夕暮街発、光の国行き。
少女は居場所のなくなった緑色の家を飛び出して、びしょ濡れの街道を走り、古いバス停に辿り着く。低木に囲まれた、ツタの絡み付いた時刻表と色の剥げたベンチが一つだけある、少女の知らない場所だった。
家からバス停までずっと走って来た少女はひどく疲れていたので、ベンチで少し休むことにした。
家からバス停までずっと走って来た少女はひどく疲れていたので、ベンチで少し休むことにした。
夕暮街駅
2012/04/15 17:40
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