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53 真上は青い空
城下町だ。賑わいが城の入り口まで聞こえてくる。
ここは、いい国なのだろうか?
「さて、まずはここの抜け道から街道に出るぞ」
「ここってどこだ?」
「ここだよ、ここ」
ランディがお城の生け垣をさし示した。
あのう、残念ですけど、俺にもそこは、元気に生い茂ってるようにしか見えません。
「よいっしょ」
ランディが生け垣をむこう側に押すと、セシルもエルリックも通れそうな巨大な空間がぽかりと開いた。
ランディが手招きしている。
フェイトが抜けていった。
セシルも半信半疑で通り抜ける。
エルリックが先を譲る。
俺は問題なく通れた。
頭に葉っぱを盛りつけたエルリックが、生け垣ブロックを押して元通りにしている。
「じゃ、降りるぜ」
「ここの抜け道、ちょっとアキラには危険すぎない?」
「こっちに来ちゃってから言うな」
俺ははるか下を見下ろした。
そう、ここは崖なのだ。
王城のとなりに何もないせいで、切り立った崖のようになっているのだ。
真下には滝。
反対側まで回れば少し足場が増えるが、やっぱり俺一人では降りられない。




