少女漫画じゃあるまいし
明らかに学校一モテて学校一人気者の男子なんて、普通どこの学校にもいるわけがない。いつからそんな設定があるのかは知らないが、それは少女漫画の読みすぎだ。
ただ、どの学校にもそこそこモテる男子というのはいる。仮に高校生活のうちに何回告白されたかという統計を取るなら、おそらく彼はその中でも上位……あるいは、それこそ学校一モテるという結果になるのかもしれない。
その彼は私と同じクラスにいる。名前は日色。日色拓真だ。いつもワックスをつけた髪を外ハネさせていて、目が大きく背が高い男子だった。勉強もそこそこできて、バスケットボール部のキャプテンも務めていた。
別に、私は彼が好きなわけじゃない。ただのクラスメイトだ。もちろん、私以外にも彼のことをなんとも思ってない子もいるだろう。でも一番多いのは、彼と仲良くするのはまんざらでもないと思っている女子だ。まあ格好いい男子と仲が良いのは、ちょっとした自慢になるだろうから。それからあわよくば、と虎視眈々狙っている子もいるだろう。見ていればわかるものだ。
そんな私とはあまり縁のない彼だけれど、私と彼の唯一の接点は同じ図書委員ということだ。
別に私も彼も本が好きだから図書委員に是非なりたいと思ったわけじゃない(と思う)。ただ、他の委員会になるよりはまだ楽そうだと思っただけだ。だから図書委員は割と競争率の高い委員会だったんだけど、彼が立候補したものだから、ただでさえ多い志願者が一年生のときよりもさらに多かった。
だから私は、ああ、どうせ去年と同じく体育委員とか面倒なものが回ってくるんだろうな、と半分諦めかけていた。しかしどういう偶然か私と彼はじゃんけんに勝ち残ったのだ。そのときの女子の羨望の眼差しといったら。
私(と彼)の目論見は外れた。図書委員の仕事は意外と面倒だったのだ。残念なことに、私の学校は結構図書館を利用する生徒が多かった。だから仕事のある日の昼休みなんて無いようなものだった。もっとも当番が回ってくるのは三ヶ月のうちの一週間だけなのだけれど。
「大久保さん。これどこに置けばいいの?」
「ああ、そこの机の上に積んでおけ、って。」
日色は私に、返却された本の置き場所を尋ねてきた。彼はあまりカウンターで貸し出しの仕事をすることはなく、もっぱら本の整理をしていたりする。彼がカウンターにいると、彼目当ての女子生徒が話しかけてきて迷惑になるだろうからと以前言っていたような気がする。彼がサボりたいだけなのか、それとも本当に気にかけてのことなのかはわからないけれど、私一人で貸し出しの受付をするのは面倒だった。
「いいよねー、ちづは。日色クンと今週はお昼休み一緒にいられるんでしょ?」
私の隣席の友達が、朝話しかけてきた。いいことなんてあるものか。図書館で日色目当てにやってきた他のクラスの女子たちが私を恨めしげに睨んで、「絶対アイツ拓真のこと好きで一緒の委員狙ってたんだよ」なんてひそひそ話しているのが聞こえるから。別に嫌がらせされてるわけじゃないし、勝手に言っとけと思うけど、気分がいいものじゃなかった。
「別によくないよ。結構面倒くさいし。できるもんなら交代してほしいよ。」
「……あんたそんなこと言ってると、後ろから刺されるよ?」
もったいないな、と言って彼女は肩をすくめた。
――カウンター手伝わないし、あの人のどこがいいんだか。
今日も昼休みは当番だった。ただ今日はいつもより人が少なかった。来週始まる球技大会の練習に、常連たちも汗を流しているのかもしれない。私のクラスの男子たちもはりきっていたのを思い出した。
「大久保さん、今日はカウンター手伝うよ。」
珍しく、日色が私の隣に座った。あまりにもびっくりしたから、私はつい彼をじっと見てしまった。
「……俺、なんか変?」
こういうときは「何か顔についてるか」ってセリフが来るのが普通だろう。まあ、私が勝手に思ってることだけど。
「……いや、どーゆー風の吹き回しかなと思って。……あ、ごめん。」
自分が若干失礼なことを言っているのに気付いて、私は謝った。日色は可笑しそうに笑っていた。そういえば一緒に仕事しててなんだけど、彼をちゃんと見るのは初めてかもしれない。
「大久保さんっておもしろいよね。」
男子にそんなことを言われたのは初めてだった。
「あんたそれ、脈あるんじゃないの。」
ずずい、と顔を近づけ、隣席の彼女は迫力ある声で言った。……ははは、お戯れを。いやいや、ないでしょ。
「ま、そりゃそうか。アイツ今彼女いるんでしょ? 誰にでも馴れ馴れしいしね。」
彼女は一人で納得していた。
そうそう、そんなことありえないっての。
今日は水曜日。今週の図書委員の仕事は三日目だった。今日と明日とあさってで、しばらくは王子様にお熱の女子生徒の嫉妬に触れることもなくなる。あまり誤解されるのも困るので、私は極力日色に話しかけないように避けた。
「ねえ、ウチの彼氏どこにいるか知らない?」
どういうわけか得意気な顔で私に話しかけてきたのは知ってる顔の女子だった。名前は知らないが、派手な感じの子なので、廊下ですれ違えば嫌でも目につく子だ。
「彼氏――ああ、日色君ですか? たぶんそっちの棚で整理してると思いますよ。」
と私は奥の方の棚を指差した。彼女はありがとと言ってそちらに向かった。へえ、ああいうのが好みなのか。趣味悪ー。まあ私には関係ないか。
「大久保さん。俺、彼女いないんだけど。」
三分くらいしてさっきの女子が帰った後、日色はカウンターから身を乗り出して私に話しかけてきた。
「あれ、そうだったの? 友達が彼女いるって言ってたからてっきり。」
「あの子が勝手に彼女宣言して牽制してるんだよ。」
「ふーん。」
私が目もくれないで貸し出した本の数をカウントをしていると、彼は不満そうに言った。
「……ていうか、大久保さん、今日俺のこと避けてるでしょ。」
あれ、バレた?
「そうでもないよ。ただ日色君目当ての子に多少配慮してるだけ。」
それが避けてるってことじゃん、と日色はぶつぶつ呟いた。
「大久保さんは俺といて嬉しくねーの?」
はあ? 何言ってんのこの人。呆れてつい彼を見上げた私の顔を見て、日色は苦笑いした。
「……いや、深い意味じゃなくてさ。そんな嫌そうにするなよー。ただ、俺といるとやたらボディタッチしてくる女子とかいるし。」
「私そんなにミーハーじゃないから。」
「へえ、一途な感じ?」
「……さあ、どうかな。」
その時予鈴が鳴って、会話はそれきりだった。
日色ってこんなヤツだっけ。なんだかわからなくなってきた。確かに馴れ馴れしい人なんだけど、ここまでではなかったはずだ。なんだろう、私が彼を気にしないことがそんなに興味深いのかな。ま、私と彼が関わるのもあと少しの間だけだ。
木曜日。日色になぜか電話番号とメールアドレスを訊かれた。理由を尋ねると、つんけんしないで仲良くしようよと返された。そんな無愛想じゃモテないよとも言われた。余計なお世話だ。
その後はいつも通りで、特に変わったことはなかった。
金曜日。
「はあ、マジで!?」
教室中に隣席の彼女の叫びが響き渡った。クラスメイト全員がこちらを見る。ったくもう、恥ずかしいなあ。幸いにもまだ朝早く、生徒は半数もいなかったけれど。いつも遅刻ぎりぎりの日色ももちろんいない。
「あんた、日色クンにアド訊かれるとか相当だって。それ、誰にも言わない方がいいよ。」
彼女は興奮しているようだった。まあ、それはそうだけどさ。
「わかってるって。」
「全然わかってないわよ。あんた、日色クンって滅多に自分からアドなんて訊きにいかないんだよ!?」
そうなの? へえ、意外。
「あんためっちゃ気に入られてるってことじゃん。自信持ちな。応援するよ、私は!」
何を応援する気だ。私そんなミーハーじゃないってば。ああもう、困ったものだ。
「大久保さん、行こう。」
どういうわけか、お昼ご飯の後に日色自ら私のところにやってきた。今までこんなことはなかったのに。おかげでクラス中の注目を再び浴びることになってしまった。しかも今回は全員揃ってる中で。恨むぞ。
私は少し迷った。ここで断っても女子から生意気だと思われるだろうし、うなずいても嫉妬されるだろう。私にどうしろってのよ。
「……先、行ってて。」
迷った末に出した答えは、微妙に煮え切らないものだった。私は逃げたのだ。だけど、彼の次の言葉に驚いた。
「……待ってるから。」
「……どうして急にあんなことしたの。」
四階にある図書館へ向かう階段を少し離れて歩く。私が怒っているというのに、日色は楽しそうに笑っていた。
「んー。俺もあの子と一緒だよ。牽制。」
「あの子」が誰なのか一瞬わからなかったが、すぐに水曜日に来た彼女のことだと納得した。その後、言葉の意味を考えて少し頬が熱くなった。
「……私が反感買うんだけど。とんだとばっちりだよ、まったく。」
「怒っても可愛いねー。」
日色が私を振り返って笑う。からかわれてるみたいで、ぞっとしない。なんだか彼のペースに乗せられて踊らされてるみたいだ。慣れてるんだろうな。……これだから王子様は。
「あんまりからかわないでよね。」
私は早足で彼を抜き去った。待ってよー、と彼が追いかけてくる。もう、本当に……。
仕事が終わったときまで彼は一緒に戻ろうと言ってきた。だから言ってやった。どうして私にそんなつきまとうのかって。そしたらヤツは
「だって全然靡いてくれないし。」
などとのたまう。なんだか彼と私の勝負みたいになっている。差し詰め、私が惚れたら負けってところ?
「靡くって……冗談やめてよ。」
「冗談じゃないって。本気本気!」
相手にするだけ無駄だ。私は彼を置いて先に帰ることにした。どうせ今日で当番も終わり。あと三ヶ月は一緒にいることもなくなる。
「大久保さん、拓真と付き合ってるの?」
帰り際に、ちょっと話があるんだけど、と隣のクラスの女子三人に捕まった。一週間の終わりにこんなことになるなんて最悪だ。彼女たちも彼女たちだ。呼び出しとか、少女漫画の読みすぎだよ。
「――別に違うけど。」
私はあくまで強気でいようと思った。こういうときに弱々しくしてたらつけこまれるだけだ。
生徒は部活に行ったか帰ったかで、たとえ階段下でも人気はない。本当に面倒だな。
「じゃあさ、拓真にあんまり近づかないでよ。別に好きとかじゃないんでしょ。」
私だって好きで日色と喋ってるわけじゃないっての。
「……なんでそんなこと言われないといけないわけ。関係ないでしょ。」
色々な鬱憤が溜まってて、つい啖呵を切ってしまった。あーあ、言っちゃったよ……。
「……な、何よ、偉そうに!」
少女漫画じゃあるまいし、こういうときに都合よく助けに来てくれる王子様もいない。自分でなんとかするしかないか。
「別にそんなつもりないよ。本当のこと言って何か問題ある?」
……スカッとはするけど、問題はあるよね。多分。
「はあ? ふざけてんじゃねーよ!」
「うざ!」
めちゃめちゃに罵られた。あー、わかったわかった。わかったからどいてくれ。
私は彼女らにわざとぶつかって押しのけて帰ることにした。待てよとか聞こえるけど無視。時間の無駄。ま、彼女たちもわかってるのか暴力とかはナシだったし、若気の至りということで許してやろう。寛大な私万歳。
下駄箱についたときだ。ばったり日色に出くわした。
「……どしたの、こんな時間に。」
「そっちこそ。」
西日が眩しくて、日色の顔がよく見えない。そう思っていたら、彼の手が伸びてきた。思わず目を閉じる。彼の右手が、優しく頬を包んだ。
「泣いてる。」
「……え?」
私は恐る恐る片目を開けた。ほんとだ、視界がぼやける。彼の顔が見えなかったのは西日のせいだけじゃなかったらしい。
「なんかあった?」
「……なんでも。たいしたことじゃないし。」
そんなわけないだろ、と日色は言う。でも本当に私はあれしきのことで普通泣かない。そこまでメンタル脆弱じゃない。……じゃあなんでだ。
――まさか、コイツに会ったから? ……嘘だあ。
私はどうすればいいかわからなくなって、とりあえず帰ることにした。
「……ごめん、大丈夫。じゃあね。」
私は彼の手をどかしてから、靴を取った。なんか気まずくて、これ以上ここにいたくなかった。
「え? ちょ……っ。」
彼にぶつからないように私は逃げ出した。色々な感情が渦巻いていた。
家に帰って自分の部屋で寝転がっていると、携帯が鳴った。メールが一通。差出人は案の定日色だった。
『何があった?』
返信するべきか小一時間悩んだ末、一応本当のことを書いて送った。
『ちょっと女子に絡まれてただけだよ。平気だから気にしないで。』
そうしたら一分もしないうちに返信が来て、驚いて携帯を落としそうになった。何だよ、何だよー!
『ねえ、今から会いに行ってもいい?』
「はあっ!?」
今度こそ私は携帯を取り落とした。いやいや、そもそも私の家知らないでしょ――って、それ以前の問題だ。
『バカなこと言わないでよ。』
そう送ったら、今度は電話が来た。どぎまぎしながら通話ボタンを押す。変だな、なんだかドキドキする。
「……もし、もし?」
恐る恐る電話口に出ると、彼の声が聞こえてきた。
「ねえ、大久保さんの家って学校の近くなんでしょ?」
なんで知ってるんだ……。
「だって自転車通学じゃん。俺も。だからチャリで行ける距離かなーって思って。」
「……私に会ってどうするの。」
なるべく私の気持ちを気取られないように平静を装って話す。声が震えていないと信じたい。
「うーん。会ってから考える。とりあえず慰めるかな。……ねえ、青梅公園知ってる? 今から来れないかな。待ってるから。」
自転車で五分のところにある公園だった。場所を指定するってことはもう着いてるのかもしれない。ていうか私の返事聞いてないのに場所指定するってどうなのよ。
でも無視するわけにもいかず、私は自転車の鍵を手に取った。やっぱりアイツのペースにはめられてる。ああもう!
「あ、大久保さーん!」
着いた途端、早くも日色は私を見つけたようだ。こちらに大きく手を振ってくる。彼はベンチに座るように促した。
「――日色君……。」
「俺ね、あの時びっくりしたんだよ。めっちゃくちゃ。」
唐突に彼は語りだした。え、展開早いって!
「……。」
無言の私を見てから彼は続ける。
「職員室に用事あってさ。そしたら大久保さんの靴あるし、会えるかもーって。」
彼はにこっと笑った。私の出席番号を知ってることに若干引っかかるものを感じたが、気にしないことにする。
「んでさ、上履き履いたら丁度大久保さんが来て。もう運命かよって。」
彼がはは、と笑うから、つい私も笑ってしまった。彼は安心したように私の頭を撫でる。
「でもよく見たら泣いてるし。なんか拒絶されてるみたいに感じたし。すぐ帰っちゃったし。」
「ん、ごめん。」
「……大久保さんさ、俺がどうしてここまでするのかわかってるよね?」
私はうなずいた。あんまり認めたくないけど、一応彼は本気らしい。
「……そっか。」
その後しばらく、お互い無言のままだった。
先に口を開いたのは彼だった。
「俺ってモテるじゃん?」
……いきなり何だ?
「いや、だから客観的に見て!」
「まあ、そうみたいだね。」
私が呆れてるように感じたのか、彼は慌てた様子だった。
「ちょ、真面目に話してるんだって。――だからさ、俺と同じ委員になったのにあんまり俺に興味ないのかなって、実は四月の時から思ってた。」
へー。さすがは王子様、考えることが違う。
「今まであんまりそういう子いなかったし。なんていうか、カッコよければいいみたいな。」
カッコいいって、自分で言うか?
「ごめんって! だから俺今週ずっと話してみて、なんか俺にマジで興味ゼロって感じだったから、悔しいし絶対オトしてやろうって。」
「随分な言い草じゃん。」
それが本性か。
「……あ。」
来るんじゃなかったかな。やっぱりこういうヤツか。絶対負けないぞ。
「――でもさ、からかうと結構ムキになって可愛いし。今日も、大久保さんでも泣くんだなって思った。」
そりゃどうも。
「……私だってわかんないよ。なんで泣いたのか。」
日色は目を丸くして私を見つめる。
「……私、なんか変?」
にっと笑ってやった。いつか彼が言ったことだ。まあ憶えてないだろうけど。
「何か顔についてる? じゃないんだ。」
私と同じことを思った彼に、思わず噴き出した。彼はえ? え? と言っている。それがまたおかしい。
「ちぇー。」
彼は少しうつむいてから、それから――私を抱きしめた。
「むっ……!? ちょっと、日色。」
「“君”つけないの?」
「……ずっと心の中でそう呼んでたから。」
「じゃあ俺も。千鶴。」
心臓が爆発するかと思ったけど、気付かれたら私の負けだ。
「勝手に名前で呼び捨てにしてたの?」
「まーね。」
彼の顔は見えない。どんな顔してこんなことしてるんだろう。でもよかった。私のきっと赤い顔も見えないだろうから。
「ねえ、俺のことどう思ってる?」
……いきなりそんなこと訊かれても。またえらく難しいこと言うなあ、この人。
「……クラスメイト。」
そう答えたら、彼は照れんなよーと笑った。そんなこと言われても、ずっとそう思ってきた。それ以外に考えたこともなかった。今、私は彼のことをどう思ってるんだろう?
「少女漫画の読みすぎ……か。」
「え?」
やたら「少女漫画の読みすぎか」ってツッコんできたのは――少女漫画を読んでいたのは、私の方だったのかもしれない。なんだか現実のことだって信じられなかった。ずっと、こんなことに憧れていたのかもしれない。
「あのさ、日色。」
「ん、何。」
私が心の中で挑んでいた勝負だ。
「私と勝負しよ。」
「なんだよ、急に。」
日色は私の身体を放した。私は彼の目をまっすぐ見る。
「私が――」
私が日色を好きになるかならないか、勝負しよう。
……まだ負けてないんだからね。ここから逆転してやる。
日色はにやっと笑って、俺は百戦錬磨だぜって笑った。それ、自慢じゃなくて遊びまくってましたって言ってるようなもんだよって言うと、彼はしまったというように顔を引きつらせた。それから――
「本気出すのは千鶴が初めてだから。負けねーからな!」
と宣戦布告された。
王子様と私、とてもくだらない勝負だけれど、お互い本気だから。負けたら悔しいし、絶対勝ちたい。
あんたもそうでしょ、王子様。
千鶴は拓真に負けてしまうのか? みなさんのご想像にお任せします。(でもきっと少女漫画だったら負けるんだろうなあ……)
ちなみに作者は図書委員になったこともないし、なりたいとも思ったことはありません。…だってめんどくさそうじゃん。