表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/237

第百六話 暗殺者と忍

「ひょんとひょろろいらよれぇ~」


 アイが干し肉やドライフルーツなどを口いっぱいに頬張りながら言った。

 帝都を出て暫く進み、距離を稼いだところでアイがお腹がすいたと口にしだした為、一行は帝都南の森からナサフェル山脈に入ったところで一旦食事を取ることにしたのだ。


 途中で川があったのもちょうど良かった。それをミキが組んできて、その水を飲水に食事を始めた。

 

 ちなみに干し肉やドライフルーツなどはアサシが帝都の備蓄庫からちょろめかし、もとい、旅立つ際の支度金がわりに拝借した。


「何言ってるかわからないわよ」


 するとミキが眉を顰めてアイに指摘した。リスみたいに食べ物を頬張っていたアイだが、直後ゴクリと飲み込み。


「え~と、本当凄かったね~って言ったの。ほら、山がドーン! って」

「た、確かにあれには僕もびっくりしたよ~」


 デクが同意し、そしてブルブルと肩を震わせた。

 あの光景はアサシの目にもしっかり焼き付いている。なにせ巨大な山が森に落下したのだ。

 

 衝撃も凄まじく、あの辺り一帯にもしいたなら助からなかっただろう。

 幸運だったのは、アサシ達が脱出ルートに選んだのは山が落ちた方とは逆側の南側だったことだ。


 そうでなければただではすまなかった。ただ、更に驚いたのはあれだけのことがありながら、帝都に関しては全くの無傷で済んでいそうだったことだ。

 

 別に長々と見ていたわけではないが、轟音と共に訪れた余波はアサシ達の下まで届いていた。


 だが、その瞬間、帝都の壁に何かが刻まれ、衝撃から都を守っていた。

 あれは間違いなく何かの魔法の力によるものであるのは想像するに容易い。


 障壁というものであろう。どちらにせよそのおかげか被害は帝都周辺の森だけに留まりそうではあった。


「で、でも何があったらあんな山が飛んで来るような事になるんだろね?」

「……知らない、だるい。ちょっと口に食事運んでくれない?」

「そこまでなの!?」


 カバネとデクの会話である。デクの疑問はもっともだが、確かに現状では答えの出ない話である。


 そしてカバネはとにかく面倒くさがりではあるが、食事を食べさせてもらうのがデクでいいのかとは思う。


 尤も、いいことを思いついたと言って、スケルトンを使役し、それに食事を食べさせてもらっていた。それでいいのか、といった目を向けるミカである。


「でもな、帝都を出たはいいが、どっかあてはあんのかよ?」

 

 ドウシンからの質問だ。確かに帝都を出るのに成功したと言って、それで話が終わりというものではない。


 帝都を出たということは、もう帝国の庇護下にも置かれていないという事だ。

 彼らは今後自分の考えで行動する必要があり、そして生活も自分たちの力だけで営む必要がある。


「……とりあえず街を目指す。その後の事は、ある程度考えはあるけど、そう簡単な話でもないだろう」

「わりとふんわりした答えね」


 ミサはわりとはっきりとした物言いである。とは言え、現状のビジョンを確立するためには、まだまだ足りないものも多いと彼は考える。


「ま、ここまで付き合ったんだから、あんたに従うけどな」


 意外だったのはドウシンのこの態度だ。もう少しごねたり、文句の一つも言ってくるかと思ったが、わりと素直なのである。


 ただ、その目は、どこかギラギラしており、素直にアサシと行動を共にする男のものではない。

 

 それが妙に気になるアサシであるが、その時である。


 周囲の木々の影から無数の飛来物。

 投げナイフだ。アサシは咄嗟に自らもナイフを抜き、それらを弾き返していく。


 ひっ! と情けない悲鳴をあげるデクとキャッ、と可愛らしい声を上げるアイ。

 ミサは特に何も発することはなかったが、冷静に、デクの後ろに隠れていた。なかなかしたたかである。


 カバネは食事の手伝いをさせていたスケルトンに身を守るよう指示したようで、スケルトンが彼の正面に立った。

 

 そしてドウシンはミキを庇うような位置に移動し、手にした小剣でナイフを弾き、ミキは直ぐ様スキルで換装し、臨戦態勢に入った。


「チッ、こんな時に一体誰だよ――」

「まずったわね、もう効いてくる頃じゃないの?」


 すると、ふとドウシンとミキからそんな会話がアサシの耳に聞こえてきた。

 一体何の話だ? と怪訝に思うアサシだが、今はそれよりも突然の来訪者の正体が気になるところであり。


「……誰だ――」


 暗殺者特有の殺気を込めて誰何する。これだけで下手な相手は怯むはずだが――刹那、四方八方から鎖が伸びてきて、アサシ以外の全員を縛り上げる。


 鎖の先端には分銅のような重りがついており、くるくると回転し幾重にも仲間たちの体を縛めた。鎖は一人に必ず二本、しかも左右や前後から挟み込むように巻き付く形であり、それが双方から引っ張られることで更にきつく締め上げていく。


「ふぇ、な、なにこれ、苦しいよぉ……」

「わ、わ、な、なんで! お、おかあさーーん!」

「折角換装したのに、全然外れないじゃない!」

「――チッ酒の力があれば」

「……動くの面倒」

「私じゃこれを外すのは無理ね。どうするのよリーダー?」


 それぞれのメンバーが思い思いの言葉を吐露し、ミサも何か手はないかとアサシに目で訴えてきた。


 ドウシンに関しては、何か呟きつつ周囲に目を光らせている様子。


「……大丈夫だ。この程度の鎖、僕が」

「おっとそこまでだ」


 この中で唯一鎖によって捕縛されていないのはアサシだけだ。ならば自分が動いて全員を助ける他ない、そう考えたのであろうが、その瞬間、彼の背中に悪寒が走り、かと思えば首筋には既にナイフの刃が迫っていた。


「……いつの間に」

「ははっ、甘かったな小僧」

「……何者なんだお前らは?」

「この状況で判らないかい? その鎖を操ってるのは帝国の暗部、追跡者だ」

 

 暗部? と眉をひそめる。まさかそんなものが帝国にいたとは。

 追手に関しては、アサシも全く考慮していないわけではなかった。

 

 召喚した生徒から七人も消えれば、遅かれ早かれ帝国が対処に乗り出す事は十分に考えられたからだ。


 しかし、早すぎる。帝都を抜け出してまだそれほど経っていない上、逃亡ルートの痕跡はすべて消してきている筈なのに、この山脈にしても進みやすいルートは敢えて外し、出来るだけ険しい道程を進んできた。


 もちろんその分、アイやミサといった体力面に不安のあるメンバーには負担を強いる事となったが、その分はデクに補助をお願いしたりで乗り切ってきた。


 その上で中腹部に広がる森のなかで休息をとったのである。

 

 にも関わらず、ここまであっさり居場所を発見されてしまうとは――


「考えが甘かったな。騒ぎに便乗すれば楽に逃げ出せるとでも思ったか? 俺たち暗部は常に目を光らせている。それに追跡者のクラス持ちは文字通り追跡のプロだ。どれだけ痕跡を消そうとしたところで、ほんの僅かな跡でも残っていればそこから行き先を突き止める」


 つまりこれは、アサシ達も完璧に痕跡を消し去る事は不可能だったということだ。しかしこれは仕方のないことだろう。

 ほんの些細な痕跡すら残さず行動に移せるものなどそうはいない。

 

 特に追跡者のクラス持ちは、熟練したものであれば小さな虫の死骸一匹からでも相手を突き止めることが出来る上、なんなら一度でも呼吸していればそれを頼りに見つけ出すといった離れ業すらしてみせる者も存在する。


「そして追跡者は捕縛のプロでもある。あの鎖に捕まったらもう逃げられないぜ」

「……なら、どうしてお前は鎖を使わない?」

「俺はこの中で唯一の暗殺者だからさ坊や」

「――ッ!?」

 

 アサシの目が見開かれた。その姿をどこか愉しげに見やる暗殺者であり。


「まさか暗殺者がお前一人しかいないとでも思っていたのか? あめぇ、甘々だよテメェは。確かに暗殺者のクラスはレアな方だが、暗部ともなればそれなりに存在する。そして、俺は当然お前なんかより経験もステータスも上だ」

「……クッ――」


 アサシの顔が歪む。その表情は後悔に満ちていた。何故もっと考えをめぐらせなかったのか、と。自分以外にも暗殺者がいる可能性を何故考えなかったか。


 只でさえ、そうただでさえ一度あんな奴(・・・・)に出くわしているのだからそれぐらい考慮しておくべきだった。


「さて、ここからは俺様のターンだ。とはいってもお前たちに出来ることは限られている。選択肢は二つ、一つは大人しく俺達に捕まり帝国に戻る。尤もこの場合今まで通りの生活はなしだ。お前らにはそのまま暗部に入ってもらう。帝国の汚れ仕事も含めて、これまでとは比べ物にならないほどのきつい仕事をこなしてもらうぜ。使えないならそうだな、奴隷にでも堕ちてもらうか。ククッ、女はそっちのほうがまだ楽かもしれないがな」


 下卑た笑みを浮かべる男を睨めつけるミキ。

 だが、この状況ではとても反撃に出れそうにない。


「……もう一つの選択肢はなんだ?」

「ここで今すぐ殺されるかだ」


 念のためアサシは確認を取るが、予想通りの答えが返ってきた。

 そして、後者の選択肢を口にする暗殺者の声はとても冷淡なものであり。


(こんなことで終わるのか……まだ始まってすらいないのに……)


 歯牙を噛みしめるアサシ。なんとかこの状況をひっくり返す方法はないかと頭をフル回転させるが――あまりに状況が悪すぎた。

 今後ろにいる暗殺者にしても、アサシが何か不自然な動きをわすかでも見せたならすぐに首を刎ねにかかるだろう。

 それほどの差を彼は感じ取っていた。


「――カカカッ、随分と面白そうな事になってるじゃねぇか」


 と、その時である。何者かの声が森のなかに響き渡り。


「な! 誰だ!」

 

 暗殺者の男が声を上げ誰何する。声はすれど姿はなしという状況に若干苛ついている様子の男であったが――その時、地面の一部が爆散し、そこに姿を見せた黒ローブの男。


 暗殺者は、弾かれたように彼を見やり、なんだテメェは! と声を上げるが。


「……お前ら本当に暗部か? 話には聞いちゃいたが、この程度とはな」

「お、お前――」

 

 その人物を目にしたアサシが思わず呟く。そんなアサシと謎の黒ローブを交互に見やり。


「俺達が、この程度だと? それに小僧! お前こいつを知っているのか!」

「……そんなもの、お前たちの方が詳しいんじゃないのかよ」

「何だと?」

「さて餓鬼――」

 

 怪訝そうに顔をしかめる暗殺者であったが、黒ローブはアサシを餓鬼と呼び、そして更に続ける。


「仕方ねぇから、今回だけ助太刀してやるよ、火遁・写燃眼の術――」

「……は?」


 思わず目を丸くさせ、間の抜けた声を発するアサシ。

 その時だった――


『ギャァアアアアアア! 火が、火がぁあああぁあ!』


 そんな声が周囲から発せられ、かと思えば緑の中から真っ赤に染まった連中。

 そう火達磨になった男たちが飛び出してきて、地面を転がり始めた。

 

 一生懸命それで火を消そうとしているらしいが、炎の勢いは収まるどころか更に増し、ついに燃やし尽くし消し炭となった遺骸だけがその場に転がった。


「は? な、なんだこいつら、て――」


 すっかり黒焦げとなったそれらを認めつつ、呟くドウシンであったが、続いて十字型の投擲物が迫り、アサシ以外の全員の鎖を断ち切った。


「な! 馬鹿な! 追跡者が全員、こんなにもあっさりだと!?」


 驚愕と言った表情を見せる暗殺者。それに、ハッ、と黒ローブは鼻で笑い。


「だから言っただろ? お前らはその程度なんだよ」


 そう言ってローブに被せられた顔を上げる。赤い瞳が暗殺者の顔を捉え。


「!? 貴様! その眼、そうか、灼眼のゴースト、紅眼族のゴーストか!」

「――悪いが、本来その呼び名はあまり好かないんだよ俺は」

「クッ、やっぱりそうか! だとして何故だ! 帝国の始末屋として知られるあんたが、なんでこんなこと!」

「まあ、そのへんは話すとそこそこ長いんだが、正直お前に話しても無駄だしな。どうせここで死ぬのだから」

「な! ち、畜生が! ふざけるな! だ、だったらこいつが人質だ!」

「……は?」


 ナイフをアサシに突きつけながら暗殺者が叫ぶ。この状況に、思わず眉をひそめるアサシだが。


「好きにしたらいい。今のお前に殺されるような奴なら所詮その程度だ。なぁ、餓鬼?」


 小馬鹿にするような口調にイラッとくるアサシ。だが、彼にもその真意は十分理解が出来た。


「――全く」

「……は?」


 今度は暗殺者が間の抜けた声を発した番であった。なぜなら、今まで押さえつけていたはずのアサシが、突如腕から顔を引っ込め、拘束から抜け出してしまったからであり。


「……なんでこんなやつに、ビビっていたんだか!」


 かと思えば、懐から隠し持っていたナイフを取り出し、逆に暗殺者を強襲、そう、反撃に出たのである。


 再び驚愕する暗殺者。何故アサシに遅れを取ったのか本人は理解が出来ていない。


 だが、当然だ。何故なら、ゴーストの正体を知った時点でこの暗殺者には明らかな動揺が生まれ、意識もアサシからゴーストに移ってしまっていた。


 故にアサシであっても抜け出すぐらいの芸当は可能であったわけだ。確かに何もない状況では明らかに相手の暗殺者に分があった。

 能力的にも経験的にも、だが、それも一度崩れてしまえば、こんなにも脆い。


「ぐぁ! 腕が、俺の腕がぁあぁああ!」


 アサシの振るった凶刃が、同業の男の片腕を切り飛ばした。

 宙を舞う腕を認めつつ、しかしアサシは不満な表情。


「……腕だけか――」

「上等だ、火遁・焔刀(ほむろがたな)――」


 ゴーストの右腕が紅色の輝きを放つ美しい刀身に変化する。


「ま、待て!」

「待たねぇよ、ハッ!」


 そして、飛び上がり空中から強襲したゴーストは、見事暗殺者の首から上を刎ね飛ばし――かと思えば、頭も、首から下も、瞬時に炎に包まれ燃え尽きた。





「え~と、ありがとうでいいのかしら?」

「ま、改まって礼を言われるほどのことじゃねぇけどな。この程度の連中じゃ歯ごたえがなさすぎる」


 ミサが少々戸惑いの様子を見せながらも、ゴーストに問いかける。

 だが、ゴーストからすれば気にするような事でもない。


 尤も、ドウシンやアサシは複雑そうでもある。あっさり捕縛され、危うく死にかけるような相手だったにも関わらず、このゴーストからすれば話にならないほどの雑魚だったのだから。


「不満そうだな? ま。上には上がいるってことだ」

「……そもそも、貴方の目的は何なんですか? 帝国の人間の筈ですよね? 始末屋ということは、僕達を始末するのが目的ですか?」

「阿呆か、それならわざわざ助けないであの場で始末してる」

「た、確かにそう言われれば」

「……わざわざ助けるなんて二度手間、面倒、眠い」

「いや、寝るなよ……」


 突然眠りだすカバネに呆れ顔のミキであるが、しかし確かに始末する気ならとっくにやっているだろう。


「ま、それでもお前たちが気になったから助けたのは確かだな。丁度俺も、同じ境遇となったこともあったからな」

「同じ境遇?」

  

 ミサが首を傾げて尋ねる。


「あぁ、俺も丁度帝国を抜けてきたばかりだ。だから立場的にはお前らと一緒というわけだ」

「……は? つまり、逃げてきたという事?」

「そんな感じだ。だからこれも何かの縁だ。俺もお前らについていってやるよ」

「――は?」

「あぁ、勿論ただでとは言わん。お前らについていく代わりに俺がお前らをイチから鍛えなおしてやるよ」

『はい?』

 

 先ずアサシが素っ頓狂な声を上げ、そして今度は全員の声が揃った。

 突然の事に思考がおいついてないようであり。


「おいおっさん! 何を勝手に!」

「言っておくが帝国の手はこれからも更に厳しくなると思うぞ。それなのにその程度の実力じゃな、殺してくれと言っているようなもんだ。だが、俺が鍛えればその心配はないだろう。なにせ俺は元忍者だからな」

「おい! だから勝手に話を進めるな、て! は? 忍者!?」

「さらっと、とんでもないこと言ったわね」

「に、忍者がそんなあっさり正体ばらしていいのかな?」

「ああ、それなら問題ないぞ。断ったらお前ら殺すから」

『はい?』

「何だその顔は? 当たり前だろお前ら俺の秘密知っちゃったわけだし。そりゃその状況で断るなら殺すさ」

「……勝手にバラしたんだろ?」

「細かいことは気にするな。それに、そこの黒いのと、雌狐」

「誰が黒いのだ! これは褐色と言うんだよ! あとドウシンだドウシン!」

「誰が雌狐よ! ミキよミキ!」

「そんなことはどうでもいい。そのふたりさっき汲んできた水に睡眠薬混ぜてたぞ」

「……は? す、睡眠薬?」

「――どおりで、何か態度がぎこちないと思ったわ」


 ミサがジト目を向けた。指摘された二人は目が点になるが。


「ちょ、ちょっと待て! だったらおかしいだろ! 俺達だって同じ川の水を飲んでるし、そもそも全員眠ってないだろ!」

「だから、お前らのやった対処法を俺もやっておいてやったんだよ。予め睡眠薬の効果を無くす薬を飲んでただろお前ら? 俺はそれと同じ薬を予め川にばら撒いておいたからな」


 そういって懐から空になった小さな瓶を取りだすゴーストである。

 

「ま、大方寝ている間に逃げ出そうとしていたってところだろう。どんな経緯で一緒に行動しているか知らないが、そいつらはあまり納得してないようだ。尤も、俺が一緒についていくと決めた以上そんな真似させないけどな。今度同じ真似したら消し炭にするぞ」


 その瞬間瓶が炎に包まれ燃え尽きた。完璧な脅しである。


「ま、そんなわけであの連中の場合と違い、お前らに選択肢はない。それじゃあよろしくな」


 こうして半ば強引にゴーストが旅に同行することとなったのであった――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ