それはおそらく腐女子に受けそうな可愛らしい顔である。
そんな葵に対してヒカリは…
「カレー食べたい。」
と、答えた。
「そっか。
じゃあ、あの場所に行こう。
僕達が初めて会った場所…
妥協カレー新宿支店に。」
「うん。」
そうして二人は新宿の妥協カレーに向かった。
「じゃあ、僕のおごりだね。」
「いいの?葵君。」
「うん、君が幸せなら、僕も幸せだから。
だから、君が幸せになってくれるなら僕は喜んで食事代くらいおごるさ。
ひょっとして…
おごるの…嫌かな?」
葵のこの言葉、本心から言ってるであろう、彼はまだ子供で未熟だから…
嘘をつくことを知らないのだ。
しかし…
妥協カレー新宿支店に入る二人の姿を
「あれは…
ヒカリちゃん!?
何てことだ…
アイツ、俺をタブらかしたのか!?
嫌、それは無ぇ!
けど、アイツは何であんなに幸せそうな顔してんだ!?
俺の前じゃ見せてくれないあの顔を…
隣にいる俺と同じ年齢くらいの奴がアイツを幸せそうな顔にしてるのか?
アイツについて調べる必要があるな…」
侖だ、侖が見ていたのだ。
こうして三人は修羅場と化していく…
星影ヒカリを巡って争う事になる…
だが、それは先のお話
場所…妥協カレー新宿支店
「へいいらっしゃい!
おや?
葵と星影んとこの嬢ちゃんじゃねぇか!
いやぁ懐かしい客が来たもんだ!」
「うん、僕も久しぶりにヒカリちゃんとこの店に来るね。」
「えへへ」
三人は懐かしんでいた。
この場所は二人が出会った思い出の場所だから…
「そういやぁ、おめぇさん達が初めて出会った場所もここだっけ?
確か2年前…」
店主はあの時の出会いを語りだした。




