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展開遅いし文章力無いのでゴタゴタですが・・・。
よかったら読んでみてくださいw
つまんなくなったらすぐGIVE UPすることをお勧めします!
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ここは…どこだ?
周りは真っ暗…夢の中か? 俺はいまどこにいる? 家か?・・・
頭の中には様々な疑問が浮かび上がる。
あれからどのくらいの時間が経ったのだろうか・・・
「お目覚めのようだな。真くん。」
低く落ち着いた声が聞こえた。 目を開けるとそこには黒いスーツに黒縁メガネをかけた背の高い男
あまりの驚きに反応できずにいると、
「まぁ、無理もないな・・・」
男は言った。
自己紹介が遅れたな。 俺の名は結城 真(ゆうきまこと)。
今はよくわからない場所にいる。 不審な男と一緒に。
またあの男が口を開いた。
「私の名前は笹峰 沙希戸(ささみねさきと)。今日から君とともに旅をすることになっている。よろしく頼むよ。」
どうやら俺に向かっての自己紹介のようだ。
「あの、ここはどこですか?」
さっきから気になっていた質問を投げかける。まぁ、当然と言えば当然なんだが・・・。
「ここか? ここは船の中。 正確に言えば宇宙捜索船の中だ。」
宇宙捜索船? ここが宇宙だって言うのか? 頭の中にはいくつもの?が浮かぶ。
「いま宇宙にいるって言うんですか?俺ら・・・」
「ああ、今さっき地球を出発したところだ。 言っておくが、これから私たちは宇宙を旅する。この船でな。」
俺が宇宙を旅する・・・?この笹峰って男と一緒にか?本当に地球から宇宙へ?
「詳しいことは夕食のときにでも話すことにしよう。19時になったら迎えに来る。 それまでゆっくりしておけ。」
それだけ言うと笹峰とやらは部屋を後にした。
笹峰がいなくなり改めて部屋を見回してみる。 壁、天井はすべて白。俺が今いるベットはセミダブルくらいの大きさだろうか・・・
壁には丸い掛け時計があり、17時30分を指している。この時計でいけば晩飯まで一時間半あるということになる。
俺はベッドから降り部屋を見て回った。クローゼットや机、椅子がありとても船の中とは思えないほどの広さだ。
ここは本当に宇宙船の中なのだろうか。俺は何故こんなところにいる?
頭の中はやはり?ばかりで混乱する。
部屋の中をぐるぐると回っているとドアがあった。 その向こうには洗面所、風呂、トイレがあった。
「こんなものまで備わっているのか?」
とりあえずしばらくはここにいることになるのだろう。今夜話してくれると言っていたし。
アイツのことを信用しているわけではない・・・だが今のままでは情報が少なすぎる。ただそれだけのことだ。
「夕飯の用意ができた。ついていたまえ。」
こんなことを考えていたら声が聞こえた。もうそんな時間なのか・・・
俺はおとなしくついていく。 この部屋から出るのは初めてだ。部屋の外はとても長い廊下だった。
想像していたものとは全く違い、とても明るく豪華だった。
「ここだ。 中に入りたまえ。」
言われた通り実行するとさっきの部屋より倍以上もの広さの部屋だった。 その部屋は壁が茶色っぽく、アンティークっぽいシャンデリアやランプなどがあり、とても豪華な食事が並んでいた。
あまりの驚きにたたずんでしまっていた俺に笹峰の声が聞こえる。
「好きな場所に座ってくれ。」
俺は一番近くにあった椅子に座った。 すると笹峰が部屋を出てどこかへ行ってしまった。
しばらくして戻ってきたのは笹峰ともう一人、見知らぬ男・・・。
その男は俺の目の前の席に座り、笹峰はその隣に。
しばしの沈黙。 それを破ったのは見知らぬ男だった。
「君には話しておかないとね。 僕は青海 シュウ(あおみ しゅう)。君をここへ連れてきた張本人さ。」
見た目からしておとなし目の男だ。 これにどう対応していいか迷っていた俺に聞きなれた声が聞こえた。
「真くん、この方が君を此処へ連れてくるよう命じた方だ。」
そう助言され、一応自己紹介をした。
「結城真です。」
「目的地へは一週間ほどで着く、だよね?笹峰。」
「はい。」
「それまでゆっくり過ごしていてくれてかまわないよ。この船の中だったら自由だから。」
青海は言う。気持ち悪いほど優しい、落ち着く声で。
それだけい言うと去ってしまった。 ここに残るのは俺と笹峰の二人。