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8月27日 土曜日
今、道路に木から落ち死んでいた雛を埋めた。
素手で掘った土の硬さが手に残る。
この土の上に生きている生き物は如何ほどか。
ティッシュ越しの雛の柔らかさが手に残る
命の儚さを手に感じとったようだった。
それらを遊びのように、大した覚悟もなく、殺し尽くす人間は何様なのだ。
ティッシュを4枚重ねなければ亡骸に触れぬ己の醜さが心を蝕む。
自らが触るのがこれだけ怖いのに、日々の食事で貪り食らっている。
どれだけの人が日々の食事に命の重さを感じているのだろうか。
今まで生きるのに何頭の動物の一生が消え去ったのだろうか。
今まで動物の亡骸を見ても埋めることなどしなかった。
五体満足な姿で亡くなっている亡骸だけ埋める己の醜さよ。
綺麗なものしか触れられない自己満足の醜さよ。
なぜ、こんなにも醜いのになぜ、人間は綺麗だと誇れるのだ。
こんなにも醜い人間が何を持って綺麗だと自称するのだ。
人間など滅びた方がいいと思う私がおかしいのだろうか。
皆、我が身かわいさ、我が種族かわいさで目が濁ってるだけではないのか。
やはり人間など滅びた方がいいと私は思う。
つづく




