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-ゼロ-

12月19日

8時56分。


朝食

トマトと豆のスープ、お粥、ミートボール3個、バナナムース、低脂肪牛乳。


自分の寝言、笑い声で目が覚める。

(寝言イビキ歯ぎしり寝笑い、なんでもアリのマルチプレイヤー)



見てた夢の内容は忘れちゃったけど。


朝食後、聖地へ。


結局食べなかったカップ麺を吉沢さんにあげる約束をして、北棟の皆にも退院を告げて今自部屋。


戻る際、手の皮を剥ぎ取る洗い方をしている松井、


『ンッ、ギッ』(falsetto)

『おはようゴザイマスッ』(Power)


「松井くんおはよー、手大丈夫?」



『乾燥していて手を洗い過ぎてしまうんです』



ニコッ(俺)

「手、真っ赤だよ」



手だけファラリスの雄牛に入れられた直後みたいに赤い。

漫画かよっ!!

本人が良いならいいけど。


いつもと変わらない朝だー。


いつもと違うのは次のエピソードの時には俺は実家にいるという事。



この3週間ではぐれメタルを20体以上倒したぐらいの経験値を得た気がする。


こんな日でも読書(音読)を辞めない松井はすげぇ。

俺も相変わらず文章書いてる。


正直言ってこんなに毎日毎日、ふと思い付いた「日記」とかいうヤーツが続くなんて思ってなかったし、決めた事をやり遂げるとか無理無理って思ってたんだけど。


南棟、北棟の皆のおかげで止まらずに無事この日を迎えました。



ピョー!!(俺の心の鳴き声)




感傷に浸ってるこの1番いい瞬間に入浴指示、さすがっす。




チクショォォォオオオ!!



タイミング、さすがっす。



退院まであと2時間40分。



20時44分。


今、実家にて晩御飯完食!!


晩御飯

唐揚げ(激ウマ)、ギョーザ(激ウマ)、ブリ大根(激ウマ)、ご飯、お茶。


のんびりまったり、今はマイブラザーが腐った球根みたいな顔でモンスターハンターをやっているのをチラチラ見ながら小説を書いてます。←集中はしてるよ大丈夫だから。


こたつだぜ!?

いいだろこたつ!!

一緒に入ろうぜこたつ!!


戻ってきて、ゆっくり休養するつもりですが、なんだか夢の中にいたようなあの場所に確実に存在してた感覚や出来事がまだ心の臓にこびり付いて離れないね。


俺はしばらくしたらまたやりたい事をやりながら、尚且つ生きるための最低限のルールにも縛られながら、それでも自分のペースでゆっくりと。

自分との約束を果たそうと思いマスッ!!

(falsetto)



もし大都会に戻った時、今より少しだけ大きな人間になっていたら、最高かな。

なっているだろう。確信がある。

根拠はない、ただ、予感がするんだよ。



あ、俺、ヘルパー2級(現在は初任者研修と言う)の勉強をします。


恵まれた環境の中にいる事に感謝しつつ、

何かを創る、文章を書いたり曲作ったり。

見る人が見れば夢みたいな話を夢で終わらせないためにも、1歩1歩前に、ね。



すっげー楽しかったっす!!

すごく成長できた約3週間。



またこの小説、気ままに追記するかもだ。

終わりではなく始まったわけです。


新しい物語も書きたいな。描きたいな。


南棟、北棟のみんな、お見舞い行くから!


これを読んでくれてるみんな、ありがとう!


終活(本来の意は忘れたまたへ、輪廻 終の活動という意で有る)はまだまだ終わらない。


それでまた会いましょう。


ね。



「ンッ、ダイッ!!」(falsetto)



俺による俺の為の松井日記


2018年12月19日

21時14分。


終。

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