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そして、私は「堕天」することを決めた。

作者: 片桐ゆーな

 やあやあ皆様、セロトニン活性がまっしぐらに下がってるはずの、片桐さんです。

 だうーんと、気落ちすんのかなーと思っていたのだけど。

 セロトニンが増えるまで二週間くらいはみるべしと言われているし、減るのも同じくらいなんすかねー。

 ときどき、からだに「ぞくぞくぅ!」っていうなんかが来るのだけど、落ち着いてきてはいるかと思います。


 さて。あらすじには書いたのですが、このたび私「SSRI」をやめることになりました。

 やつは天国への扉。そしてそれをやめた私は今「堕天」をしているというわけです。

 今回は、精神の薬のお話をしていこうかと思います!(ちなみに、個人的な意見だから学術的に間違ってるところもございます)

 

 ええ。更新頻度落ちたあたりから片桐さんもう、身体も心もボロッボロなのよ。それでも働かなきゃ駄目とかいわれたりとかなのよ!

 そもそも、対人恐怖症なのに接客業やってる時点で生き方間違ってるだろ! って感じではあるんですけど、やればできる子なので……吐き気を催しながらもなんとか働いてます。

 こんな世の中なので、生き延びるための人生を生きております。


 さて。セロトニン活性といいましたが、生活をする上で「SSRI」という薬物を15年くらい愛用しています。BDZ系の薬も手放せないですわ。

 BDZ使わないと、「どもり、きょどり、だんまり」の三重苦になりますゆえ、接客前はがっつり使います。

 え、でぇじぶかって? そりゃ喉痛ければ痛み止め使って仕事するのが日本人ですからね。

 心の痛み止めくらい使わせてくださいよ。だって人間こわいもん。


 ここらへんは成長段階でのトラブルとかがあると起こりやすいのかなぁとは思うので、健全にトラブルを経験して突破とかすると、人との関係値を築きやすくなるのかななどと思ったりします。ベビーカーで小さい子を連れ回すってのも、いっぱいやるとよいかと存じます。

 いや、成長段階でも私は人がこわやこわやって感じだったので、大学時代とか普通に自殺用にカッター持ち歩いていたりしてね。

 使うことはなかったけれども、まー、対人能力も低いし、実習とかくそ大変だったなぁ。

 その分、数字とかにはそれなりに強くはあるけど、コミュ力ないから英会話とかもぼろっぼろでした。

 もうちょっと気を抜いた育ち方をしたかったでござる。


 自己肯定感とかほんと虚無だから。

 だから、生き延びるための人生になっちゃうわけなのだけれどね。

 なんつーか、頭の回転数が人と違ってちょっと遅いんだよね。

「会話ベース」での動き方じゃなくて「執筆ベース」での動き方なのさ。

 ぽんぽん会話って進んじゃうから、思い浮かぶことを話そうとすると「もう、その内容は、今じゃないよね」って感じになっちゃうの。

 その点、執筆ベースだといくらでも時を選ばす好き放題言いたい放題できるので、まじで、なろうさんありがとデス。


 さて。15年くらいSSRIを愛用しているよと言いましたが、精神科医さんとは縁がありまして、結構前から薬どうしようねー、から、だいじょうぶ? 死んでない? とかそんな感じの会話をしてきました。

 最初の女医さん、めっちゃ話しやすかったので、助かりました。

 そして、その方が別の活動に移るってんでDr.が変わりましてね。

 

 そこから、通院は薬をもらいに行くだけの2分診療になったわけですが、まー、話す系の精神科医は希有だし、処方による改善を目指すものです。

 5分診療時間ないと、加算は取れないはずなのだけど、まあそれはそれです。

 話をした結果、対人での緊張とかの話になって、薬を変えてみましょうって話になったんですよね。


 変えた当初は「この薬やっべ」って思ってたんです。対人恐怖が断然楽になったし、トイレの頻度も激減しました。

 片桐さんはびびりのション弁漏れでアリますので、トイレなどは一時間に一回はいかなきゃいけなかったんですけれどね。薬変えてから四時間に一回になったっていう衝撃です。

 それで愛用をしていたんですけど、結果的に私の場合は「天国にいるかのような心地」といいましょうか、「強制的にシアワセな脳内物質状態」にしていたので、「頭の中お花畑w」になってたんですよ。

 

 そうなると、どうなるか。「欲がなくなる」。「願わなくなる」。

 もう「シアワセ」なんだから、「保守」になるわけです。


 がち鬱病の人が使うにはいい薬だと思うんです。

 エネルギーが堕ちてる人が使えば、いろんなこと考えなくて済むので。

 アレもこれもやらなきゃっていう「欲」ですね。それを押さえることができるので、無茶しなくなるんですよ。

 追い立てられるような焦燥感みたいなのも減るでしょうし、無茶もしなくなる。「諦められるように」なる。休むためにはいい薬です。


 でも「生きること」は「願うこと」でもあると思うんですよね。

 「やりたい」っていう意欲までも、根こそぎなくなっちゃう感じがあって。

 なので、執筆に関してもめちゃくちゃ影響でるって感じなんですよ。

 だって、シアワセなんだもん。なんもしなくていいやってなっちゃうの。

 セロトニンのお花が咲くw

 更新頻度激減してるのは、こいつのせいだよなーと、思っているところです。

 そうそう。あれだけアニメみてたのに最近はそれもないないしちゃってました。

 

 ちなみに、SSRIの一般的解釈としては、「元気になる薬」とか「意欲を高める」とか言われるんだけど……全然違うざます! って感じです。

 量と薬の種類の問題もあるんだろうけども。(少なくとも、前まで使ってたのでは、天国の入り口くらいで右往左往してた感じだったしね)


 私が再定義するのであれば、「無理矢理、ここが天国である」ように錯覚をさせる薬剤だなぁと。嫌なことを無理矢理やる場合には、効果的な薬ではあると思うけれども。

 自我を押し殺して息を潜める時期には、重宝するかなぁと。

 仕事するにしても、もくもくとやればいいってことだったらいいけど、新しい発想とか、改善をするっていうような話はしにくくなる感じです。

 だって、天国にいるんだもの。改善の必要とか思い浮かばないですしね。

 強引にシアワセを感じさせちゃうのだもの。しかたない。


・不安、イライラをとるということは、「生きる上」でどう作用するのか。

 不安、とイライラ、というのは、ネガティブな感情なのか。


 不安状態というのは、誰しもが経験をしたことがあるものだと思います。

 ここで、大切なのは「不安に、押しつぶされてしまう」のか「不安を燃料に慎重に進む」なのかで話は違うよってことです。


 精神科に行く人達は、「不安に押しつぶされしまう系」だからこそ、病院でなんとかして欲しいになるんだろうけれど、間違えないで欲しいのは「不安」そのものは、「痛み」と同じで行動を起こす上でのアラートみたいなものであって、必ずしも悪いものではない、ということで。(いや、私も痛み薬で消しちゃってるけど)


 イライラについても「原因を探るためのアラート」といってしまってもいいですし。

 問題解決の目印みたいなものだと考えてみるといいのじゃないかなと思います。

 

 けれども、昨今は「きれいな時代」になったものだから、いらついてると駄目みたいな風潮というか。スマートじゃないと駄目みたいな風潮というか。 

 なので、そういうのを「駄目な感情」として排除しようとして、さらにイライラが強まるっていうね。

 

 このイライラとか不安っていうのが、「自分で太刀打ちできない」場合は、精神科医を頼るのもよいのかなとは思います。

 薬で楽になるのもいいでしょう。もしくは不安の原因がある程度分かっているなら、行動を変えてみるというのもありです。

 イライラと不安を俯瞰して見ることができれば、不安自体につぶされることはないのではないか、と思います。

 

・なので、私は「堕天」することにした。

 きっかけは、薬飲んでいてもどうにもならんくらいに、環境が良くなくて、もー、いいやぁーなにもかもどーでもいいやぁー!

 ってなって、薬を飲まなくなったところから始まります。


 そろそろ三週間くらいたつのかしら。

 私は妊婦さんがいると、基本的にぽんこつになる人でして、すべてのステータスにマイナス補正がかかるというか、デバフくらっちゃうんですよね。

 で、これ女性限定で今まで発動してたんですけど、男性向けでも発動すんのなーって感じで、九月の上旬から下旬にかけてはだうーんっとしてました。 

 しかも、あんだけ仕事しろー! ってあおってきたくせに、自分は家の方を優先しますーみたいな感じになってて。

 詳細は省きますけど、天国にいるのに怒りを覚えたほどです。

 

 そして天獄からの脱獄とあいなったわけでした。

 

 結果的にSSRIを辞めたことで、トイレの回数は増えましたが、これはこれで泌尿器科の方で対策すればいいんじゃない? というようにも思いました。

 というか、普通にトイレにいけない労働環境はよくないって思います。


 脱獄してみた感じだと、「あれもこれもやってみたい」っていう意欲がわーっと出た感じです。

 ちなみに「薬をやめるときは医師と話をしてからにしましょう!」って、どの口が言うんだってね。 

 いや、ちゃんと受診してお話はしてきますよ。BDZは必要だし。ちょっと衝動的に天国から出てきちゃいましたけど、下野していいですか? と医師と相談してからにするのがよいかと思います。

 ちなみに執筆とか文章かくのも、すさまじくはかどっています。

 これは、すごい。

 

 では、服用したこと自体が駄目だったか、というとそうでもなくて。

 天国にいる時間があったからこそ、ある意味で自信というか、対人もなんとかなるかもっていう経験ができたことは良かったことだと思います。

 自己肯定感がぼろっかすな片桐さんは、相変わらず「コミュ弱」ではありますけれども、会話してつらくない時間が持てたという事実は、ありがたいことだなと。

 経験してないと、できないって思う派ですのでね。

 

 また今回のお話は「個人的なお話」ですゆえ、薬がうまくベストマッチする人もいるかと思います。

 テイコウするのをやめておだやかに天国にいるのが目的ならば、相性がいいかもしれません。

 でも、クリエイター系のお仕事とか、あとは無駄に上昇志向が高いお仕事だったりすると、相性悪いかもしれません。 

(思えば使い始めの時も、執筆欲がさがるなーって思ってた頃もあったっけ)

 

 しかしまぁ、ここまで効果がでるとか、お薬ってすごいねって思います。

 毒にも薬にもなりうるものですゆえ、丁寧に使っていきたいところですね。

 え、冬眠から目覚めたのなら、はよ更新しろって? あ、はい。

 今後ともよろしくお願いしますー。

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