設定その2 全国大会と武器リーチについて(第八話までのネタバレ有)
第八話までのネタバレを含みます。
・全国大会「AR ARMSチャンピオンシップ」
‐ 毎年夏に開催されているアラームズの全国大会。開発会社が主催する、唯一の公式大会である。
‐ 初回は男女別になっているのみで、年齢による区分けはなかった。第二回大会より十八歳以下の部(U-19)と成人の部に分かれる。
‐ 毎年U-19(男・女)、成人(男・女)の四人の王者が決まることになる。
‐ 第五回大会では、それに加えて団体戦が追加。団体戦は成人、U-19ともに男女混合。
‐ チームに登録できる選手は二人から最大四人までで、男女それぞれ二人が上限とされる。
‐ 選手とは別にセコンドを一人付けることができ、セコンドは年齢性別の制限はない。
‐ また、各武器リーチ(後述)には、それぞれ一人の選手しか登録できない。
‐ 以上の制限さえ守れば四枠全て埋める必要はなく、セコンドは不在でも可。
・武器リーチについて
‐ 武器の後端から先端までの長さのこと。
‐ 先端後端の箇所か分かりにくいものは、直線で計測して一番長くなる部分を採用する。
‐ 遠距離、中距離、近距離、ゼロ距離の四種類に分類される。
・遠距離武器
‐ 長さ一1.5メートル以上のもの。槍や薙刀など。
‐ アラームズでは、長い武器ほど重さに大きな倍率がかかる仕様になっている。
‐ このため、遠距離武器は動きも鈍重になりがち。
‐ 使いこなしてしまえばリーチに勝る分、強い傾向にある。有力選手も一番多い。
・中距離武器
‐ 70センチ以上1.5メートル未満のものを指す。刀剣類が多くを占める。
‐ 遠距離武器に比べて遥かに軽くなるので、扱いやすい。
‐ 見た目の格好良さもあり、ライトユーザーの人気が高くなっている.
‐ 反面、強いプレイヤーは少ない。
・近距離武器
‐ 70センチ未満の武器。ナイフや脇差など。
‐ 非常に軽いものの、戦うには短すぎるので、当初は圧倒的な不人気であった。
‐ 数年前に転機が訪れ、一転して人気のリーチ帯となる。今はナイフが武器人気ナンバー2。
・ゼロ距離武器
‐ 拳や脚などのこと。各部位を二箇所まで指定することができるが、殆どの選手は両手を指定。
‐ 専門性が高く、他のリーチに比べて選手層は圧倒的に薄い。
‐ 拳の場合は五指と手の甲を金属で覆い、手首から先へも任意で延長することができる。
‐ 金属で覆われた部分は相手にダメージを与えるだけでなく、相手の攻撃を防ぐ防具の役割も兼ねる。
‐ 当然だが、金属部が多くなればそれだけ大きな重量がかかる。
‐ 相手の武器を握ることを防ぐため、手の平を武器化することはできない。