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21 セシル・ブレイカー

 

 その日の午後。

 イーゼルを300個ぐらい壊した俺は罪悪感にうめきながら、ある人物のもとへ急いでいた。


 リーンが言っていた魔王討伐隊の人だ。

 ランディ風に言うと、未来のパーティーメンバーだろう。


 普段、天窓のある部屋ばかりにいる俺を気遣って、少し離れたところで待ち合わせをしてくれたらしい。

 昼食もそこそこに、部屋を出てきた俺は時間に遅れていた。


 廊下を走る俺を、叱る声はない。当然だ、人がいないし。

 と思っていたら、誰かにぶつかった。


 俺はあわててその人から離れ、謝罪をする。


「すみません! 急いでて……」

「ふむ。君が魔王討伐パーティーの魔術師さまか」

「そうですけど……えっ、まさか」

「オレはセシル・ブレイカー。魔王討伐パーティーに選ばれた一人だ」


 長い白髪を垂らした男性だった。

 たぶん、着物とか浴衣とか着たら似合うと思う。


 ぱっと見、女性かと思ったのは内緒だ。

 手は大きいし、声は低いし、全然女性っぽいところはないのに。


 口を開けたまま黙っている俺を、切れ長の灰眼が見ていた。


「よろしく。アキラ」

「よ、よろしくお願いします」


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