そのに 動物系虫系戦士系
O「これはもてないが故の妄想などではない。ビジネスの話をしているのだ」
H「へー。俺今、お前のために泣いてやりたい気持ち」
O「…もういい」
H「いや待って、ちゃんと話聞くよ」
O「バカにしないなら続ける」
H「しないしない。むしろ協力しよう」
O「では。『クエンたん』はこれくらいでいいだろう。次は…」
H「乳酸なんてどうよ。発酵とくれば乳酸じゃね?」
O「ああ、確かにメジャーな存在だ。食品や医薬品でお馴染みだからな。学習漫画にふさわしい酸だ」
H「筋肉疲労の原因物質だという説は誤りらしいしな」
O「というか、乳酸を女子にしたら、色白、巨乳しか思いつかん」
H「さっそく馬脚を現すとは」
O「じゃあ他にアイデアがあるのか」
H「もっと学術的な方向に持っていってみては?」
O「牛の角付けてみるか。ツナギ着せるとか」
H「それのどこに学術があるんだよ。それに、ツナギは酪酸にとっておきたい」
O「酪酸入れんのか」
H「いいじゃん、マニアックで」
O「牧場の香りの酪酸、ってか? 確かにマニアックだが、需要があるかどうか。…ああ、プロピオン酸とセットで売り込むか?」
H「あの、香料といいながら、特殊な匂い過ぎてあまり使われない、プロピオン酸か。いいコンビかもしれん」
O「とっつきにくいが慣れてくれば仲良くできる…かもしれないコンビ。いいじゃないか。ではツナギは酪酸に着せよう。プロピオン酸は体系名をプロパン酸というんだから、こっちはガス屋風のツナギで…プロピオン酸はグレー、酪酸は黄緑色でどうだ」
H「うんうん」
O「乳酸は牛柄でいいんじゃないか?」
H「水玉ワンピースだとカルピ●っぽい」
O「じゃあそれで。あと色白で角付きで巨乳」
H「そこは欠かせないのね」
O「うむ。乳酸は牛型でいいとして、すると蟻酸なんかは蟻コスになるのか」
H「黒いタイトな服に触覚、スレンダーなキャラもいていいんじゃないか。…いや待て。そういうのもいいが、酸としてのメジャーどころも忘れちゃいかん」
O「そうだった。これは学習漫画になるんだからな、テストに出そうなメジャーな酸をいっぱい出さねば」
H「塩酸とか硫酸とか…」
O「酢酸とか硝酸とか…。しかし、どいつもこいつも強烈キャラだな」
H「まあ…酸ですから」
O「塩酸と硝酸を混ぜた王水はまさに最強。しかしキャラとしてどう表現するか」
H「合体なら少女戦隊的な感じでどうよ」
O「少女戦隊か」
H「塩酸や硝酸だけでは倒せない金やプラチナを、王水という合体技で倒す…いや溶かす。気の強い者同士、しかもザコ金属は単独で倒せるから、初めはなかなか協力し合えない二人だが、強大な敵、金&プラチナ姉妹と戦うために力を合わせて最強の酸に変身するのだ…!」
O「乗ってきましたな」
H「ふ…貴様が焚きつけたのであろうが」
O「しかし…ビジュアルをどうしようか」
H「そこはプリキュ●的な感じで」
O「いや、学習漫画を目指すからにはパクリはいかん」
H「そうか? ああいう方が意外と」
O「待て、それ以上は言うな」
つづきます
乗ってきましたので(ふたりとも)まだつづきます




