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私事について  作者:
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5、車について ①エンジン不調

今回も間違ったことを言っている可能性があるので、そこはご注意ください。

5、車について ①エンジン不調


 2023.12

 会社の帰り、車の加速が悪いことに気が付いた。

 何が原因だろうかと考えてみる。朝、出勤時に急に割り込まれて強くブレーキを踏んでしまった。そのあとから少しエンジンがうるさくなったような気がする……と言えないこともないのだけれど、そもそもこの車のエンジンは常にそれなりにうるさいから、その時は一時的な不調だと思っていた。それくらいしか心当たりはなかったが、急ブレーキを踏んだくらいで何か壊れるものだろうか。しかし古い車だからなにがきっかけになるかは分からないか。

 なまじ加速しないわけではない、というのが気づくのが遅れた原因だと思う。


 他の症状としては、エンジンの振動が大きくなっている。そもそもこの車はエンジンの振動も大きいのであまり気にしていなかった。今日は調子悪いのかな、くらいに考えていた。ただ、一度意識しだすと明らかに、いつもより振動が大きいと判った。その証拠にいつも以上に腰にダメージを受けていた。


 帰り道の途中にあるスーパーマーケットに寄ることにした。

その駐車場はかなり広いので、隅の方に止めさせてもらって(もちろん買い物はする)、ボンネットを開けて、自分に分るかどうかはともかく、とりあえず見るだけ見てみることにした。

 

 #


(うーん……)

 座席に座っていると振動は大きく感じたのだけれど、外から見てみるとよく分からない、ただ音はうるさい……ような気がする。まとめるとこうだ。

――――――――――――――――――――――――

・加速が悪い、けれど加速しないわけではない

・エンジン音がうるさい(いつも以上に)

・エンジンの振動が大きい(いつも以上に)

―――――――――――――――――――――――――

 振動が大きいから、音がうるさくなっているのかもしれない。とするとエンジンで振動するところと言えば……、加速が悪い、けれど加速しないわけではない……。


(……たぶん、1気筒死んでいる)


 とすると、おそらく点火プラグが駄目になってしまったのではないだろうか。

 保険のロードサービスを頼むか悩んだけれど、アパートまでの距離はあと10キロメートル弱だ。腰の痛みは我慢できないほどではない。会社からここまで既に10キロメートルこの状態で走ってきてしまったし、もう10キロ増えたところで大して変わらないのではないか。今すぐになにか壊れるというわけではないのではないか。悩んだけれど、そのまま帰って、後日修理会社に持ち込むことに決めた。本当はその足で持ち込めたらよかったのだけれど、時間を考えると、この日はもう間に合わなかった。(やはり無理をせずロードサービスを頼んだ方がよかったと思います。事故を起こしてしまう可能性もあったので)

 

 帰り道には橋があって、少し上り坂になっている。あそこを登れるだろうか。

 迂回できないか考えてみたけれど、この地域は大きい川が流れていて、それをまたいで向こう岸にわたるためには、結局どこかで橋を渡らなければならない。それなら最短距離で帰った方がいい。願わくば橋の手前の信号で捕まらずに、スムーズに行ければいいのだけれど。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


『この車の最大トルクは4000回転で64N・m、3気筒のエンジンで1気筒死んでいるから(この状態で4000回転も回るのかはともかく)単純計算で約40N・m……』


『40N・mということはニュートン氏40人分の力だから……(※違います)』


『40人力なら……いけるか?』


 そこまで考えて虚しくなった。どうして一人でボケているのだろう。一種の呪いのようにも思えた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 


 ゆっくり左側の車線を走って帰った。何とか無事にアパートにたどり着くことができた。



 次の日は修理会社の定休日だったので、電車で通勤した。駅まで行くのも駅から会社まで歩くのも結構距離があってつらい。そして田舎なのと乗る人が減っているせいで、運賃も高くて2重につらかった。



 さらに次の日、午前中に半休を取って朝一で電話して、修理会社に持ち込んだ。点火プラグの交換だから1000円くらいだろうか、と高をくくっていたが、それは甘かった。そもそも点火プラグが原因ではなかったのだ。


―――――――――――――――

挿絵(By みてみん)

―――――――――――――――


 整備員の方に症状を伝えるとき、「多分点火プラグだと思うんですけど」とわかっている感を出そうか迷ったけれど、余計なことは言わないことにした。間違っていたら、ちょっと恥ずかしいし。

 実際間違っていた。


「イグニッションコイルが駄目になってたみたいですね」

「……イグニッションコイル?」



 イグニッションコイルとは点火プラグに行く電圧を昇圧するための部品だそうだ。(私はその部品自体知らなかった。なんか点火プラグの前に長い棒みたいなのがあるなとは思っていたけれど)私は相互誘導作用を完全に忘れていたので、久しぶりに参考書を読んでみた。みんなこんな難しいことを勉強しているのか、と他人事のように思った。電圧と巻き数比もどっちがどっちか覚えていなかった。

 V1:V2=N1:N2だった。巻き数の多い方が電圧も高くなる……ようだ。(違っていたらすみません)

 

 私の車はイグニッションコイル(正確にはダイレクト点火装置というものでイグナイターとイグニッションコイルが一緒になっているもの。イグナイターは何? というとイグニッションコイルのコイルの1次側で使う電流を増幅するものだそうです)→点火プラグというふうにつながっていた。 

 間に説明が入って判りにくくなったのでもう一回まとめると下記になる。


・イグニッションコイル → 点火プラグ 


 それぞれ1気筒に一つというふうにエンジンに刺さっていた。


 こういう一筆書きの回路だと、どの部品の故障かというのは組み合わせを変えたり、一つ一つ調べないとわからないですよね。蛍光灯の時もそうでしたが。



「それで、今回壊れているのは一つだけなんですが、3気筒のエンジンなので全部交換した方がいいかな、と思うんですが……」


「……、そうですよね」


 1つだけ古いというわけもなかったようなので、1つ壊れたら残りも遠からず壊れるだろう。今日まとめて交換してもらった方がいい。工賃もまとめてやるならサービスしてくれるそうだ。また壊れてハラハラしたり会社を休むのも大変なだけだ。


「ええ、はい。それで、お願いします」


 3気筒のエンジンでよかった、もっと気筒が多かったらより大変だっただろう、と前向きに考えることにした。ただ気筒数が多ければ多いほど、1つ故障したところで影響は小さくなるのだろうか。でもエンジンは繊細なもののような気もするし、どうなんだろう。


―――――――――――――――――――――――――――


 2024.1

 またエンジンがガタガタ言い出すようになった。

 もともと多少はうるさいのだけれど、今回は比喩表現でなしに、本当にガタガタ音がしていた。それに気づいたのは朝、出勤するときだった。また壊れたのかと思ったけれど、今は冬だから気温が低くてエンジンも冷えているから、そういうこともあるのかもしれないと思ってとりあえず、少し様子を見ることにした。(この判断が正しかったのかは分かりません)しばらく走らせていると、ガタガタ音がしなくなっていることに気づいた。やはり、エンジンが温まっていなかったせいだったのだ、とその時は楽観視していた。

 だが、帰るときも同じ症状が出た。


・エンジンかけ始めにガタガタ音がする

・しばらく走らせると、音がしなくなる

・エンジンオイルの警告灯は点いてない


 どうですか。わかりますか。私はいつも通りでした。


――――――――――――――――

挿絵(By みてみん)


 エンジンオイルかなあと思ったのですが、でもエンジンオイルの警告灯は点いてないしなあ、でもガタガタ言っているしなあ、でも警告灯が点いてないってことはオイルが減ってないのでは? みたいなループ思考に陥っていました。オイルレベルゲージを確かめれば一発だったのですが、オイル足りないにしても自分じゃ入れられないからなあと思い、その週末に修理会社に持っていきました。


「エンジンかけ始め、ガタガタって音がするんです」

「キュルキュルじゃなくてですか?」

「はい。もうホント、ガタガタ(迫真)って」


 そして診てもらったところ、エンジンオイルが減っていただけでした。


「オイルレベルゲージに付かないくらいまで、エンジンオイルは減ってました」

「そう……ですか。……漏れていたんですかね?」

「いや、漏れてはいなかったので、オイル食いだと思います」


 オイル上がりかオイル下がりか、とにかくエンジンオイルが燃焼室で燃えて減っているとのことだった。

(これは……まずいのでは?)

 オイル添加剤を入れると、症状が改善されることもあると言われたので、入れてもらうことにした。エンジンオイルは多めに入れてくださった。

 

(やっぱりエンジンオイルか。ていうかレベルゲージに付かないまで減っても、警告灯ってまだ点かないんだ)

 皆さんも気を付けてください。一応自分でもレベルゲージを見ておくべきでした。


――――――――――


 幸い、その後(とはいっても私はその夏に車を手放してしまったのですが)はエンジンオイルが危険なレベルまで減ることはありませんでした。その年の3月に車検があったのですが、その時も減っていませんでした。

 添加剤の効果があったのかもしれません。イグニッションコイルが壊れていた時に無理して走らせたから、上手く回転できなかったのかもと思ったのですが、ただ交換してもらった直後は異音はしなかったんですよね。異音がしていなかっただけで、そのギリギリまで減っていたという可能性はあるかも、とかいろいろ考えてみたのですが、はっきりとはわからないですね。


 皆さんもお気をつけて。安全運転でお願いします。


(完)


最後まで読んでくださってありがとうございました。


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