16、作曲と言えなくもないことについて
今回、自分でもよく分かっていないことについて書いているのでいつも以上にグダグダです。すみません。
16、作曲と言えなくもないことについて
2025.5(大雨)
私はその日も株で損をした。
虚しさ、怒り、悲しみ、一通りの感情を経験した後、仕方がないからとハローワークに失業保険の手続きに出かけることにした。短いトレーダー人生だった。
最寄りのハローワークは利用者数に対して駐車場面積が小さいのだと思う。その日も駐車場の前には『満車』の看板が立っていた。しばらく待っていれば空きが出たとは思うけれど、なんだか待つのも嫌だったので出直すことにした。
帰り道、運転しながら頭に浮かんだのは、株で損をしなかったらもっとなにか買えたのに、という後悔だった。
そういうわけで私はリサイクルショップに寄っていくことにした。前から目星をつけていたものがあったのだけれど、例によって踏ん切りをつけることができていなかった。
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10年以上昔から作曲をしてみたいと思っていたのだけれど、ずっと思っていただけだった。
無職になってから、MacOSのパソコン(以下MacPCとする)を探していた。
無職なのにMac? と疑問に思われるだろうか。(好きにしろよ) 私は特にこだわりのない人間で今までずっとWindowsOSのPCを使ってきて、特に不便も感じていなかった。新しいPCを買った今でも、この文章は元から持っていたWindowsのPCで書いている。
なぜMacPCを探していたかというと、音楽作成ソフト(デスクトップミュージックと呼ばれるもの)を使って作曲をしてみたかったのだ。MacPCには標準でDTMソフトが搭載されているらしかった。(※購入前にそのあたりご確認ください)
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WindowsPCではできないのかと聞かれると、もちろんできるのだけれど、その場合のソフトは買い切りのタイプのものがなくて、(私が調べた限りでは)会員登録して使用する権利を購入するみたいな感じの流れになるようだった。こういう方面のリテラシーが低い私にはハードルが高かった。メジャーなものは海外製のソフトということもあって、英語が得意でもないため余計に難しそうに見えた。
もちろんこれはネットに疎い私から見た意見でしかないです。そこはご理解ください。私が知らないだけで実は日本製で買い切り、Windows対応のソフトが販売されていたりするのでしょうか。
今使っているWindowsPCは古くて2014年製のものだ。古いことよりももっと問題なのがメモリ(ランダムアクセスメモリ)が4GBしかないということだ。DTMソフトを使用する推奨スペックに達していない。そういうわけでどのみち、PCは買わなければならない。それならMacを買えば、ソフトをあれこれしなくていい分、手順が減っていくらか楽なのではないかと思ったのだ。
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次に買うPCはデスクトップのタワー型のものにしようと考えていた。(外に持ち運んで使うことがほぼないので)しかし、MacPCを調べていて気付いたのだけれど、タワー型のものはない、というかめちゃくちゃ高額なものしかないようだった。(よく分かってないです。すみません)
……じゃあノートPCにしますか、となったのだけれど、想像していた以上(ある程度高いとは思っていたけれど、それ以上)に新品は高額だった。
……じゃあ中古にしようかな、となった。中古PCを購入するのはあまりよくないという話も耳にするけれど、私はDTMをやってみたいだけだし、すぐやらなくなる可能性も十分あるわけで、お試しということなら中古でいいだろう、と判断した。なにより、金銭的に余裕がなかった。(株で損しなければよかったのだけれど)
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近場のリサイクルショップは大体回ってみたのだけれど、想像していた以上にMacPCは置いていなかった。候補は2つに絞られた。というより2つしか見つけられなかった。年式は新しいけれどメモリが8GBで8万円のもの、古いけれど16GBで7万円のもの。私は後者を買うことにした。古いと言っても2020年製のものだったので、たぶんまあ、なんか大丈夫じゃないか、割とお買い得なのではない、かなあ……(まるで自信がない)、と思ったのだ。ただ買うときに少し気になったことがあった。
「この充電回数ってなんなんですかね。多いとなにか、バッテリーが弱ってたりするんですかね」充電回数300回と商品説明には書かれていた。
「普通のPCと同じような感じだと思いますけど」
「……なるほど」
全然わかっていなかったけれど、もうそれを買うことにした。あれこれ悩むのが面倒になっていた。最悪バッテリーが弱っていたとしても、ずっとコンセントにつないで使えばいい。そう考えて購入した。
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1日目:
買っただけでなんだか疲れてしまって(結局ハローワークに行かなかった)、梱包(店員の方が丁寧にエアパッキンで包んでくれた)を開けることさえしなかった。
2日目:
なんだかこのままやらないで終わるような予感がしてこれはまずいと思った。もう日も変わるという時間に、開封した。
コンセントにつないで、…………あれ? 電源ボタンってどれだろうか、これ?
右上の真っ黒なボタンを押してみる。少し間があってからドゥーンと音がした。イヤホンを挿していたのにと驚いた。起動音のようだった。
その日はウイルス対策ソフトをインストールしたところで疲れて、今日はこの辺にしておこう、となった。
3日目:
今日こそDTMソフトを使ってみようと思ってPC内を検索したのだけれど、どうもダウンロード(無料)しないといけないようだった。ダウンロードしてその日は終わりにした。
4日目:
私がやりたかったのはピアノロールという、ピアノの鍵盤を横にした画面に、右から左に入力した音が流れて行って演奏されるというやつだった。
インターネットで有識者の方の解説サイトを見ながらその画面を出せるようになる。ありがとうございます。さらに解説サイトを見ながら、音を入力できるようになった。これは大きな進歩だ。というわけでその日はそこで止めておくことにした。
5日目:
テキトウにいくつかコードを入力して鳴らしてみた。私は感動した。
もちろん音楽自体に、というわけではなくて、自分が入力したもの、それがその通りに演奏されたという事実に感動したのだ。
6日目:
昨日入力したコードを何度か再生して満足した。
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2週目:
うすうす気づいていた事実に直面した。メロディーが全く思いつかないのだ。
それならそもそも買わなくてもよかったんじゃない? と思われるかもしれない。まあ、それを言ったらそうなのですが、正直私はもうやりたいこととか、なんか、ないんですよね。もともと、やるだけやってみようみたいなノリだったわけで。
私は作曲ではなくコード進行についての本は持っていたので、本を参考にコードだけ入力してみることにした。コード進行は同じでも盗作にはならないそうです。
最初はAm→G→F→C。(ラ→ソ→ファ→ド みたいな感じです)を転回形(『ド、ミ、ソ』のならびを『ソ、ド、ミ』にするみたいな感じです)にしたもの。サビの部分はカノン進行を転回形にしたものを入れた。入れた、と思う。ちゃんと入力できていれば。
それでここからどうしよう、としばらく何もしなかった。
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3週目以降
その後1週間くらい悩んで、やはり基本を勉強するべきだと思い、初心者向けのDTM作曲の本を一冊買って読むことにした。付属のDVDを1週間くらいかけて見て、なんとなくそういう感じでやるのかとわかった。
こういうふうな音の並びにすれば不自然にはならないというのが分かったので、そのルールを守って入力していく。(読んだことをそのまま書くのはよくない気がするので、お手数ですが調べてみてください。調べれば出てくると思います)
そして2週間くらいかけて少しずつ入力して完成した。……とりあえずこれで完成とすることにした。
作りたいイメージがあってそれを形にしたというのではなくて、ただルール通りに入力しただけなのですが。でも、自分で何か作れるのは楽しいですね。
こんな感じで作ることができました。
(完)
今回伝えたかったのは、私でも誰でも音楽を作れるソフトがあるということです。
私が知らないだけで、他にもいろいろなソフトがあると思います。
読んでくださってありがとうございました。




