友人に相談
二本木さんが乗る車は旭が丘さんの自宅のところに着いた。
そして、彼のいる部屋に行き、インターホンを押した。
二「おーい、居るかーい?」
すると、ドアが開き、旭が丘さんがやってきた。
旭「おう、二本木さんじゃん。一体どうしたんだい?」
二「いえ、それほどではありませんが、少しご相談がありましてね。昨日招いた女性についての事なんですが…」
旭「ふーむ、んじゃ家に上がって詳しく聞こうが。」と言って
二本木さんを家に入れてもらい、リビングで話した。
旭「んで、どんな困り事なんだいそれは?」
二本木さんはありのままに昨日の事を話した。
すると、旭が丘さんは首を頷いてアドバイスを言った。
旭「なるほど、それは簡単に解決できる。今日から厳重に戸締りをするといいだろう。出来る限り、補助鍵をつけたほうが身の安全です。」しかし
二「フン、そんなこと私はしないよ。今までに似た事があったが、なんも起こってないし、この町は治安がいいからそんなこと起きる訳が無い!」
旭「……………はぁ、そうですが…」
二「なぁ、話逸らすけど、君の腕につけている腕時計ってどこで買ったのですが?」
旭「…つい最近買ったんだけど、忘れちゃった☆」
二「…そうですが。」
旭「あ、俺からも聞いてもいいか?今度君んちに行きたいんだけど住所が分かんなくてな。教えてくれるかい?」
二「藤茂町朝陽1996-6に私の家がある。」
旭「おう、ありがとう!」
その後、二本木さんは車に乗り家に帰った。
旭が丘さんは車が見えなくなるまで見送った。
しかし、旭が丘さんは心の中で心配そうに思った。
旭「(あいつ、大丈夫かな…『この町は治安がいいからそんなこと起きる訳が無い!』って言ってたけど、つい最近、子供が知らずの人からもらった飴を舐めて気が狂う事件があったばかりだから心配だよ…)」




