さむいね
「ゴメンね。涼」
「何が?」
「だって、あたしのせいで...」
「仕方ないって。オレ、明希の両親に良く思われてないかんなー」
「涼、イイ人なのに...」
「そんなこと言ってねぇで、今の時間を楽しめよ!」
涼はそう言い、明希の頭をぐしゃぐしゃと荒い撫でをする。
明希は撫でられてシュンとした顔から明るい変わり、涼は、よしよしといい、2人は見合いながら笑い合う。
「でも、外でしか会えないのはちょっと悲しいね」
「まぁ、真冬だしなぁ。仕方ねぇよ」
「いつか、お互いの家が行き来できるようになりたいね」
ははは...って明希は、涼に笑いかけた。
すると、涼は急に考え出して、少したったら何か閃いたように話出す。
「オレ、明日明希の親と話す!!」
「えっ!?」
「はーなーすーのー!!」
「えぇっ!!?その髪はどーするの!?」
明希
は、涼の、金髪に黒と青メッシュのある髪をサラサラととく。
「黒くするに決まってる!」
「...ヤだ。」
明希は小さな声で呟く。涼は聞き取れなかったので聞き直す。
「え?もっかい言って」
「涼の髪、黒くするのヤだ。」
「分かった。じゃあそのままで話す。」
「何、話すの?」
明希は涼の事を上目遣いをして、お願いをする。
「これからの事とか今までの事を全部話す」
「怒んないかなぁ?」
「大丈夫っしょ!」
「どこから出てくんの?その自信」
笑いながら答える明希に、どや顔で答える涼。
「オレと明希の間から」
「どや顔って...はははっ」
少しお腹を押さえながら笑う。
「そんなに可笑しいかよー!」
「可笑しいよ!くふふっ!ヤバい止まんないっ」
涼は、悔し気な顔をして明希を、じっと見つめる。
「ふふふっ。...くしゅ」
明希が笑っ
てるところで突然、くしゃみをして、涼は目を丸くする。
「寒い?」
「ちょっとね」
ニッと微笑みながら答える。
すると、涼が、傍によって来て、明希の肩に手を置く。
「...涼」
「少しはあったけーだろ?」
「うん。ありがと♪」
すると、涼は明希の首筋に顔を埋める。
「んっ。」
明希の首筋に涼は、キスマークをつける。
すると、涼は、明希の首筋から顔を出して意地の悪い笑顔をして言う。
「もっと温かくなったろ?」
「うん///」
明希は、涼の胸に顔を隠しながら、答える。
すると、涼は、また突拍子のなく明希の耳元で甘く囁く。
「愛してる」