敵襲。
掃除。先生が見てないので適当にこなしていると、三人の担当箇所のトイレはそろそろ終りそうな気配がしていた。
「「「お疲れ様でした。」」」
担当箇所のトイレから教室に戻ると廊下にシャラとザリ、えんじぇるが喋っていた。
「おっつー。」
「おつかれさま~。」
声をかければえんじぇるが手を振って迎えてくれた。
「マーキュ、バルス!!」
「目がァ!目がぁ!!」
「うるせぇよw」
シャラが挨拶代わりにネタをぶっこんでくる。いつもの他愛の無い会話。
しかし、
「やっほ~、マオ様?お疲れ様ですっ。」
トテトテと近づき敬礼をしてくる奴。
「なぁ、キャリー?」
「なんだい、マオ君?」
見ないよう、気付かないフリをして話に入ってこないようにしていたのに
「きゃー、シャラ~。」
衝撃が走る。
抱き付いた、奴が。
「き、緊急要請!!」(小声で
「「「ラジャー!」」」(小声で
馬鈴薯に捕らえられたシャラを救出するため様々な作戦を実行するマーキュ、キャリー、えんじぇる。
この間、ザリは一切会話に関与していない。
「オイ、馬鈴薯。いい加減に・・・」
「あ、マオ様!」
マオが声をかけた途端、馬鈴薯が獲物を放した。
「シャラ!!」
キャリーとマーキュが保護へ向かう。
その隙にと馬鈴薯がマオへ抱き付く。
(((あ、あいつやりやがった!!)))
「マオ様も可愛いよねー。嫌がる顔とか、」
「馬鈴薯、離れろ。」
「嫌だー。」
どうにかして離そうとマーキュ、キャリー、シャラが説得を始める。
「ほ、ほらそろそろ掃除終るから離れよ。」
「う~、まだ大丈夫じゃん。」
「マオ君、大丈夫?!」
「む、無理…。」
「嫌がってるでしょ!」
「え~。」
駄目だ、こいつ離れる気がしないと思ったとき、えんじぇるが動いた。
「馬鈴薯、マオ様嫌がってるじゃん。そんなんだと嫌われるよ?」
普段強い言い方をしないえんじぇるに言われて少し反省をしたのか、素直にマオを解放し教室に戻っていく馬鈴薯。
「え、、えんじぇる!!ありがとうっ!」
「いえいえ、流石に見てられなかったし。」
いつものようにケラケラ笑うえんじぇるの目は笑っていなかった。