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Interview with the 魔王軍  作者: つまころ.ch
第一章 国境付近
8/9

8-国境付近 東の湖にある駐屯地 門番の弓兵

村からの馬車だね、お疲れ様です。

いつものようにしてくれれば大丈夫です。

はい話ですか、場所を移動しないなら構いません、門番なので。

自分は弓兵です、弓が得意ですので弓兵になりました。

元々はカモナル近くの集落で狩猟をやっていたのですが、集落の人口が増えてきて、出稼ぎに出ようって事で兵士に志願しました。

ここにいる兵士は隊長以外は全員志願兵です、仕事は難しくはないですね指導書がありますし隊長が指導してくれますので。

志願兵で統制がとれるのかですか、難しい事を聞きますね。

わかりませんが、派遣される前に結構指導期間がありましたね。

ここでは基本的に見張りが仕事ですよ、何を見張っているかですか、色々です色々。

詳しく言っていいのか自分では判断できません、隊長に聞いてみてください、言っていい事なら答えてくれると思います。

これ便利でしょ、わからない事は隊長に丸投げ、いやいや指導書に書いてあるんですって。

自分達で勝手に判断するなって事でしょうね、いい加減に見えて的を射た方針です。

軍規ってほどのものじゃないと思います、なにしろ自分たちは2年しか任期がありません、更新してもいいし辞めてもいいんです。

と言いながら自分はここに5年以上います、盗賊の討伐に参加したことが何度かありますが、正規の部隊が到着するまでの見張りとかが任務でした。

実際に動くのはカモナルの正規部隊です。

ここに駐屯地がある理由ですか、わかりません。

これも隊長に丸投げですね。

戦争の気配は感じます、しかし危険を感じるとかではありません。

人の往来が減ったんです、戦争前はここを通り過ぎる人もいましたし、騒動を諫めにいくこともありましたから。

そういった事が無くなったわけです、自分たちとしてはむしろ楽になったと感じますね。

いやおそらく有事の際にはこれまでになく大変なことになるのでしょう、その構えと覚悟はあるつもりです。

正規の兵士になろうかと考えてますから、隊長が尊敬できる人なので、自分もそうなれればと思っていますよ。

正規の兵士になればここに居続ける事はできないのだそうです、隊長みたいにどこかの駐屯地を任されたり、カモナルから色々なところに派遣される実動隊に配置されるそうです。

危険な部隊もあるのだと思います、国境付近だと中央近くでしょうか。

南側の軍隊との衝突があるそうですから、中央の部隊は全員正規の兵士ですね。

ここが居心地がいいので迷っちゃってます、でもやりがいがあるので正規の兵士になりたいんです。

あぁあそこにいるのが隊長です、隊長!少しよろしいですかっ!

この方々がお話を伺いたいと申しております、よろしいですか?

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