世界観設定(メモ)
創作世界観の設定メモ。作品内で出すか微妙な設定とか忘れないようにするものとか(随時更新)。
【世界樹】
「りんご」を宿す木のこと。巨人(神)たちの領域に成る植物。
世界樹の根ざす星を「天地球」と呼び、完全なる神の世界を指す。世界樹の栄養、つまり土と水の役割を果たすのは作品世界の基本的な宇宙の外側に満ちる宇宙の土台、混沌である。
【りんご】
世界樹に実る果実状のエネルギーの塊。巨人(神)らはこのりんごを自分たちの戦争の道具にしたり、料理して食べたりすることでエネルギーを得ている。
りんごを構成する細胞の一つ一つが下記の重層並列多元宇宙構造のマルチバースの無限集合、無限累積群。つまり一つの細胞がメガバースの集合無限数。
【重層並列多元宇宙】
簡単に説明すると世界(多元宇宙)が階層ごとに分けられて累積しており、上位世界が下位世界を丸ごと内包している累積型重層並列多元宇宙構造。
上層世界は基本的に下層世界より物理法則が強固で宇宙自体の強度、エネルギーの許容量が大きく、また上層世界は下層世界に対しては一方的に干渉することもできる。上層世界の存在は下層世界の存在に対しては基本的に何でもできる相対的な全能者となる。宇宙階層には神の領域と命の領域があり、『神>命>神>命>…』と両者の領域が無限に連なっている。
またこの無限の連なりの世界を黄泉は『命と神の領域』で1つとして、その累積した小さな無限の集まりと定めている。その世界をも内包した大きな無限の世界が同じような連なりを持って存在する(数字でいうところの、1の無限数(大きな無限集合)の集まりと、0〜1の間に存在する小数点以下の数のそれぞれの無限数(小さな無限集合)。早い話が上記の【りんご】の別の細胞体のことになる。細胞の一つ一つはそれぞれ揺らぎや干渉もある程度は受けるが、基本的には独立した世界を構築しているということ。
それぞれの階層世界(宇宙)は命の領域も神の領域も『時間軸』と『空間軸』、『次元軸』によって分岐しており、その世界に住むもののあらゆる言動、可能性、出来事が分岐の元とされている。エントロピー(宇宙の持つエネルギーなどの総量)は増大を続けたり、ある量を越えると唐突に滅んだりもする。
また、すべての世界の最下層には『虚無』と呼ばれる「混沌」の生まれる一つの巨大な世界が、
世界の最上位層の一つには『オーバーオール(超次元超常領域)』というそれすら超えた遥かな世界が存在している。
【宇宙】
世界のこと。各作品では宇宙と次元は別の定義である。基本的には一つの宇宙につき大きさは約500兆〜1000京光年。寿命は7000垓年程度。一つの宇宙が内包できるエネルギーの容量は基本的には決まっており、それをオーバーすると自壊してしまう。上記のエントロピーの過剰な増大など。
【少数(小さな)無限と大数(大きな)無限。及び極大数無限】
この世界の無限には、大きい無限数(大数無限)と小さい無限数(少数無限)が存在しており、基本的に少数無限が階層世界の下位世界及び命と神の世界のワンセットを、大数無限がより上位世界のことを指している。
またこの世界観が上述の三次元的な軸を元に、鏡合わせに無限に存在している(鏡園世界)。『オーバーオール』の領域と『虚無』は極大数無限という、もっとも大きな無限の集まりが一つとなった世界である。
【オムニバース】
自作品世界に置いてはオムニバースの概念を使用しているが、これは現実世界(三次元世界)、SFや宇宙物理学におけるオムニバースの定義とは全く異なる。というのも、この作品世界におけるオムニバースは『頂点となる世界(現実世界)』と『起点となる世界』の定義によって変化するためである。例えば【明神兄弟】の世界を頂点の世界(現実世界、あるいは仮想される最上位世界)と定義した場合、明神兄弟世界のオムニバースは明神兄弟の世界に存在するあらゆる創作物に、明神世界の世界観の想像の中の上位世界と、実在する下位世界の全てに、明神兄弟にとっての現実世界を加えた『全て』と定義される。その場合の本当の現実世界(我々の住む3次元世界)は【超現実世界】とこの作品世界では定義している。
現実世界(3次元世界)に属するキャラクターとしては、創作者そのもののキャラクター化である存在が設定上存在するが、このキャラ(つまり私=ロウシ)はロウシの作品群にとってはオムニバース規模の存在ではあっても(当然ながら)ロウシ自体がオムニバース規模で全能でも万能でも神でもないので、あくまでロウシの創作世界に対する絶対者として設定のみ存在する。
【マルチバース】
多元宇宙のこと。ロウシ作品の世界の宇宙は基本的には多元宇宙構造である。マルチバースに含まれる世界は宇宙のみであり、あの世や虚無などの次元世界は含まれず、それらはマルチバースからはそれぞれ独立した世界である。
【ミリオンマルチバース】
多元宇宙は文字通りそれ自体が無限に存在するため、「黄泉」が世界を区分分けするときに使用する言葉。
おかしな言い方だが多元宇宙そのものを一つと定義しそれが100万個でひとかたまりの区分とするためこの呼び方をする。この100万の世界は似通ったパラレルワールドで集められている(一つの宇宙から派生した並行宇宙群)。簡単に言うと上述の少数無限の多元宇宙が100万個の集合で1つの単位としているのである。主に明神兄弟やクビワツキ、ヒノワ伝などの下位の命の領域はこのミリオンマルチバースに値する。
【神と命】
ロウシ作品において、明確な神と命の定義は存在しない。なぜなら前述の世界構造のように縦方向には『神>命』の世界が無限に累積して存在し、より高位の命にとっては下位世界の神は命と変わらない存在だからである。しいて言うならば『同階層及び格下の世界に対して全能者である』こと、『本人に時間という概念がなく永遠不変の存在』であることであるが両者ともその定義から外れている命の存在もいるため厳密な定義はない。
【あの世】
ロウシ作品にとって、あの世とは明確にこの世とは次元の異なる世界のことを指す。物理法則そのものが違い、世界の在り方そのものが違うため、例えばこの世の全能者や、それに匹敵するパワーの持ち主であっても基本的には干渉することもどうすることもできない次元である。重層並列多元宇宙の、つまりは神も命も、ロウシ創作の世界のキャラが死ぬと全てこの『あの世』にいく。あの世それ自体が前述の世界観すべてを含めた世界より大きいのである。また、まれに死んだときにこの世にとどまる存在もおり、それらがロウシ作品における幽霊である(おキツ、ジョン・スミスなど)。『幽霊』はこの世に存在しながらあの世の存在であるため、『キ』を除くこの世のどんなパワーも通用しない。
【起点世界】
明神兄弟の世界がすべての世界の起点となっている。
過去にさかのぼれば、上述する『世界観』そのものが、元々は一つの超巨大な宇宙+次元だった。だが『神と命の戦争』の際に世界そのものが木端微塵になり、そのカケラがそれぞれ単独の宇宙となり再生した。現在は多元宇宙化、三つの軸による複雑化、宇宙の増減により、今あるすべての宇宙を一つにしてもかつての世界と同じ大きさになるわけではない。『黄泉』という組織が観測できる範囲の世界をナンバリングしている。以下その作品世界と番号。
明神兄弟 0-1
デッドマン・フューリーズ PLOTA
クビワツキ 0-01
スーパーソルジャーS QUES07
ウォー・ドッグ Z4
1985 X17
フラッシュオーバー QM13
怪物と呼ばれた男 0-A666Z
響の海 Z7
ヴァース大陸戦記 V-5
愚理夢戦記 1003SDX
異説戦記-ヒノワ伝- C110
亜神戦記 1A666A
斬魔戦記 1A777A
夢幻戦記 G3&アストラル-アースG3
無限回廊 00-1
無限戦線 Z-A
【旧世界/神と命の戦争】
まだ世界が一つの巨大な宇宙と次元だった時、創世の神が世界を滅ぼすために降臨した。当時の命の存在達は『神聖一郎』という『キの使い手』を中心として神の軍勢と戦争を行う。その結果として世界そのものが木端微塵になり、破片がそれぞれ独立した宇宙となり最初の多元宇宙が生まれた。この『旧世界』は各作品にとっては『神話』の立ち位置に存在する。例によって物理法則その他が現在の宇宙とは大きく違う。『旧世界』の破壊跡から再生した世界が『明神兄弟の世界』となっている。
【神聖一郎】
ロウシ作品における、世界最初の『キの使い手』にして史上最強の命の存在。創世神との戦いの際の命の陣営の中心人物であり、神と最後に相打って戦死した。
寿命や一定時期からの老いが存在しない時代の人間であるため、事実上不老半不死であった。明神兄弟における亜神大和は彼の生まれ変わりとされている。
【キ】
創世神が万物に仕込んだ潜在的なエネルギーのこと。
生物がキの使い手となった場合、外に放出されるキは超能力のようなパワーとなる。この世界の生物が本来持ちうる力なので厳密には超能力ではなく生態機能であり、無意識に恒常的に発している力でもある。その正体は『なんらかの特殊能力+相手の能力の無効化+上限のない進化の力』という重複能力で、キの使い手は所謂特殊能力者よりも格が上とされる。一度キの使い手に覚醒すると何もしなくても無尽蔵に強くなり続ける。ただし覚醒するには基本的に厳しい修行を積まねばならず、修行をしたとしても覚醒できるかは才能しだいであり、キの使い手は一つの宇宙に2~3人いるかいないかである。また、覚醒するだけで他の能力者(全能者を含む)より強くなれるパワーではあるが、
この力も相手との基本パワーに差がありすぎると当然通じないし、無効化もされるため本当に万能の力と言うわけではない。
【世界の破壊者】
単一の命の存在でありながら、その世界を破壊するほどのパワーを行使でき、それでいて何の問題もなく世界に存在できる『矛盾した命』に与えられる称号。命名したのは『黄泉』で、ワールドブレイカーも基本的に一つの宇宙が始まって終わるまでに一人いるかいないかである。「ジャガーノート」、「オーバーロード」、「フラッシュオーバー」はこのカテゴリーになる。
【オーバーロード】
「超主人公」と読む。
オーバーロードが存在する世界は、全てがオーバーロードに味方する、オーバーロードのための世界となる。その世界の住人はオーバーロードを愛し、その世界においてオーバーロードは最後に必ず勝利する。主人公補正をその世界に存在するあらゆる要素から受けることができるようになる。オーバーロードが世界から去ると、その世界は主人公を失った世界となり、後に必ず崩壊する。
はっきり言って傍迷惑な存在で黄泉からも公害扱いされている。
【ジャガーノート】
比類なき力の持ち主。単純な腕力、耐久力がもはや能力の領域に至った存在。決して傷つくことのない無敵の肉体を持つとされる。ジャガーノートは基本的に無能力者である場合が多い。
【フラッシュオーバー】
ある技術と訓練によって、生身の肉体のまま超光速で行動、思考できるようになった生物。初代フラッシュオーバーであるヘリオル・アンダーソンによって設立された。その目的は「神を殺す」ことであり、神を殺すためには命の存在でありながら物理法則を越えなければならない。そのためには物質のまま光の速度を超える、という無茶苦茶な理論で組み上げられている。代々5人の弟子をとり、その中で認められたものがフラッシュオーバーとなり、最も才能がないものが次の師範となる。
単に超光速で動けるだけではなく、発生した運動、質量エネルギーを自由自在に操るため宇宙を物理的にほろぼせる無限のパワーを発揮できる。後天的にワールドブレイカーになれる唯一の方法でもある。
【ザ・ワン】
簡単に言うと『ワールドブレイカーにとってのワールドブレイカー』。ここまで来るとほとんど全能者となり、自分で世界を作り出してその箱庭世界で神の真似事をしている場合が多い。
【能力の強弱】
ロウシ作品に置いては、特殊能力そのものより、特殊能力を行使するパワーで強弱が決まる。ゲームで例えるなら、『レベル1の全能者』と『レベル100000の放火能力者』では、後者の方が基本パワー差で勝るのである。これは前述の『キの使い手』もそうである。基本パワーに差がありすぎると相手の存在に能力がそもそも届かず、弱い方は強い方に一方的に干渉されるのである。