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想いの重さに気づく時

今朝も気怠い中、眩しい陽射しに促され身体を起こした。

あぁ、また寝癖がかかっている。起き上がる度に感じるこの重さは日増しに強くなっているようだ。


鏡を覗くと映るそれは今にも折れてしまいそうで砂糖を溶かして固めたような、そんな脆く危ういものに見えるというのに。随分見た目と中身は違うようだ。中に一体なにが詰まっているのだろう。



毎朝毎朝、気怠いのはこれのせいだろうか。

とても寝た気がしない。折れてしまいそうだと、庇うように寝るのもきっとこの気怠さに一役買っているのだろう。

やはり僕には不要のものだ。

あの子のように小さく可愛らしいツノであれば良かったのに。



彼女は僕と年齢はさして離れていないはずだ。

いつも楽しそうにしている奴らの中に混ざっている。

なんなら彼女は輪の中心なのかも知れない。

もっともガラス一枚隔てていては声も聞こえないのだが。



この分厚いガラスがただの窓であったなら、悩む間もなく僕は窓を開け彼女の声を聞こうと身を乗り出したに違いない。



このたった一枚のガラス窓をこんなにも恨んだ者が他にいるだろうか。

悔しいなどと今更とても思わないが、なんとも言えない虚しさが胸の中で燻る。



諦めがついたとは言いたくないが、もう何度も溜息を零した後だ。涙も枯れ果てたと思っていたのに。

今になって、喉の奥がこんなにもあつくなろうとは。

彼女がいなければこの現実にも諦めがついたのだろうか。




暗い部屋に差し込む日差しは時に僕の目を焼こうとする。


カーテンを閉めれば日差しが無くなる訳でもない。




未だに僕は、彼女の名前も何も知らない。

彼女は僕の姿すら知らないだろう。

何か僕に関して知っているとすれば、きっと…。


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