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ドタキャンとかマジないわwwとか思ってた矢先マジで友人にドタキャンされてラインに既読さえつかないんだけどどうすればいい?

それはそれはある日のことでした。

中学生の少女は学校でもハブられ家では兄を使ってストレス解消している優しい女の子が居ました。

個性溢れる容姿はとてもとても………。

とりあえずその女の子には友人がいました。

小学生の頃からの親友です。

学校ではさっぱり話しかけない友人ですが、ある日友人から「最近話題になってる映画見に行かね?」と誘われもちろん少女は家にいるくらいのようしかなかったため行きたいと即答しました。

時間と日にちまでも友人が決めてくれ楽だななんて思っていた少女。

しかし、問題は当日に起こりました。



友人が来ません。

昨日ラインで楽しみだねと語っていた友人が来ません。

器が大きい私は待ちますけどね。

しかし、日差しがきついですね。影にでも入っていればいいでしょうか?

日陰に入った途端聞き覚えのある音がしました。

どうやら友人がラインをしたようです。

まさか………なんて嫌な予想が頭をよぎるのだがそれを打ち消し携帯を見てます。

「テヘペロ☆彼氏がデートしたいっていうからごめんね☆」

私はなんて友人だと思い唇を噛みました。

心の中ではミニマム玲ちゃんが友人の胸ぐらを掴んでひどい言葉を吐いています。

実際、こんなことできないので脳内だけでこうやってイライラをぶつけるんですけどね……。

とりあえず友人にゴキブリが家に永久的に住み着き死ぬまでゴキブリに追いかけられる呪いをかけます。

ラインに「私も家だったから大丈夫」なんて嘘を書いてみる。

本心は友人に往復ビンタを食らわしたいです。許せません。

仕方ないので1人で映画を見に行きますか。

集合場所から少し離れた映画館。

最近出来たので私も行ってみたいななんて思ってましたけど行く相手がいませんからね…。

今日、友人と見るはずだった映画は音楽がすごくいいそうだと聞きますしストーリーもとてもとてもいいらしいです。

とにかく面白そうなのでも見てみましょうか。

久しぶりすぎて映画館とか覚えてませんね。

兄が小学生の頃はポケ○ンとか見てたんですけど中学にあがる頃になると忙しくなって行けてませんからね…

行ける時間があったとしても行ける人がいないから元も子もないんですけどね。

適当にポップコーンやジュースを買いいざ劇場へ‼︎と思った途端凄いものを見てしまいました。

なんで佐倉氏がいるのだろうか…?

そういえば私は佐倉氏の休日とか知らなかった気がする。

どうやら佐倉氏の隣の美人でダイナマイトボディの麗しきお姉さんはどうやら彼女のようですね。

こんなに息子が大きくなって…なんて母親みたいなことが頭に浮かび少し笑ってしまいました。

多分この胸のモヤモヤも母親が息子に旅立たれるような感じなのでしょうか。

うん。そうですね。

「もぅリンちゃんったら♡」

きゃははうふふの声がしますね。

リア充め滅びろ!!!!!!!

といつもなら思いますが今回は違います。

この特徴的な甘ったるい声はどう考えても…隣のクラスの問題児です。

今日はラッキーなことに特徴である三つ編みと眼鏡をしていません。

絶対バレないですね。

多分家族にでもばれない気がします。

家でも三つ編みしてますから解くときとかお風呂のときとかドライヤーかける時くらいなので絶対わからないと思います。

眼鏡も家でも全然外さないですからここに兄がいてもばれません!

椅子に座りまずはジュースを一口。

落ち着け落ち着くんだ玲‼︎ということを心の中で呟きます。

あの二組が目に入らないように画面に集中します。

お決まりである変なカメラたちが出ているのを見ながら落ち着け!と自分に言い聞かせています。

動揺しすぎてジュースをこぼしそうになったのは大変でした。



映画が終わるとすぐに立ちまるでストーカーから逃げるように走り去っていく。

怪しすぎてバレるかもなんてことさっぱり頭に入っておらずただ走って行きました。

映画は素晴らしかったです。

隣の人はポップコーンを貪りながら号泣してるほどでしたから。

急いで映画館から出て行くと「ちょっと待ってください」と呼び止められた。

振り向くとそこには佐倉氏がいて半端なく驚いた。

冷静なふりをしながら「なんですか?」と言う。言葉が震えていたのは仕方ない。

佐倉氏は私の持っていたハンカチを差し出し落としてましたと言う。

多分相手が佐倉氏でなければ私は「こ、これは運命の出会い⁉︎」なんて少女漫画みたいに言っていました。

ハンカチを受け取りありがとうございますと言いながら走り去るのはしょうがないんです。

佐倉氏の恋人である女性が佐倉氏の腕に手を組むのが自然すぎてなんだかモヤッとした。

お似合いだななんてつぶやき走っていく。

少女漫画的展開であればヒーローが妹とか友人とかと遊びに行ってるのを主人公が見てモヤモヤして恋だと自覚するパターンだけど私のこのモヤモヤは多分お母さんとしてって感じですから。

恋なんてありえませんよ。

そんな色気だったものなんて…

私には絶対ありえませんから。

そう思いながら急いで家に帰る。

見たくないものを見ないために。

マジでドタキャンされました。

日にちも時間も相手側が決めたくせに!!!!!!!

許せん!!

いつまでもお前を待つなんてやってられんのだ!!!!!!!

なんて憤怒しながら書きました。

何故か玲ちゃんシリアスモード?

恋愛ぽくなってきた気がします。

気がするだけです。

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