45 リーン家の用意したもの
これが旅のメンバー……。
エルリックは意外と普通の人だった。
男としては長い金髪を、後ろでくくった筋骨隆々の男性だ。
まあ、背中に背負った斧が自前の武器なら、筋肉ムキムキにならざるを得ないよね。
ロリがハンマーとかないんだよね、たぶん。
フェイトやセシルもこの間の私服とは違って、ちゃんとした装備を身に付けている。
セシルは騎士だって聞いてたけど、鎧とか盾とかすごい……ゴツいよマジで。
ランディは以前会ったのとあんまり変わんない。
「なあ、地味に気になるんだが、おまえ、リーン家にどんな装備を用意してもらったんだ?」
みんなの装備状況が気になるのは俺だけじゃなかったらしい。
ランディが俺をしげしげと見ながらいう。
ええと、確か服がウィザードローブで、靴と帽子が賢者シリーズ。杖がクリスタルケーンだったか。あと、この冒険者垂涎のアクセは見せてもいいのかな……?
「げっ、とんでもない高級品をまとってやがる」
「ボク、クリスタルケーンぐらいしか知らないよ」
「伝説の魔法使いが幼いころ普段使いしていたという杖だな。有名だ」
「門出だからか? 縁起のいいヤツにしたんだな」
「あとは、この二つのアクセサリーだけだよ」
「……ミスリルガントレットか。こっちはオレも装備してるぜ」
セシルが鎧や手甲をがしゃがしゃ言わせながら、俺に腕輪を見せてくれる。
意匠は同じなんだけど……鎧も盾も腕輪も銀色のセシルは一体感があっていい。
俺は……なんかこれだけいかにも必要だから付けてますよ、みたいな感じで。
い、いや、問題は似合っているかじゃなくて、ステータスの問題だから!
俺は気にしないよ! 気にしないったら!




