招待
二「よし、着いたぞ。」
二人は二本木さんの家の玄関前に到着した。
二本木さんは雌の狐に対してニヤニヤしながらと楽しみそうに言った。
二「さて、どんな女に化けるのかね?」
雌の狐は赤面をしながらこう言った。
狐「ちょっと待ってください!ここで化けると大変なことになるので、洗面所に連れてってください…恥ずかしいので…」
二本木さんは泣く泣くと雌の狐を家の中に入れてもらい、洗面所の場所を案内した。
そして、服を持ってくるように言われたが、
二「なぁ、男の服しかありませんが大丈夫?」
狐「大丈夫。何とかするから。」
二「そう。ならいいけど。」
二本木さんはスタスタとタンスから出したカジュアルな服を持ってきて、雌の狐の所へ向かった。
そして、カゴに服を置き、
二「着替えを持ってきたぞ。さぁ、私の理想の女に化けて頂戴。」
と言いながらその場を離れた。
そして、数分経って様子を窺うと洗面所から可愛く背の高い女性が現れた。
二本木さんは嬉しさのあまり、口が開いてしまった。
二「なんでこった!私が望んていた女だ!」
狐「いえいえ…そこまででもないんですが、あなたが嬉しそうで何よりです。」と照れていた。
二本木さんは男らしいところを決めつけるように、女性に化けた狐に問いかけた。
二「お嬢さん、部屋を案内しましょうか?」
狐「はい!喜んで♪」と女性に化けた狐は嬉しそうに答えた。
そして、女性に化けた狐を連れて家の中を巡った。
スタッスタッスタッ…




