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サブタイトルか今回はいい感じの長さにしようと思いながら何もサブタイトルのネタが思いつか無いので寝よう

「おまっ……何やってんの…」

「あ…佐倉氏……見たらわかるでしょう?」

佐倉氏が晩御飯が出来たから呼びに来たのでしょうか?

残念だが今、私はお取込み中です。

「また燈を虐める計画でも立ててんのか?」

「虐めなんかじゃないですよ?愛です愛。可愛らしい妹と姉が兄を構いたくなるって感じの愛です」

「あんまりいじめんなよ?」

虐めなんかじゃないですよ‼︎

こんな可愛らしい妹が兄をかまってあげようと計画を立ててるんですよ?胸が温まる家族愛だと思いません⁉︎

「というか、佐倉氏は何か用でもあるから来たんですよね?」

「あー…いや……なんというか…」

「何ですか?用が無いなら帰ってください」

「えー…うん…」

どうやら佐倉氏は用も無いのに来たらしいです。

全く…せっかくテンションが上がっていたのにダダ下がりになるじゃないですか…

佐倉氏がドアの前でうろうろしながらぶつぶつと何かをつぶやいている。

今の佐倉氏は純情な乙女の部屋にやってきた変態みたいですね。

「あっ…そういえば玲って好きな人いるか?」

なんで急にそんなことを聞くのでしょうか?やっぱり変な人ですね。

私の恋人はスマホですよ?愛人はオーブンレンジちゃんです。

恋人枠も愛人枠も埋まってますよ〜。そう言いたいがこのコミュ症は人と話すのが苦手ですのでコミュ症奥義のはぐらかしながら愛想笑いでもしていればいいでしょう、

「え……まぁ…ははっ(棒)」

どうでしょうか?

「え……それって年上とかなのか?」

うーん……スマホは1年前のだしオーブンレンジは新しい奴だしなぁ……

「年下……ですかね」

「え……あ、ふぅーん」

何かを考えてる様子。

口の前に手を構えながら考える悩み方は昔と変わら無いようです。

佐倉氏と出会ったのは三年前の冬だったようなそうでなかったような…

多分冬頃でしょう。

父に連れられやってきた佐倉氏。

今よりもほんの少し若かった佐倉氏は今と違い無口なクールキャラでした。

口を開けばキツイ言葉しか吐か無いようなどこの二次キャラだよと思うよう人間でした。

高校生だった姉もなんだこいつ家に来てなんでこんなに暴言吐いてんだろう…うわぁ…お父さーん…と言うような目で佐倉氏を見ていました。

辛辣な言葉ばかり吐く佐倉氏は父にだけは態度が軟化し、犬のように尽くしてました。

小学生だった私は佐倉氏がどうしても同級生にいるツンデレキャラのように見えいつも影で笑っていました。

どこの思春期の小学生だよと笑い転げそうになっていました。

そんなある日、姉が佐倉氏に何かを言って口論になっていました。

最後には姉が泣き出して閉じこもりました。

この時ほど私がおこったときはないでしょう。

頭に血が上り佐倉氏の部屋に突撃しました。

しかし、扉には鍵がかかっており開きませんので思いっきり蹴り飛ばしました。

もちろん扉は壊れました。

ああ、父と母にお説教されるな…と考えながら佐倉氏の部屋に入って行きました。

佐倉氏は驚いた顔で私と扉を見ながら何やらツンツンな言葉を発していました。

そのあと勢い任せで佐倉氏の頬を殴り、鼻で笑いながら思春期の小学生かよと言ってしまいました。

綺麗な目をパチパチさせながら困惑していた佐倉氏に背を向け佐倉氏の部屋から出て行くとものすごく後悔しました。

すみませんでしたと言い走りながら部屋に入り閉じこもりました。

そのときの私の心情はというと父と母に怒られるという恐怖に苛まれていました。

それと同時に自分が何をしたのかを思い出しとても恥ずかしくなり枕を蹴り飛ばすと言う変なことをしながら恥ずかしがっていました。

興奮が冷めきる頃には私はベットの上で寝てました。

深夜にふと目を覚まし、お腹が空いたのでキッチンに行きました。

静かな廊下を音を立てずに歩きキッチンに行くと誰かに呼び止められました。

電気をつけてい無い部屋で呼び止められるとホラー映画を思い出し、ゆっくりと振り向きました。

そこには顔を合わせたくない人間ナンバーワンの佐倉氏が立っていました。

幽霊ではなくてよかったと思いながらほっと息を吐く。

すると、佐倉氏はごめんと頬を少し赤らませながら言いました。

その時、私はツンデレのデレが出たと驚きました。

佐倉氏は少し俯きながら反省の言葉を話しますが私は何この人可愛くねと思い全然話を聞いていませんでした。

その日から佐倉氏は今のような明るい性格になったのでした。

その日から私の推しキャラはツンデレが多くなりました。

「あのさ……俺のことどう思う?」

少し照れながら言う佐倉氏。

「もちろんツンd……保護者と思ってます」

危ない危ないもう少しでツンデレというところでした。

ツンデレってばれてないよねと思いながら佐倉氏を見ると見るからにがっかりしている。

もしかしてばれたのだろうか。

がっかりしながら出て行こうとするので私は佐倉氏を呼び止めて満面の笑みで

「部屋入る時はノックしてくださいね‼︎鍵かかってても」

と言ってやりました。兄と佐倉氏の部屋を入る時はノックほとんどしてい無い私が言っても意味がない気がしますが。

多分恋愛になってるんじゃないですか⁉︎

一番初めからふむふむこれは鈍感主人公だな…と決めていた作者。

一応主人公は自分のこと以外は勘がいいと言うあるあるのキャラです。


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