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23 狂人エルリック

 

 そうだ、他の人と会ったことがあるなら……いっそセシルに聞いてみよう。


「俺、まだ王城から出られないんだ。他のメンバーがどんな感じか教えてくれよ」

「いいぜ。お安い御用だ。クォーターのフェイトにはもう会ったか?」

「マールさんのこと? ランディを追っかけて消えちゃったから、厳密に会った訳じゃないけど」

「おう。またランディとケンカしてんのかあいつらは。まったく、暇な連中だな。ああ、それでフェイトだが、父方の母に召喚者がいて、ちょっとだけ魔法が使えるんだ」

「つまり、おばあちゃん?」

「そうそう。だから、たぶんアキラと相性がいいと思うんだよ。魔法の常識とかはフェイトに聞くといいぜ」


 へえ。召喚者ってみんな魔術師になるんだ。

 異なる理がどうのって王さまも言ってたし、やっぱり魔法って異世界人には難しいのかな。


「あとは、彼女厨のエルリックだな。こいつにはまだ会ったことないと思うが、念のため聞いておく。あのガチでやばそうな男に会ったか?」

「い、いいえ」

「そうだよな。あいつは……彼女のための外出で忙しいらしいから。旅が始まらない限り会うことはないだろう」

「彼女? 恋人がいるんだ」

「そう思うだろう? 違うんだよ。あいつが探しているのは、運命の相手。まだ見ぬ君なんだ。怖いだろ? 18かそこらの青年が、彼女彼女連呼しながら、居もしない人間を探しているんだ」

「ええ……ガチでやばい人じゃん……」


 ランディじゃ歯が立たないヤバさである。

 いっそ狂人といってもいいだろう。

 セシルがわざわざ俺を脅かすために嘘をついてるって訳でもなさそうだし。

 あんまり会いたくないなあ……。


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