2、エアコンの水漏れについて
2、エアコンの水漏れについて
2022.08
ある夏の晩、エアコンのあたりから水の垂れる音がしていることに気づいた。音は小さかったけれど、本来しないはずの音だったので気になった。
エアコンの周りを確認する。どうやら配管の穴(室外機と室内機をつなぐ、おそらく配管とか配線を通す壁の穴)から漏れてきているらしかった。配管穴の下部から一筋の水の線が伸びていて、床までつたっていた。床は少しふやけていた。
「…………」
配管穴のカバーを外して、冷房を運転させてみるとしばらくして、水があふれて垂れてきた。場所はここで間違いないようだ。
配管穴の室内側にはコーキング剤(だと思う)で薄い壁のようなものが作られていた。たまった水がこの壁の高さを越えると、零れ落ちる、ということらしい。
そこは分かったけれど、根本的に原因がよくわからなかった。つまりは水の発生源はどこか、ということなのだけれど。おそらくハーフラップ巻きされた配管や配線の束のところが結露しているのかな、となんとなく思った。
蛍光灯の1件があって、管理会社に頼んでもすぐには来てもらえないのだろうな、と思うと修理を依頼すること自体が面倒に思えた。何時間か運転させたら、たまった水を灯油ポンプで抜くという作業をして、寝るときはエアコンを点けないことにした。というのも1時間半から2時間もすれば水が垂れてくるから、寝ている間ずっと動かすわけにはいかなかったのだ。
壁をつたう水を上手くバケツとかに流れ込むようにできないかと試したけれど、上手くできなかった。
今から思えば、無理をしていると思います。寝るとき我慢できないくらい暑かったら、床に雑巾でもしいて置けばよかったのかなと思ったりもします。熱中症になって倒れる可能性もあるので皆さんはすぐに修理を依頼してください。
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2023.07
当然なのだけれど、去年だけたまたま巡り合わせが悪くて水が垂れてきた、というわけではなかった。配管穴のカバーを開けたまま生活するのもなんだか落ち着かなかったし、毎年のように訪れる記録的な猛暑のことを想像すると、何とかしなければならないと思った。
普通に去年問題が起きた時点で修理を依頼していたら、こんなことを考えなくてもよかったわけなのですが。繰り返しになりますが、皆さんはすぐ連絡してください。
①配管穴の外側の部分が何か詰まって、水が外に流れず部屋に逆流しているのではないか。
→なにも詰まっていなかった。パテか紙粘土のようなものが配管の束と配管穴との隙間をふさいでいたが、乾燥してひび割れていた。少なくとも水が流れ出す隙間は十分にあった。
外から配管穴付近を調べていると、ドレンホースのようなものが壁につけられていることに気が付く。ただこれは何の役に立っているのか判らなかった。というのも配管穴の下から地面のあたりまでしか存在していない。壁に管が張り付けられているだけという状態で、なんのために存在しているのか判らなかった。ただこれは何年も前から(水漏れが発生する以前から)こんな感じだったような気がする。
水の流れるガイド、のようなものなのだろうか。ガイドにしても、どうなんだろうか。これは意味があるんだろうか。と、いつものように間抜けなことを考えていた。
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②配管の束が結露しているのではないか
配管穴のカバーを外して、懐中電灯で穴を照らし、改めて観察してみる。
この綺麗にテープの巻かれた内部でどうこうなっていたとしたら、自分には手が付けられないなと思った。とはいっても、これしかないよなあ、と思ってテープの巻かれた配管に触れてみる。
どうだろうこれ、湿っている……か? どの辺が結露しているのかよく分からなかったので配管の束を持ち上げてみる。束は固くて重いし、穴は狭いしで、あまり動かせなかったけれど。そのときはじめて束の下にもう1本、下敷きになるようにして何かがあることに気がついた。よく見るとハーフラップ巻きが穴の途中で終わっていて、2つに分かれていた。配管の束と1本だけの何か……。下敷きになっていたのはその1本だけの方だった。
これは……ドレンホース?
※ 以降、解決編に続くので、考えてみたい方は、これ以降はいったんストップして考えてみてください。(そんなたいそうなものではないのですが)
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――そういうことか――
全てがつながった。
というか、ドレンホースがつながった。(頭の中で)
壁についていたドレンホース、あれは本来、配管穴のドレンホースにつながっていたに違いない。(そうでしょうね)ただ、何年も前から外のドレンホースはあんな感じだった気がする。
もっとよく配管穴の中のドレンホースを見てみる。穴の中で割れていた。
まとめるとこんな流れだと思う。
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①外に露出していたドレンホースの、配管穴から出て壁に沿わせるためにカーブを描いている部分が経年劣化で割れてしまう。力がかかっていて余計割れやすかったのだと思う。そして私はなんだろうこれ、と思っただけで特に気に留めない。(気にしろ)
→この時点ではまだ、ドレンホースは配管内部から外の出口付近までは存在していて、部屋の中に水が流れ込むことはなかった。穴の内部では割れていなかったのだと思う。
②配管穴内部のドレンホースが経年劣化と、おそらくは配管の束の重みがかかっていたために割れてしまう。
→割れたところから水が漏れ、配管穴に水がたまり部屋側に流れ込んでくる。
以上、証明終わり。(証明かこれ?)
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それはそれとして、どうしようか。
順当に行けばドレンホースの交換を依頼するべきだろう。でも、それはいつになるんだろうか。今は夏ということもあってエアコン関連で電気屋さんは忙しいだろうし、しばらく先になるのではないだろうか。このままエアコンを使えないのはかなりつらい。下手すると熱中症で倒れるかもしれない。この時も汗だくになっていた。
かといって自分で交換できるものでもないだろう。そもそもこのドレンホースはどこから生えているんだろうか。 室内機自体取り外すとかになると、絶対に自分では触らない方がいい。間違いなく元に戻せなくなるし、下手をすると壊したり怪我をするだろう。
ドレンホースが穴の途中で割れているのなら、こう、割れていないところまで、ドレンホースよりも一回り径の大きい配管なりホースなりを被せるように通して外まで出せば、上手くいかないだろうか。今度、ホームセンターで見繕ってみようか。
しかしこの配管穴はものすごく作業性が悪い。かなり高い位置にあるし、狭いし暗い。ドレンホースは触れば、触れた部分がまた割れそうな気もする。
というか、そもそも何故部屋側に流れ込んで来ているのだろうか。室内側にはコーキング剤でつくられた壁があるのにも関わらず、それを越えて流れ込んでくるということは、穴の高さは部屋側が外側よりも低いということになる。勾配が逆になっている。
要するに水がこちら側に流れ込んでこなければいいわけだから、なにか壁のようなものを作ればいいと考え、ペットボトルを切り抜いて壁を作ってみたが、当然隙間から水があふれてくる。
そこでやっと気づいた。コーキング剤でもっと高い壁を作ればいいだけだ。ちょうど、シリコーンシーラントが余っていた。
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『コーキングあるある』
久しぶりに使おうとすると、シリコーンシーラントの先端ノズルが詰まっている。
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詰まっていたのでノズルの先端を少しニッパーで切り(別に切らなくてもよかったかもしれない)、あとは固まっていたシリコーンをほじくり出して本体に取り付ける。そしてコーキングガンにセットする。
もともとあったコーキング剤の壁の手前にまだスペースがあったので、そこにシリコーンを盛って壁を作る。隙間なく、元の壁よりもさらに高く、なんならほとんど埋めてしまっても構わないのだ。(本当にいいのか?)もともとの壁の高さが穴の直径の2割分だとしたら、今回は4割くらいまで埋めた。
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その日、夜通し運転しても、部屋側に水が垂れてきてはいなかった。
次の日、外側から見てみるとちゃんと外側に垂れていっていた。(本当は垂れていること自体よくないのですが)
それから、部屋に水が垂れてくることはなくなった。
(完)
※ これは応急処置にはなるかもしれませんが、一番いいのはきちんと修理してもらうことだと思います。皆さんはあまり参考にしないでください。
私はアパートを出る前には自分でつけたコーキング剤を切り取って元の状態に戻し、エアコンから水漏れしている旨を伝えようと思っています。
関係ないですが、夏は首に巻く冷たいやつをつけています。
読んでくださってありがとうございました。




