おらのぐでなし2(詩集)
新しい教室
一年生の時の窓の風景
二年生の今の窓の風景
雰囲気違ってなんかいい
春
相変わらず
近くの広場が
桃色に染まり
涼しき風に当たりながら
口から呟いてみたい
立派な春らしく
なったねと
友人
元気良い友人と共に楽しむ
踊り狂うように僕も騒ぐ
太陽
今日の太陽
いつものように
この国この地
明るく照らす
風
何処がの風が
髪揺らし
体涼しむ
曇り
空見れば
雲は雨模様なの
いつ来るの
せめて
我慢せずに
降って来い
桜の木が
あんな美しい桃に染まった桜が
気が付くと緑色に染まった
何か少し早すぎだなと思う
僕と弟
僕と弟
お互い噛み合わないのに
何故が仲良し
不思議だねこれは
電信柱
いつも見る電信柱
この線
あの線
いつまで連なる
知りたいな
外の光
教室の窓から
日に照らされた
屋根のソーラーが反射し
白板に眩しく映る
曇り空
空が暗くなん様子見て
おらの心暗くなん
あらあら不思議だな
※なん:なる
名言のような
もう一人の僕が言う
有名になりたいなら
無名になるのを覚悟しろ
と
雄の蟻
花のところに
翼の生えた蟻
雄の蟻がいっぺえいん
けんど彼ら
子孫残したら
息絶えるんだ
あんでえ男らしい生き方だ
※1いっぺえ:沢山
※2いん:いる
※3けんど:けれども
※4あんでえ:なんで
松の木の烏
松の木に
カラスが幹に
止まったと思ったら
すぐに電線に移り
そのままどこがへ行った
………あ。
松の木に戻ってきたようだ
松の幹にカラスが居(※1)んのを見(※2)んと
何が凛々しい気が|す(※3)ん
※1居ん:居る
※2見ん:見る
※3すん:する
小さなヤスデ
流し場の小さなヤスデは
水に打たれても
耐え抜いてる
まるで雨にも負けずの人のようだ
小雨
シトシト降らし
静かにと雨音奏で癒すよう
僕の事
天気
曖昧な空
曇りなのそれとも晴れか
でもそんな気にしてぬ
梅雨
梅雨が来てては
道濡らし過ぎ去って行く
もしや君掃除屋か
雲
僕の上では
雲たちがダントツだダントツだと
ゆっくり競い合っている
空
いつも
何処でも
歩いても
見える空は
同じ風景
輸送機
ハーキュリーズの
轟音が恋しくなった
もっと舞え輸送機よ
どば
ドバは今
何処へと飛ぶ
何処までも
※どば:土鳩
賑やかな教室
噫今日も
教室は
賑やかよ
平和だな
楽しいな
孤独
あ
これ
僕だ
一人で
写真見る
…でも、
3を作成するより
2に書き加えたほうがなんかいいかも(笑)