推測する二本木さん
そして、ついた後に二本木さんは何がを気にして
二「ここの家具は一段と違うぞ。何せ、ここにあるものはイタリアのブランド『シリック』だから結構金食ったわ。」と自慢げに言った。
すると、女性に化けた狐は機嫌を直し笑顔が戻った。
しかし、二本木さんは疑問に思った事があった。
二「(雲雀さん、なんで金の話しか耳に貸さないんだろう…
今までの来客の中では滅多にご覧にならないぞ。
もしかして…いや、そんな訳が無いよ!
なぜなら、一回だけ人に化けた狸を招いた事があるが、その時金の話はそこまでしなかったぞ。
…まさか、私が気にし過ぎているだけなのかな…)」
すると雲雀さんが心配そうに声をかけてきた。
二本木さんは慌てて壁に飾ってあった振り子時計を見て、午後6時になっているのを確認して
二「ああ。そうだった!夕飯の事を考えていたのです。私はキッチンに行くので、テレビを見るなり好きに寛いでください。」と言いながらキッチンへ向かった。
女性に化けた狐はチンプンカンプンになっていたが、ソファに座りテレビでニュース番組を見ながら夕飯が出来るのを待った。
一方、二本木さんはキッチンでこっそりと呟いた。
二「私があんなこと言ったからには、料理しないと…炒め物でいいや。」
そして、冷蔵庫からキャベツと玉ねぎを取り出して切り始めた。
七時半頃に夕飯が出来て、おかずをダイニングテーブルへと運んだ。
出てきたのは、キャベツと玉ねぎともやしと松阪牛と舞茸の炒め物だった。
そして、一緒に食事を済ませた。




