表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/55

37 インテリジェンス・ミラクル

 

 SPが所定の数値に達した。

 リーンはとても喜んでくれた。イーゼルを片付けながら彼女はいう。


「じゃあ、今日の訓練はやめにして、どこか遠出しましょう」

「えっ、でも、旅の間はリーンいないんだろ?」

「はい。その通りです。わたしは、ここでアキラさまの帰りをお待ちしています。次に会うのは凱旋のまえになりましょうか」


 ごほうびです、とリーンはアメを取り出した。

 ミラクルタブレットだそうだ。


 さっそくいただいた。

 なんか、パワフルな味がする。

 ピーチ、オレンジ、グレープ……。

 列挙してみたけど、たぶん、ミカンとかモモとかないよね。

 似た味、似た見た目のものはあるんだろうけど、名前は違うよな。


 そんな取り留めもないことを考えつつ、リーンの説明を聞く。

 リーンが言うには、これは知力を含めたすべてのステータスに+1するのだとか。


 すげえ効果だな。

 少なくともリーンの実とクリアの実、一個分ずつ分はあるって訳か。

 すげえ。

 あまりのすごさに、ボキャブラリーが吹っ飛んでいってしまった。


「俺、なるべくリーンと一緒にいたいな」

「わたしとですか? なんて嬉しいお言葉。大事にしまっておきますね」


 リーンは満面の笑みを浮かべて、じゃあどうしようかしら、なんて呟く。

 こっちが素の口調なのだろう。

 頬を緩ませるリーンはとても可愛い。


 俺がじっと見つめていたことに気が付いて、顔を赤らめるリーンはもっと可愛い。


「って、ごめん!」

「それは何に対する謝罪なのですか? 場合によってはわたし、怒りますよ」

「え、ええっと……見ててごめん。嫌だったでしょ?」

「…… (鈍感ですわ)

「え、リーン、いまなんて言ったの?」

「なんでもありません!」


 リーンは一度目をきつくつむると、俺のほうを向いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ