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49 テレサ・リーン
朝、スカイライトの部屋で目覚めると、入り口に今日の朝食が用意してあった。
大きく盛られた果物のなかに、紙きれが一枚入っている。
“あなたのリーンは事情があってお休みなので、テレサ・リーンが用意しました”
ええっと、リーンは家名だって言ってたから……。
リーンの妹、ではないよね。
お姉さんか。
「テレサ・リーン。どんな人なんだろう」
俺、リーン以外のリーンさんに会ったことないや。
そう言えば、たびたびリーンに実家に来て欲しいってせがまれてたっけ。
一度行ってやればよかったかも……。
い、いや、待てよ?
これって現代に当てはめると、付き合ってもない女の子の家に行くわけだから。
ちょ、ちょ、ちょ。
彼女いない歴イコール年齢の俺には厳しすぎるって! そんな展開!
「はあ。一人でなにやってんだか。リーンはもっと気軽に誘ったのかもしれないし」
均等に切られたフルーツスティックを口へと運ぶ。
知力が上がっていくのが分かる。
あ、これ、昨日の夜、読みかけて寝落ちしちゃった本だ。
これ読みながらランディたちを待とう。




