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神と人は仲良く出来る!?

作者: 火無菊

第2話


裕樹「おいおい!?一瞬にして家が無くなった…」

目の前の光景に唖然としてしまった。

ナーヤ「あらら、天界ではこんな出来事は日常茶飯事なのにな〜」

裕樹「住む家が無くなってしまったし、お金も家に置いといてたのに、それも無くなったし、そもそも天界でやっていることを下界でするな!」

絶望している時に、ナーヤは端末を取り出し、余裕の表情でいた。

ナーヤ「大丈夫だよ〜!この端末でタップするだけで元通りにするね〜」

そんな事を聞いても、半信半疑でいたその時に、よくわからない空間に一瞬移動したと思ったら、家が元通りになっていた。

裕樹「嘘だろ!?吸収されて無くなっていた家が元通りに!?」

朝っぱらから、とんでもない光景を目の当たりにして、考えることをやめていた。

ナーヤ「これなら文句ないでしょ?」

更に神様ナーヤは端末をタップしただけで4億円も稼いできて、俺は度肝を抜いた。

裕樹「朝から色んな能力を使うのはわかったから、学校に行ってる間は家で大人しくしてくれないか?」

ナーヤ「えー!大人しくするの退屈だし、退屈してると色んな物や家を吸収したくなるんだよね〜」

収集がつかない状況だったが、気分を切り替えて朝食の準備をした。

ナーヤ「朝食美味しい〜!裕樹君は料理を作るのが上手いね〜!」

裕樹「うちはいつも両親が共働きで家に居ないことが多いから、料理を作るのは自分でやってたから、料理をするのが慣れてしまったのかもな、それに美味しいと言ってくれてありがとう」

ナーヤ「僕も料理作れるよー!」

学校帰りが遅くなるから、夕飯を作ってくれるのは有り難いが、この神様は何を作るからわからないから、頼むのはやめようと思った。

裕樹「学校に行ってくるから、大人しくしろよ?くれぐれも能力使って、メディアやニュースに取り上げられることをするなよ?」

ナーヤ「オッケー!!」

彼なら静かにしてくれるのか半信半疑のまま登校した。

裕樹「はぁ…学校行きたくないなぁ…」

そう、俺は学校で色んな人達にイジメを受けていて、行くと憂鬱な気分になり、体の不調を訴えるくらい行きたくないのだ。

同級生A「うわっ…裕樹の奴が登校してきた…」

同級生B「なんであんな奴が学校に来てるの?来なくていいのに…」

俺だって、学校で沢山勉強して、社会に出て、将来困らない為に来てるだけで、お前らの為に来てるわけではない。そう思うと今はイラついた気持ちを鎮めながら、授業に集中して勉強を頑張った。

授業やホームルームも終わり、部活の時間になったので部活に行った。

俺は部活動で空手部に所属しており、イジメを受けている自分を鍛える為に空手部に所属している。

だけど、空手部でも先輩達は俺をイジメてくる上に、基礎すらも教えてくれない。

裕樹「ぐはっ!!参りました…先輩…」

俺と対戦していた先輩は、俺を空手技でイジメてくる大樹先輩だ。

大樹「ガハハ、弱過ぎるぜ!空手部に入ったのもイジメ対策だろ?」

大樹先輩のイジメを見ている周囲の人達も笑い、俺は泣きながら、体育館を出て行った。

体育館裏で沢山泣いてたら、その時に空から神々しい光が…。

裕樹「神々しい光から、仏様みたい人が降りてきた!?」

涙を拭いて、もう一度見たら、ナーヤだった。

裕樹「なんで学校に来たんだよ!?しかも制服姿で居るし!」

ナーヤ「大丈夫!大丈夫!でも、イケメンな男子生徒を沢山ナンパしてきたけどね!」

裕樹「そんなことしてたのかよ…」

ナーヤ「さっき泣いてたけど、何かあったの?」

その後、事情を説明したあと、ナーヤから低あんを出してきた。

ナーヤ「それなら、強くなれる「ムッキープロテイン」があるよ〜」

裕樹「それを飲むと強くなれても、身体に負担は掛かったりしないよな?神専用のプロテインだったとか後から言うなよ?」

ナーヤ「それは大丈夫だよ〜保証するよ〜」

半信半疑であったが、賭けに出てみた。

裕樹「飲んでみたが変化ないぞ?」

ナーヤ「戦ってみればわかるよ〜」

後は自分を信じて、大樹先輩に試合を申し込んだ。

大樹先輩「まだ懲りないのか!何度やっても同じことよ」

周囲の人達も俺がやられるのを楽しみに見ながら、笑っていた。

裕樹「よしっ!いくか!」

気合いを入れた瞬間に大樹先輩は金縛りにあったかのように動けなくなっていた。

裕樹「気合い入れただけで動けなくなったぞ!?あの「ムッキープロテイン」のおかげか?このまま押し切るぞ」

拳を突き出したら、先輩は拳の風圧で吹っ飛んだ。

裕樹「アニメで見る、敵が物凄い風圧や圧力で吹っ飛ぶように吹っ飛んでしまうのを現実で見るとは思わなかった…」

周囲の人達は唖然としていたが、そりゃそうなると思った。その後、吹っ飛んだ先輩をナーヤが治療してくれた。

ナーヤ「ナオーレ!ナオーレ!」

裕樹「その掛け声がないと治療出来ないの?」

ナーヤ「そーなのよー!」

その後ナーヤと家に帰った。

裕樹「ナーヤに物を頼むのとこんなにも疲れることになるとは前から思ってたし、次からは自分で解決したりしよう」

ナーヤ「そんなこと言って、さっきは頼ってたじゃん〜」

裕樹「次は頼み事はしないからな!」

今日は朝っぱらから、沢山の物理法則を無視した、五代神こと吸収の神様ナーヤの能力を見て、疲れたの1日であったが、次の日にはイジメられることが無くなったことには、感謝をしたい気持ちであった。


次回に続く。


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