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少年と会話を交わす少女
西と東
オカルトと科学が分離したこの日本で
一つの宗教によって
日本は混乱しようとしていく
これは東の方に住んでいる少年が中心となり、動き出す物語
「ねえ、君はこの世界の事が好き?」
「え?」
「僕は今のままじゃやだ、どんどん人が死んでいくんだよ。」
「じゃあ、私達で何とかしようよ!
きっと出きるよ。」
「それは無理なんだ。
僕と君、ランク7の力を使えば世界が崩壊する危険が有るんだよ。
それに…
そうなったら、世界の均衡を保ってくれる彼女の存在意義な消えるんだ。」
「どうしようも無いの?
結局私達には…」
「今の日本の状態は例の宗教団体が原因なんだよね。
もしかすると、あの人が嫌いな事態が発生するんじゃないかな?
あざみ野の責任者である彼にね。」
「お兄ちゃんに?
面倒事が?」
「うん。
でも、それは彼にとって、試練みたいな物になる。
決して避けることは出来ない運命なんだよね。
可哀想な事に。
でも、今は、信じてみよう?
あざみ野の責任者、いや、君のお兄ちゃんに。」
「私も…
信じてみる。
いつかまた、お兄ちゃんと二人で夜空の光を見てみたいな♪」
「きっと来るさ、その時が…」